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三協 VS LIXIL・カーポート比較|外構工事ならノエル

「夏、車に乗ろうとしたら、ハンドルが熱くて触れない!」「お気に入りの車のボディが、いつの間にか色あせてきた…」そんなお悩み、ありませんか?

大切な愛車を紫外線や熱から守りたいけれど、カーポートの屋根材って一体どれを選べばいいんだろう…。ホームセンターに行っても種類がたくさんありすぎて、何が違うのかよくわからないし、結局どれが一番効果的なのか、なかなか決められないですよね。

この記事では、年間を通して降り注ぐ紫外線が愛車に与える影響と、夏の強烈な日差しによる車内温度の上昇を防ぐための、カーポートの屋根材選びのポイントを、専門家であるノエルがわかりやすく解説します。

特に、主要メーカーであるLIXILと三協アルミの代表的な屋根材を比較しながら、あなたの大切な愛車を守るための最適な選択肢を、具体的な事例を交えてご紹介します。この記事を読めば、もう屋根材選びで迷うことはありません。

さあ、一緒に愛車を最高の状態に保つための知識を身につけ、快適なカーライフを手に入れましょう。

三協アルミとは

三協アルミは、三協立山株式会社の建材事業を担う社内カンパニーです。富山県を拠点とし、アルミニウムの鋳造・加工技術を強みとしています。

住宅用からビル用、そしてエクステリア用まで幅広いアルミ建材を手掛けており、特にカーポートやフェンスなどの外構製品では、高い機能性と洗練されたデザインを両立させた製品を数多くラインナップしています。

独自の技術力により、多様なニーズに応える高品質な製品を開発し、快適な住環境づくりに貢献しているメーカーです。

LIXILとは

LIXILは、キッチンやトイレなどの水回り製品から窓、ドア、そしてカーポートといったエクステリア建材まで、住まいに関するあらゆる製品を扱う国内最大手の総合建材メーカーです。

複数の大手企業が統合して誕生した経緯から、各分野における専門知識と技術力を結集しており、豊富な商品ラインナップと高い品質を誇ります。

住宅全体をトータルコーディネートできるのが強みで、デザイン性の高い製品や、最新の技術を取り入れた機能性製品を幅広く提供し、快適で豊かな暮らしを支えています。

両社のカーポートを徹底比較!

カーポート選びの際、国内エクステリアメーカーの二大巨頭であるLIXILと三協アルミは、誰もが一度は検討する選択肢でしょう。両社とも、様々なユーザーのニーズに応えるべく、機能性やデザインに優れた多種多様なモデルを展開しています。

しかし、一体何がどう違うのか、カタログを見比べるだけでは、その本当の魅力や性能差は分かりにくいものです。

このセクションでは、それぞれのメーカーが誇る代表的なカーポートモデルを、「価格重視」「人気・定番」「デザイン重視」「高級志向」という4つのカテゴリーに分けて徹底的に比較します。価格だけでなく、使い勝手やデザイン、そして大切な愛車を守るための性能まで、多角的な視点からその違いを明らかにしていきます。

価格重視モデル

新築やリフォームでカーポートを検討する際、まず気になるのが費用です。ここでは、コストパフォーマンスに優れたモデルとして、三協アルミの「カムフィエース」と、LIXILの「ネスカ」シリーズを比較検討していきます。両モデルとも、シンプルなデザインながら、カーポートに求められる基本的な機能をしっかりと備えているのが共通点です。

三協アルミ:カムフィエース

三協アルミの「カムフィエース」は、その名の通り、快適(Comfort)と簡単(Easy)を両立した、価格を抑えつつも使いやすさを追求したモデルです。1台用から、間口方向に3台まで対応する大型タイプまで、多様な駐車台数に対応する豊富なバリエーションが魅力。

特に注目すべきは、本体色のブラックに合わせて、屋根材もブラックポリカーボネート板を選べる点です。これにより、単なる機能性だけでなく、クールで引き締まった外観を演出できます。

