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駐車場の印象を劇的に変える!スリット(目地)のデザインと素材選び完全ガイド

駐車場 スリットデザイン

駐車場の印象を劇的に変える!スリット(目地)のデザインと素材選び完全ガイド

「駐車場の見た目をおしゃれにしたい」

「どんな素材を選べば良いの?」

駐車場のデザインを考える際、上記のような希望やお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。駐車場は、スリット(目地)のデザインを工夫することで、おしゃれで機能的な見た目にできます。

この記事では、駐車場のスリットで人気の素材や後悔しないための素材選びのポイントを解説していきます。

駐車場のスリット(目地)とは?

駐車場スリット(目地)の素材と特徴

砂利

ピンコロ石

レンガ

インターロッキング

駐車場スリット(目地)素材選びの5つの比較ポイント

① デザイン性・見た目

② 費用(初期費用+維持費)

③ メンテナンス性・お手入れの手間

④ 耐久性・機能性

駐車場スリット(目地)の施工、DIYと業者依頼どっちがいい?

DIYのメリット・デメリットと向いているケース

業者依頼のメリット・デメリットと向いているケース

信頼できる業者選びの3つのチェックポイント

まとめ

駐車場のスリット(目地)とは?

駐車場のスリットとは、一定の面積ごとに入っている細かい切れ目のことです。駐車場にスリットを入れることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 水はけがよくなる
  • コンクリートのひび割れを防げる

コンクリートの駐車場の場合、水溜りができてしまう場合があります。水溜りにコケや雑草が生えると、足を滑らせて怪我をする危険性もあります。

スリットを入れるのは、そこへ水が流れやすくし、水はけの良い駐車場にするためです。

また、コンクリートは気温の変化に弱く、長年使用するとひび割れる可能性も。スリットでコンクリートを複数の区画に分けることは、そのリスクを低減するのに有効でしょう。

駐車場スリット(目地)の素材と特徴

駐車場のスリットには以下のようにいくつか素材があります。

  • 芝(天然芝・人工芝)
  • 砂利(玉砂利・砕石)
  • ピンコロ石
  • レンガ
  • インターロッキング

それぞれで特徴が異なるため、どのような駐車場にしたいかによって最適な素材を選ぶことが重要です。

では、それぞれの素材の特徴についてみていきましょう。

芝を採用することで、駐車場に手軽にグリーンを取り入れることが可能です。グレーのコンクリートにグリーンを合わせることで駐車場のワンポイントとしておしゃれな見た目になります。

芝には「人工芝」と「天然芝」があり、それぞれに以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリットデメリット
人工芝メンテナンスが楽雑草が生えなくなる一年中緑が楽しめるスリットなら車で踏みにくいので痛みにくい車内が汚れにくい耐久性が高い摩擦によって芝が削られる10年前後での張り替えが必要濡れると滑りやすいコストが高い
天然芝天然ならではの美しさがある駐車場がナチュラルな雰囲気になる人工芝よりコストがかからない定期的に刈り込みが必要雑草が生えやすい

上記のように、人工芝だとコストはかかるもののメンテナンスが楽で、天然芝は定期的なメンテナンスが必要なもののコストは安いです。

砂利

砂利はコストを抑えやすく、種類や色も豊富で手軽に施工できるのが魅力です。住まいの雰囲気に合うデザインを選べるでしょう。

一方で、メンテナンスには注意が必要です。砂利の隙間からは時間とともに雑草が生え、定期的な除草が欠かせません。除草時に砂利と土が混ざると、かえって雑草が成長しやすくなる悪循環も。

また、落ち葉やゴミも溜まりやすいため、美観を保つにはこまめな清掃が求められます。手軽さの反面、維持の手間も考慮しましょう。

ピンコロ石

ピンコロ石とは、主に御影石や玄武岩などの天然石を、キューブ型に加工した素材です。1つひとつ異なる自然な凹凸や、石材の種類によって生まれる独特の質感が大きな特徴です。

