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三協 VS LIXIL・ウッドデッキ比較|外構工事ならノエル

ウッドデッキを設置したいけれど、どのメーカーを選べばいいか分からず、困っていませんか?

ウッドデッキは、日々の暮らしに安らぎと開放感をもたらし、住まいの価値を高めてくれる素敵なアイテムです。しかし、いざ選ぼうとすると、三協アルミやLIXILといった大手メーカーだけでも、多くの製品があり、価格やデザイン、機能性の違いが分からず迷ってしまう方も少なくありません。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決すべく、国内エクステリアメーカーの二大巨頭である三協アルミとLIXILのウッドデッキを徹底的に比較します。価格帯の異なる主要モデルを具体的に掘り下げ、それぞれの特徴やメリットを分かりやすく解説。さらに、ウッドデッキ選びで絶対に失敗しないための5つのポイントもお伝えします。

この記事を最後まで読めば、あなたにぴったりのウッドデッキがきっと見つかるはずです。ぜひ、理想の庭を実現するための参考にしてください。

三協アルミとは

日本のエクステリア業界を牽引する大手メーカーの一つ、「三協アルミ」。窓や玄関、カーポート、そしてもちろんウッドデッキなど、住まいの外まわりを彩る様々な製品を幅広く手掛けています。特に、アルミ建材の製造・加工技術には定評があり、そのノウハウはウッドデッキにも活かされています。

三協アルミのウッドデッキの大きな特徴は、デザイン性の高さと、豊富なラインナップです。現代の多様な住宅デザインに合わせた、スタイリッシュで洗練されたカラーやテクスチャの製品を数多く展開しています。また、ユーザーのニーズにきめ細かく応えるため、価格を抑えたスタンダードモデルから、ワンランク上の高級モデルまで、幅広い価格帯の製品を用意しているのも魅力です。

単に製品を販売するだけでなく、住まいの外まわり全体をコーディネートする「トータルエクステリア」の提案にも力を入れているため、ウッドデッキ一つとっても、他のエクステリア製品との統一感を意識した提案が期待できます。

LIXILとは

LIXIL(リクシル)は、住宅設備から建材、そしてエクステリアまで、住まいに関するあらゆる製品を提供する国内最大級のメーカーです。トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ、東洋エクステリアという5つの企業が統合して誕生した経緯から、その製品ラインナップは圧倒的なスケールを誇ります。

LIXILのウッドデッキは、品質の高さと信頼性が強みです。長年培ってきた建材メーカーとしての技術力を背景に、耐久性や安全性に優れた製品を世に送り出しています。また、日本の風土や気候に合わせた製品開発を行っており、安心して長く使えるウッドデッキを求めるユーザーから高い支持を得ています。

さらに、LIXILのウッドデッキは、メンテナンスのしやすさも大きな特徴の一つです。独自の素材開発によって、天然木のような風合いを持ちながらも、腐食やシロアリの心配が少ない人工木材を主力としています。お手入れの手間を減らしたい方にとって、LIXILの製品は有力な選択肢となるでしょう。

両社のウッドデッキを徹底比較!

ウッドデッキ選びで誰もが直面する疑問、それは「結局、どこのメーカーの製品がいいの?」という点ではないでしょうか。三協アルミとLIXILは、どちらも国内を代表するエクステリアメーカーであり、それぞれ独自の強みを持っています。

ここでは、両社の主力ウッドデッキ製品を「価格」「デザイン」「人気度」といった様々な観点から徹底的に比較していきます。それぞれの製品が持つ特長やメリット・デメリットを詳しく解説しますので、あなたの理想のウッドデッキを見つけるための参考にしてください。

価格重視モデル

「ウッドデッキを設置したいけれど、できるだけ予算を抑えたい」という方におすすめなのが、各メーカーのエントリーモデルです。三協アルミのヴィラウッド・スタンダードタイプ(ベーシックカラー)と、LIXILのレストステージは、どちらもコストパフォーマンスに優れた製品として人気を集めています。

三協アルミ:ヴィラウッド・スタンダードタイプ(ベーシックカラー)

ヴィラウッドは、三協アルミが提供する人工木デッキの基幹モデルです。その中でもスタンダードタイプは、価格を抑えつつも、天然木のような温かみのある風合いを忠実に再現しています。特に、コストを重視する方には、ベーシックカラーがおすすめです。参考価格は、人工木幕板、スタンダードタイプで2間×6尺の場合、336,500円からとなっています。