コストを抑えながらも、デザインにこだわりたい方におすすめです。価格は1台用の基本タイプで318,500円〜が目安となります。

LIXIL:ネスカR/ネスカF

LIXILの「ネスカ」シリーズは、シンプルなデザインでありながら、「暮らし」に寄り添うというコンセプトで開発されました。屋根の形状によって、緩やかな曲線が特徴の「ネスカR」と、シャープな印象の「ネスカF」の2つのタイプから選ぶことができます。

セダンから車高の高いRV車、1BOX車まで対応できるよう、標準柱の高さをH22に設定しているため、将来の車の買い替えにも柔軟に対応可能です。また、奥行きも54サイズを新たに設定するなど、様々な敷地条件にフィットする豊富なサイズバリエーションが特長です。

もしもの強風や積雪にも備えられる、耐積雪・耐風圧パッケージというオプションも用意されています。

1台用のFタイプで268,400円~と、より手頃な価格帯から検討できる点も大きな魅力です。

人気・定番モデル

カーポート選びで「多くの方が選ぶモデルはどれ?」と迷ったら、定番モデルが間違いありません。ここでは、三協アルミの「セルフィ」と、LIXILの「フーゴ」シリーズを比較します。いずれも両社の人気を支える代表的なモデルであり、機能性・デザイン性・価格のバランスが取れています。

三協アルミ:セルフィ

「セルフィ」は、駐車台数1台用を基本としながら、使い勝手にこだわった豊富なサイズ設定が特長です。特に、軽自動車から大型車まで、様々な車種に対応できる間口や奥行きのバリエーションが充実しており、限られた敷地でも柔軟に設置できます。

また、モノトーン系の住宅にマッチするツートンカラー(屋根枠:サンシルバー、柱・梁:ブラック)を設定しており、カーポートが主張しすぎず、住宅と一体感のあるナチュラルな印象を演出します。さらに、オプションのブラックポリカーボネート板は、透過性のないマットな質感で、車内温度の上昇を抑える遮熱効果や、屋根上の汚れが気にならないというメリットもあります。価格は1台用の基本タイプで328,700円〜が目安です。

LIXIL:フーゴR/フーゴF

LIXILの「フーゴ」シリーズは、「よりわかりやすく、より選びやすく」をコンセプトに、カーポートのスタンダードを再定義しました。「フーゴR」のベーシックなラウンドスタイルと、「フーゴF」の都会的なフラットスタイル、そしてオリジナルの「フーゴA」のアーチスタイルという3つのデザインから選ぶことができます。

また、基準風速V0=36m/s以上を標準化するなど、強風や積雪といった厳しい気象条件にも対応する安心の強度を誇ります。駐車台数も1台用から3台用まで、また連結タイプも豊富に用意されており、あらゆる敷地条件に柔軟に対応可能です。

熱線吸収ポリカーボネート板や熱線遮断FRP板といった、車内温度の上昇を防ぐ機能性の高い屋根材も選択できます。価格はモデルやサイズによって異なりますが、幅広いニーズに応える豊富なラインナップが魅力です。

デザイン重視モデル

「機能性ももちろん大事だけど、せっかくなら住宅デザインと調和するおしゃれなカーポートにしたい」とお考えの方には、デザイン性を徹底的に追求したモデルがおすすめです。ここでは、三協アルミの「Uスタイル アゼスト」とLIXILの「アーキフラン」を比較します。

三協アルミ:Uスタイル アゼスト

「Uスタイル アゼスト」は、フレーム(柱・梁)と屋根を自由に組み合わせることで、多様な空間を創り出せるシステムカーポートです。屋根のスタイルは、シンプルな「スタンダードタイプ」、木調の天井材で高級感を演出する「プレミアムタイプ」、そして格子が美しい「セレクトラインタイプ」の3種類から選べます。特にセレクトラインタイプは、屋根の下や梁の下に格子を設置することで、光と影のコントラストが美しい、上質なエントランス空間を演出します。