色合いも非常に多彩で、表面の仕上げ方や目地の取り方によっても、素朴で温かみのある雰囲気から、モダンで洗練された印象まで、幅広い表情を演出できます。同じ石種でも組み合わせ次第で全く異なるデザインを楽しめるのが魅力の1つと言えるでしょう。

天然石ならではの高級感や重厚感は、駐車場の床面を美しく引き立てるだけでなく、玄関アプローチのアクセント、庭の小道、花壇の縁取り、門柱の足元、テラスの舗装など、住まいの様々な場所で活躍し、空間全体のデザイン性を高めてくれます。

また、その重量と形状から高い安定性が期待できるため、台風のような強い雨風にさらされても飛び散ったり、位置がずれたりする心配はほとんどありません。

レンガ

ピンコロ石は、御影石などの天然石をキューブ型に加工した素材です。自然な凹凸と石種ごとの質感が特徴で、多彩な色合いを持ちます。仕上げや目地次第で、温かみのある雰囲気からモダンな印象まで幅広く演出でき、組み合わせで多様なデザインを楽しめるのが魅力です。

天然石特有の高級感と重厚感は、駐車場だけでなくアプローチや庭など様々な場所で活躍し、空間のデザイン性を高めます。重量と形状から安定性も高く、強風雨でも飛び散る心配はほとんどありません。

インターロッキング

インターロッキングとは、コンクリート製のブロックを互いにかみ合わせて敷設する舗装材です。おしゃれな見た目と豊富な種類・サイズが特徴で、デザインの自由度が非常に高い点が魅力と言えるでしょう。

機能面では、透水性タイプを選べば水はけが良く、製品によっては遮熱効果も期待できます。砂利などに比べると雑草も生えにくく、耐久性・柔軟性にも優れているため、地面の揺れによるひび割れも起こりにくいとされます。適切に施工すれば維持の手間を軽減でき、長期的なコストパフォーマンスも期待できます。

ただし、導入時の初期コストは比較的高めです。美しい仕上がりと耐久性を保つためには、丁寧な下地処理や基礎工事が不可欠で、施工には相応の時間と手間がかかります。

また、ブロック間の目地からの雑草は完全に防げるわけではなく、定期的な手入れは必要です。経年劣化による色褪せが見られる場合は、状況に応じて塗装などのメンテナンスが求められることもあります。

駐車場スリット(目地)素材選びの5つの比較ポイント

スリットの素材にはさまざまな種類があります。それぞれで費用や見栄え、施工後のメンテナンスコストにも違いが出てくるため、慎重に選ばなければなりません。

ここでは、後悔しないための駐車場スリットの素材選びの5つの比較ポイントをご紹介します。

① デザイン性・見た目

スリットのデザインによって、駐車場全体の印象も大きく変わります。まずはご自宅の外観や目指す雰囲気に合わせてデザイン性を比較しましょう。

ナチュラルで温かみのある印象になる。コンクリートのグレーとの対比で緑が映える。
砂利和風・洋風どちらにも対応できる。
ピンコロ石天然石ならではの高級感や重厚感を演出でき、洋風・和風問わずに格調高い雰囲気になる。
レンガ温かみがあり、洋風の外観にしたい方におすすめ。色の組み合わせによってデザインも変わる。
インターロッキングモダンでスタイリッシュになる。直線的なデザインやカラフルなデザインなど自由度が高い。

スリットのデザインを決める際は、家の外壁の色や素材、玄関アプローチのデザインとの愛称を考えましょう。統一感を出すか、アクセントとして際立たせるかによって選ぶ種類も変わってきます。

また、スリットの幅も検討しましょう。太くするか補足するか、直線上か曲線にするかなど、デザインのパターンによって印象が変わります。

② 費用(初期費用+維持費)