ヴィラウッドの大きな特徴は、その多彩な構造とカラーバリエーションにあります。ナチュラルな印象の「人工木幕板」、シャープな「アルミ幕板」、床板のシルエットを際立たせる「キャップ仕様」の3つの構造から選ぶことができるため、住まいの外観に合わせて最適なデザインを選ぶことが可能です。また、スタンダードタイプだけでも4色のベーシックカラーと、2色のエクストラカラーを用意しており、さらに新色として静電気抑制機能付きのサンドグレー(SAG)色・チャコールブラック(CY)色が追加され、機能面でも進化を遂げています。

優れた耐久性と安全性もヴィラウッドの魅力です。束柱や大引きにアルミ形材を使用しているため、シロアリや害虫の心配がほとんどありません。また、お手入れも簡単で、キズがついた場合でも市販のサンドペーパーで補修することができます。さらに、豊富な納まりバリエーションも特筆すべき点でしょう。千鳥張りや二段デッキはもちろん、台形や隅切りといった特殊な敷地形状にも対応できるため、様々な庭の形にフィットします。ヴィラウッド・スタンダードタイプは、価格を抑えながらも、デザインや機能性、そして施工の自由度も妥協したくない方にぴったりの選択肢と言えるでしょう。

LIXIL:レストステージ

LIXILのレストステージは、リアルな木の質感を再現した床材が魅力の、コストパフォーマンスに優れたウッドデッキです。クリエカラーと呼ばれる落ち着いた3色から選べるため、住宅のサッシや外壁ともコーディネートしやすいのが特徴です。参考価格は、2間×6尺、幕板B、標準束柱の場合で285,140円からとなっています。

レストステージの床材は、ナチュラルな木の温もりを再現した人工木を使用しており、クリエラスク、クリエモカ、クリエダークの3色から選べます。これらのカラーは、LIXILの他の建材とも統一感を持たせることができるため、住まい全体を美しくコーディネートすることが可能です。

また、優れた施工性と現場対応力もレストステージの強みです。面全体で高さを調整する「大引仕様」により、施工時間が短縮されます。デッキ材は現場に合わせて切断可能で、幅調整材やグレーチングといったオプションも豊富に用意されているため、隙間なくきれいに仕上げることができます。

さらに、安心・安全への配慮も行き届いています。室内とフラットにつなぐ「ノンレールサッシ」との組み合わせにより、つまずきを防ぎ、車椅子での移動もスムーズになります。転落防止のための補助手すりもオプションで用意されており、小さな子どもやお年寄りがいるご家庭でも安心して使えるよう配慮されています。レストステージは、コストを抑えつつも、メーカーならではの安心感と、住宅全体とのトータルコーディネートを重視したい方におすすめのモデルです。

人気・定番モデル

ウッドデッキ選びにおいて、多くの人に選ばれている人気モデルは、価格と品質、そしてデザイン性のバランスが取れていることがほとんどです。ここでは、各メーカーの売れ筋製品である三協アルミのヴィラウッド・スタンダードタイプと、LIXILの樹ら楽ステージを掘り下げて比較します。

三協アルミ:ヴィラウッド・スタンダードタイプ

価格重視モデルでも触れたヴィラウッド・スタンダードタイプは、その機能性とデザイン性の高さから、三協アルミの中でも特に人気のある定番モデルです。その人気の秘訣は、豊富なカラーバリエーションと、住まいの外観に合わせた細やかなコーディネートができる点にあります。

床板の色は、スタンダードタイプのベーシックカラーとしてサンドグレー、モカブラウン、ローズウッド、チャコールブラックの4色に加え、エクストラカラーとしてコルクブラウン、アーモンドブラウンの2色があります。さらに、プレミアムタイプで展開されているチークブラウン、エボニーブラウン、アッシュナットの3色も、床板の表情をより豊かにします。この幅広い選択肢の中から、ご自宅のサッシや外壁にぴったりの色を見つけることができるでしょう。

また、ウッドデッキの足元を支える束柱の色も、ブラック、サンシルバーといった形材色や、トラッドオーク、クラフトチェリーといった木調色から選ぶことができ、全体的なコーディネートの完成度を高めることができます。ヴィラウッド・スタンダードタイプは、単なるウッドデッキとしてではなく、住まいの外観を美しく引き立てるためのアイテムとして、高い人気を誇っています。

LIXIL:樹ら楽ステージ

LIXILの樹ら楽ステージは、「庭空間のアレンジも思いのまま」というコンセプトの通り、自由度の高いプランニングと豊富なバリエーションで、多くのユーザーに支持されている人気モデルです。参考価格は、2間×6尺、幕板B、標準束柱の場合で301,100円からとなっています。

樹ら楽ステージの最大の特長は、人工木材でありながら、天然木のような温かみと質感を持ち合わせていることです。また、単に見た目が美しいだけでなく、機能性にも優れています。太陽光線を反射する特殊な顔料を採用することで、床板の表面温度の極端な上昇を抑える「昇温抑制効果」を発揮します。これにより、夏の暑い日でもデッキの上を快適に歩くことができるのです。