どこから見てもフラットな屋根のデザインや、連結部のつなぎ目が見えない「通し破風(はふ)」など、細部にまでこだわったノイズレスな設計が特長です。吊り下げ、梁置き、パーゴラの3つの基本スタイルを軸に、敷地や住宅デザインに合わせて自由度の高いプランニングが可能です。価格は1台用の基本タイプで571,200円〜が目安となります。

LIXIL:アーキフラン

LIXILの「アーキフラン」は、前方に柱がないという、従来のカーポートの常識を覆す革新的なデザインが最大の特長です。前方が180°オープンになるため、車の出し入れが非常にスムーズで、運転に自信がない方でも安心して駐車できます。柱が外側にないため、敷地を有効活用でき、広々とした開放感のあるカースペースを実現します。

シンプルでノイズレスなデザインは、現代の住宅と美しく調和し、住まい全体をより魅力的に見せます。また、柱を後ろに配置することで、アプローチから玄関までの導線を確保しやすくなり、雨の日の乗り降りも快適です。1台用と2台用があり、住宅にもクルマにも優しい、まさに「いいカタチ」を追求したカーポートと言えるでしょう。価格は1台用で568,000円〜が目安です。

高級志向モデル

特別な一台だからこそ、カーポートも最高級のものを。ここでは、単なる車庫の枠を超え、住宅の顔としてファサード全体を格上げする、三協アルミの「M.シェード」とLIXILの「アーキフィールド」を比較します。両モデルとも、その卓越したデザイン性と唯一無二の存在感で、オーナーのこだわりを体現します。

三協アルミ:M.シェード

三協アルミの「M.シェード」は、軽量かつ高強度なアルミプレートトラスを構造体に採用した、独創的なデザインが特長です。この構造体が織りなす美しい屋根は、単なる屋根材ではなく、洗練された建築物のような風格を醸し出します。

スタイルは、柱を後方に配置し、屋根を梁から吊り下げる「上吊りタイプ」と、フレームに屋根を乗せる安定感のある「梁置きタイプ」の2つから選択可能です。

特に上吊りタイプは、柱が前方になく開放感があるため、車の出し入れがスムーズに行えます。一方、梁置きタイプは、業界最長となる最大12mの延長梁を設定でき、敷地条件に合わせて柱の位置を自在に調整可能。

カーポートとしてだけでなく、ファサード全体のデザインをトータルで演出するゲートとしても活用できます。価格は梁置きタイプの1台用で827,300円〜が目安です。

LIXIL:アーキフィールド

LIXILの「アーキフィールド」は、カーポートの概念を「エクステリアルーフ」へと昇華させた革新的なモデルです。最大の特徴は、屋根を下から支えるのではなく、上から吊り上げる構造により実現した「中骨レス」のフラットなルーフです。これにより、まるで室内にいるかのような、開放感と安心感を両立させた空間が生まれます。

サイドパネルを柱の内側に設置できる設計も、空間の一体感をさらに高めています。また、木の風合いを持った豊富なカラーの天井材や、アプローチを優しく照らすダウンライト・スリット照明など、オーナーの感性に応えるこだわりのオプションが充実しています。

これらのアイテムを組み合わせることで、「もうひとつのリビング」と呼べるような、豊かで贅沢な空間づくりが可能です。価格はモデルやサイズによって異なりますが、LIXILの技術とデザインが凝縮された、まさに最高級のカーポートと言えるでしょう。

カーポート選びのポイント

カーポート選びは、単に価格やデザインだけで決めるものではありません。設置する場所の環境や、車の大きさ、そして何よりご家族の安全を考慮することが非常に重要です。ここでは、後悔しないカーポート選びのために押さえておきたい、6つの重要なポイントを解説します。

駐車スペースを考慮する

カーポートのサイズは、駐車する車の台数や種類、そして敷地の形状に合わせて慎重に選ぶ必要があります。1台用、2台用はもちろんのこと、縦列駐車が可能な「縦連棟タイプ」や、敷地の形状に合わせて台形に加工できるタイプなど、多様なバリエーションが存在します。