続いて費用についても考えていきましょう。先にご紹介した5つの素材の初期費用を比較すると以下のようになります。

安め砂利・天然芝
中間レンガ・人工芝
高めピンコロ石・インターロッキング

上記から考えると、砂利や天然芝にすることで初期費用が抑えられます。

ただし、それぞれの素材は住みながらメンテナンスをしていかなければなりません。

砂利雑草対策の薬剤費砂利の補充費用(年月が経過すると飛散したり割れたりして砂利が減ってしまうため、補修が必要)
天然芝肥料・薬剤枯れた部分の張り替え費用など
人工芝耐用年数に合わせた張り替え費用
ピンコロ石・レンガ目地の補修(大きな維持費はかからない)
インターロッキング目地砂の補充色褪せた時の塗装費用

砂利や天然芝のように安い初期費用で導入できる素材ほど、維持費がかかってきます。

③ メンテナンス性・お手入れの手間

駐車場をきれいに保つためにも、メンテナンス性の高さ・お手入れの手間について知っておくことが重要です。

手間がかかりやすいのは、砂利や天然芝です。なぜなら、雑草対策をしなければならず、定期的な草むしりが必要になるためです。また、落ち葉などが溜まりやすく絡みやすいため、秋など落ち葉が発生しやすい時期はこまめに掃除をしなければなりません。

人工芝であれば、表面のゴミ拾い程度のメンテナンスです。ピンコロ石やレンガ、インターロッキングは目地の雑草取りが必要ですが、表面がフラットなのでホウキを使った簡単な掃除で済みます。

日々のメンテナンスにどのくらいの手間や時間をかけられるのかによって、選ぶ素材も変わってくるでしょう。

④ 耐久性・機能性

耐久性・機能性に注目するのも大切です。スリットは毎日車が通る場所です。耐久性の高さ、水はけなどの機能性の高さに注目しましょう。

耐久性が高いのは、ピンコロ石やレンガ、インターロッキングです。

水はけの良さを考慮すると、砂利や透水性のインターロッキング、天然芝が良いでしょう。反対に下地の透水性によっては人工芝は水はけが悪くなる可能性があります。通常のインターロッキングも水はけが悪く、水はけの良さで選ぶなら必ず透水性インターロッキングを選びましょう。

他にも、飛び散りにくさや滑りやすさなど安全性にも注目しましょう。ピンコロ石やレンガ・インターロッキングは飛び散りにくく、滑りにくいため安心です。人工芝は製品によっては濡れた状態だと滑りやすくなるため慎重に選びましょう。

駐車場のスリット(目地)施工で信頼できる業者選びのポイント

駐車場スリットは、選ぶ素材によってメンテナンス性や費用が大きく変わります。ご自身に最適な素材を選び、理想の駐車場を実現するためには、信頼できる業者選びが非常に重要です。

  • 後悔しない業者選びのために、以下の4つのポイントをしっかり確認しましょう。
  • 複数の業者から相見積もりを取り、適正価格を見極める
  • 希望する施工内容について豊富な実績があるか確かめる
  • 担当者が親身に相談に乗ってくれるか
  • アフターフォロー体制が充実しているか

これらのポイントを押さえることで、あなたの要望に合った最適な提案をしてくれる業者と出会えるでしょう。

まとめ

駐車場のスリット施工に関して、素材の種類や選ぶ際の比較ポイントを中心に解説しました。駐車場のスリットは選ぶ素材やデザインによって見た目を大きく変化させます。

同時に、素材によって費用やメンテナンスの手間も大きく変わるため、ご自身のライフスタイルや理想のイメージと照らし合わせながら、じっくりと検討することが大切です。

そのためには、あなたの細かな要望までしっかりと汲み取り、最適な提案をしてくれる信頼できる業者との出会いが不可欠と言えるでしょう。

「本当にこの業者は自分の希望を汲み取ってもらえるのか」をしっかりと見極め、信頼できる業者を探しましょう。