さらに、設置対応力の高さも大きな魅力でしょう。敷地の形状に合わせて柔軟に設置できるフレキシブルさと、細部までこだわったデザインが、庭空間をより快適でくつろぎに満ちた場所へと変えてくれます。樹ら楽ステージは、デザイン性、機能性、そしてプランニングの自由度を兼ね備えた、まさに定番中の定番と言えるでしょう。

デザイン重視モデル

ウッドデッキは、ただの通路や休憩スペースではありません。庭の表情を大きく左右する、重要なデザインアイテムです。ここでは、見た目の美しさにこだわりたい方のために、三協アルミのヴィラウッド・プレミアムカラー/人工木幕板仕様と、LIXILの樹ら楽ステージ 木彫を比較します。

三協アルミ:ヴィラウッド・プレミアムカラー/人工木幕板仕様

三協アルミのヴィラウッドには、より高級感とデザイン性を高めたプレミアムタイプが用意されています。特に、ナチュラルな温かみと重厚感のある人工木幕板仕様を組み合わせることで、洗練された空間を演出します。

ヴィラウッドの人工木幕板は、反りやたわみが少なく、デッキ全体に重厚な印象を与えます。床板と幕板、さらにコーナーキャップまで同系色で統一できるため、まるで天然木でできた一枚板のような、自然で美しい質感を再現します。また、コーナーキャップにも木調のテクスチャを採用するなど、細部にまでこだわったデザインが魅力です。

その他にも、ヴィラウッドは幅広いサイズバリエーションに対応しており、庭の大きさに合わせて柔軟に設置できます。二段デッキの設置も可能なので、リビングと庭をつなぐアプローチとしても非常に便利です。白蟻や害虫の心配がないアルミ形材の床下構造など、機能面でも安心して使えるよう配慮されています。

LIXIL:樹ら楽ステージ 木彫

LIXILの樹ら楽ステージ 木彫は、その名の通り、まるで本物の木を彫り出したかのような自然な風合いを追求したモデルです。デッキ表面に繊細な溝をつけ、木のぬくもりを感じさせる表現が高く評価され、2016年度のグッドデザイン賞を受賞しています。参考価格は、2間×6尺、標準束柱の場合で341,800円からとなっています。

樹ら楽ステージ 木彫のデザインへのこだわりは、単に溝をつけるだけではありません。粗密のランダムさや繊細な色ムラ、陰影の濃淡を追求することで、不均一で心地いい木質の「ゆらぎ」を再現しています。これにより、見る角度や光の当たり方によって表情を変える、より本物に近い美しさを実現しました。

カラーバリエーションは、住まいの外観に合わせてコーディネートしやすい4色を展開しています。また、テラスや多段デッキといったコーディネートアイテムと組み合わせることで、自分だけのこだわりが詰まった唯一無二の空間を作り出すことができます。リビングから庭へ、庭からリビングへとつなぐ多段デッキは、空間のつながりを生み出し、より広々とした印象を与えるでしょう。

樹ら楽ステージ 木彫は、天然木のような美しさを人工木材で表現した、まさにデザイン性を最重視する方におすすめのウッドデッキです。

高級志向モデル

ウッドデッキは、ただの庭の一部ではなく、家の価値を高める上質な空間となり得ます。ここでは、とことんデザインと品質にこだわりたい方のために、三協アルミのラステラとLIXILのデッキDSという、高級志向のウッドデッキを比較します。

三協アルミ:ラステラ

三協アルミの「ラステラ」は、まるで屋内のフローリングがそのまま屋外に続いているかのような、新感覚の「屋外フローリング」をコンセプトにしたウッドデッキです。その最大の特徴は、一般的なウッドデッキにはないワイドな床板と、上質なマーブル模様です。このモダンでシックなデザインは、庭に優雅で洗練された雰囲気をもたらします。

ラステラは、デザイン性だけでなく、機能性も高いレベルで追求しています。耐久性や耐候性に優れた人工木を使用しており、美しい状態を長く保つことができます。また、子供たちの安全・安心に貢献するデザインとして、2018年度にはキッズデザイン賞を受賞するなど、安全性にも配慮されています。参考価格は、ダブルフレームタイプで2間×6尺の場合、481,900円からとなっています。

LIXIL:デッキDS

LIXILの「デッキDS」は、「外に出る。デッキに見惚れる。」というキャッチコピーが示す通り、天然木に限りなく近い、圧倒的なリアルさを追求したウッドデッキです。その特長は、新開発の「濃淡製法」と「2度削り」という独自技術にあります。