また、セダンから車高の高いSUVやミニバンまで、車のサイズも考慮して柱の高さや奥行きを選ぶことが、快適な使い心地に繋がります。車を買い替える可能性がある場合は、少し余裕を持ったサイズを選ぶのが賢明です。

強風対策をする

日本列島は台風の通り道であり、近年は突発的な強風も増えています。カーポートは風の影響を受けやすいため、耐風圧強度は必ず確認すべき項目です。基準風速V0=34m/sやV0=36m/sなど、製品ごとに定められた基準値を参考にしましょう。特に、周囲に遮るものがない立地や、道路に面している場所は風の影響を受けやすいため、より高い耐風圧強度を持つモデルや、オプションでサポート柱などを追加することを検討してください。

積雪に備える

お住まいの地域が雪の多い地域であれば、耐積雪強度を確認することが不可欠です。一般地向けの耐積雪強度20cmから、多雪地向けの50cmや100cmまで、様々な製品があります。積雪量に合わせて適切な強度を持つカーポートを選ぶことで、雪の重みによる破損を防ぎ、大切な車を守ることができます。また、オプションで強度をアップできるモデルもあるので、設置場所の積雪量に応じて検討しましょう。

立地条件を確認する

カーポートを設置する際には、敷地全体の立地条件を把握することが大切です。家の窓の前に設置する場合は、部屋が暗くならないよう、屋根材の透過性を考慮する必要があります。

また、隣家との境界が近い場合は、雨水が隣家に流れ込まないよう、雨樋の位置や屋根の勾配方向にも配慮が必要です。さらに、変形した敷地や、玄関までのアプローチと一体化させたい場合など、特殊な立地条件にも対応できるモデルやオプションを検討することで、敷地を最大限に有効活用できます。

屋根パネルの素材を考える

屋根パネルは、カーポートの機能性を大きく左右する要素です。一般的なポリカーボネート板は、紫外線をほぼ100%カットする機能があります。

これに加えて、夏の暑さ対策をしたい場合は、熱を効果的にカットする熱線吸収ポリカーボネート板や熱線遮断ポリカーボネート板がおすすめです。

これらの素材は、車内温度の上昇を抑えるだけでなく、ダッシュボードなどの内装の劣化も防ぐ効果が期待できます。

デザイン性を重視する

カーポートは、住宅の外観を大きく左右するエクステリアです。家の外壁やフェンスとの調和を考えて、カラーや屋根の形状を選ぶことが大切です。

最近では、シンプルなフラット屋根や、スタイリッシュな木調カラーなど、住宅デザインに合わせたおしゃれなモデルが豊富にあります。

デザイン重視のモデルは、機能性だけでなく、家全体の雰囲気を格上げしてくれるでしょう。ご自身のライフスタイルや理想の外観に合わせて、最適なデザインを見つけてください。

まとめ

今回は、愛車を守るカーポート選びのポイントと、主要メーカーであるLIXILと三協アルミの代表的なモデルを比較しました。

両社のカーポートは、価格、デザイン、機能性など、さまざまなニーズに合わせて豊富なラインナップが用意されています。

  • 価格重視なら、三協アルミ「カムフィエース」やLIXIL「ネスカ」。
  • デザイン重視なら、三協アルミ「Uスタイル アゼスト」やLIXIL「アーキフラン」。
  • 最高級を求めるなら、三協アルミ「M.シェード」やLIXIL「アーキフィールド」。

カーポートは、夏の車内温度上昇や紫外線による劣化を防ぐ効果的な対策です。特に、熱線吸収・熱線遮断機能を持つ屋根材を選べば、愛車をより快適に、長く美しく保つことができます。

ご自身のライフスタイルや予算、そして何より大切な愛車を守るために、最適なカーポートを見つけてください。

外構に関してもっと詳しく知りたい方は、ぜひノエルにご相談ください。

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