まず「濃淡製法」では、複数の色の樹脂を練り込むように混ぜ合わせることで、一本一本の床板に濃淡のムラを生み出します。これにより、同じ色のものが一つとして存在しない天然木さながらの色合いを再現します。次に「2度削り」では、樹脂層と木粉層を二段階で削ることで、不均一な長さや深さの溝を彫り、本物の木肌が持つざらりとした感触と毛羽立ちをリアルに表現しています。これにより、陽の当たり方で美しい陰影が生まれ、デッキの表情が豊かになります。

デザインへのこだわりは、ディテールにも見られます。意匠性の高い「留め加工」や、部材の継ぎ目をあえて見せる「幕板ジョイント部」、そして直角で整った「入隅納まり」など、従来のウッドデッキの組み方を見直すことで、シンプルながらも端正な木組みの美しさを実現しました。

素材には、100%リサイクル素材を使用し、シックハウス症候群の原因となる化学物質を排除するなど、環境や人への配慮もなされています。メンテナンスも簡単で、土汚れは水洗いで、表面の小さなキズはナイロン不織布で補修できます。参考価格は、片勝ち納まりで2.0間6尺の場合、386,400円からとなっています。

デッキDSは、本物の木が持つ風合いと質感にどこまでもこだわり、さらに環境や人に優しい素材を選びたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。

ウッドデッキ選びのポイント

三協アルミとLIXILの製品比較を通して、それぞれの特徴が見えてきたかと思います。しかし、ウッドデッキを選ぶ上で重要なのは、メーカーや製品の違いだけではありません。ここでは、あなたの理想のウッドデッキを実現するために知っておくべき、具体的な選び方のポイントを解説します。

ウッドデッキに関しては、ぜひ以下の動画もご覧ください!

色を合わせるものを決める(サッシ・外壁・フローリングなど)

ウッドデッキの色は、単体で選ぶのではなく、家全体とのバランスが大切です。外壁に合わせれば自然な印象になり、フローリングに合わせれば室内と一体感のある広い空間を演出できます。また、サッシと色を合わせることで、シャープで統一感のある仕上がりになります。住まい全体の印象を考え、最も調和の取れた色を選びましょう。

天然木or人工木のどちらにするか決める(両者の違いを知る)

天然木は風合いが魅力的ですが、メンテナンスの手間がかかります。安価なソフトウッドは腐りやすく、高耐久なハードウッドもささくれを防ぐためのやすり掛けが必要です。一方、人工木はメンテナンスがほとんど不要で、腐食やシロアリの心配もありません。最近では木の質感を忠実に再現した製品も増えており、見た目に強いこだわりがなければ人工木がおすすめです。

価格を考慮する

ウッドデッキの費用は、選ぶ素材によって大きく変わります。天然木のソフトウッドは比較的安価ですが、ハードウッドは高価になりがちです。人工木は製品のグレードによって価格差が大きく、天然木と同程度の費用感になることもあります。初期費用だけでなく、メンテナンス費用や耐久性も考慮して、総合的なコストを比較検討することが重要です。

安全性を確認する

ウッドデッキを安全に使うためには、床材の滑りにくさやささくれの有無を確認することが大切です。特に、小さなお子さんや高齢の方が利用する場合、転倒やつまずきのリスクを減らすことが重要です。人工木は、天然木のようにささくれができないため安心ですが、夏場は表面が高温になりやすい製品もあります。各メーカーが提供している、滑りにくさや昇温抑制機能などの情報を事前に確認しましょう。

耐久性をチェックする

ウッドデッキを長く快適に使うためには、素材の耐久性が不可欠です。天然木は腐食やシロアリに弱く、定期的な防腐処理が必要になります。一方、人工木は樹脂と木粉を混ぜて作られているため、腐食や虫害の心配がほとんどありません。また、紫外線や雨風による色褪せや変形も少なく、美しい状態を長く保てます。メーカーや製品によっても耐久性の違いがあるため、使用されている素材や保証期間などをチェックしておきましょう。

まとめ

三協アルミとLIXILのウッドデッキを比較してきましたが、どちらも魅力的な製品が揃っています。三協アルミは、デザイン性と豊富なバリエーションで多様なニーズに応えます。一方、LIXILは、独自の技術力でリアルな木質感と高い機能性を追求しています。

ウッドデッキ選びで大切なのは、製品の特長だけでなく、「色合わせ」「天然木か人工木か」「価格」「安全性」「耐久性」という5つのポイントを総合的に考えることです。それぞれの製品が持つ強みと、ご自身の理想を照らし合わせることで、最適なウッドデッキが見つかるはずです。

ウッドデッキを活用したおしゃれなお庭アイデアについて、動画でもご紹介していますのでこちらも参考にしてみてください。

外構に関するご相談は、ぜひノエルにお任せください。

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