1. TOP
  2. Blog
  3. 外構お役立ちブログ
  4. 外構選びで後悔しない!プロが教える庭づくり5つの重要ポイント
外構お役立ちブログ

外構選びで後悔しない!プロが教える庭づくり5つの重要ポイント

おしゃれな庭の施工事例

本動画はこちらよりご覧いただけます:YouTubeリンク

外構選びで失敗しないために知っておくべきこと

こんにちは、外構エクステリアプランナーの三輪です。愛知県一宮市、岐阜県を中心に外構工事を手がける株式会社ノエルの代表をしています。

家づくりにおいて、外構は「我が家の顔」となる重要な要素です。しかし、多くの方が家の完成後に「こうしておけばよかった」と後悔されることが少なくありません。

今回は、私のYouTubeチャンネルで公開している「外構選びで後悔しないためのポイント」について詳しく解説します。家づくりを検討されている方はもちろん、すでにお住まいの方でリフォームをお考えの方にも参考になる内容となっています。

外構計画は家づくり全体の予算の中で後回しにされがちですが、実は生活の質を大きく左右する重要な要素です。この記事を参考に、後悔のない外構計画を立てていただければ幸いです。

理想的な外構と庭のデザイン例外構選びで多い5つの後悔ポイント

外構工事を手がけてきた経験から、お客様がよく後悔されるポイントには共通点があります。これから5つの主な後悔ポイントについて詳しく解説します。

1. 予算配分の失敗

家づくり全体の予算の中で、外構にどれくらい配分するかは非常に重要です。しかし、多くの方が家の建築費用に予算を集中させ、外構の予算が不足してしまうケースが見られます。

一般的に、外構工事の費用は住宅価格の10〜15%程度が目安と言われています。例えば3,000万円の住宅であれば、300〜450万円程度を外構に充てることが理想的です。しかし、実際には予算不足から必要最低限の外構工事しかできず、後から「もっと充実させておけばよかった」と感じる方が多いのです。

特に、カーポートや門扉、フェンスなどの基本的な設備だけで予算を使い切ってしまい、お庭やアプローチなどの空間づくりにまで手が回らないというケースが少なくありません。

予算計画の段階から外構を含めた総合的な計画を立てることで、このような後悔を避けることができます。住宅メーカーや工務店との打ち合わせの初期段階から、外構についても具体的なイメージと予算を伝えておくことをおすすめします。

2. 動線計画の不備

外構における動線計画は、日々の生活の快適さに直結します。特に、以下のような点で後悔されるケースが多いです:

まず、玄関から駐車場までの動線です。雨の日に濡れずに車から玄関まで移動できるよう、屋根付きの通路やカーポートの配置を考慮することが重要です。特に小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭では、この動線の重要性が高まります。

次に、ゴミ置き場の位置です。キッチンからゴミ置き場までの動線が長かったり、雨の日に濡れながらゴミを出さなければならない配置だったりすると、毎日の生活で不便を感じることになります。

また、庭の手入れのしやすさも重要な要素です。水栓の位置が不適切だと、ホースを引き回す必要が生じ、日々の植栽管理が億劫になってしまいます。

これらの動線計画は、図面上では気づきにくいポイントです。実際の生活をイメージしながら、専門家と相談して計画することをおすすめします。

3. 設備選びの失敗

外構設備の選択においても、後々後悔するケースが少なくありません。特に以下の点に注意が必要です:

カーポートのサイズ選びは慎重に行いましょう。車のサイズに対して小さすぎるカーポートを選んでしまうと、雨の日に車から降りる際に濡れてしまったり、ドアが周囲の壁や柱にぶつかったりする恐れがあります。将来的な車の買い替えも考慮して、余裕を持ったサイズ選びが重要です。

門扉やフェンスの素材選びも重要なポイントです。メンテナンス性を考慮せず、見た目だけで選んでしまうと、数年後に塗装や補修が必要になり、予想外の出費や手間が発生することがあります。特に木製の門扉やフェンスは、定期的なメンテナンスが必要となります。

照明計画も見落としがちなポイントです。夜間の安全性や防犯面を考慮した照明配置が重要です。また、ガーデンライトなどを適切に配置することで、夜の庭の雰囲気も大きく変わります。

これらの設備選びは、コストだけでなく、長期的な使いやすさやメンテナンス性も考慮して決定することが大切です。

4. 植栽計画の失敗

庭の印象を大きく左右する植栽計画ですが、以下のような失敗例が多く見られます:

植物の成長を考慮せずに配置してしまうケースです。植栽時は小さくても、数年後には予想以上に大きく成長し、窓を覆ってしまったり、隣家との境界を越えてしまったりすることがあります。特にシンボルツリーなどの選定では、成木時のサイズをしっかり確認することが重要です。

また、メンテナンスの手間を考慮せずに多種多様な植物を取り入れてしまうと、管理が大変になります。ガーデニングが趣味でない方の場合、手入れが簡単な植物を中心に選ぶことをおすすめします。

季節感を考慮した植栽計画も重要です。一年を通じて何かしらの花や実、紅葉などが楽しめるよう、複数の植物を組み合わせることで、四季折々の変化を楽しめる庭になります。

植栽は一度植えたら終わりではなく、成長とともに手入れが必要になります。自分のライフスタイルに合った植栽計画を立てることが、後悔しない庭づくりの秘訣です。

5. 将来の拡張性を考慮しない計画

ライフスタイルの変化に対応できる柔軟性のある外構計画が重要です。以下のような点で後悔されるケースが多いです:

子どもの成長に伴う変化を考慮していないケースです。小さなお子さんがいる時期は遊び場としての庭が重要ですが、子どもが成長するにつれて、車の台数が増えたり、来客用の駐車スペースが必要になったりすることがあります。

また、ガーデニングへの興味の変化も考慮すべきポイントです。当初はあまり興味がなくても、退職後などにガーデニングが趣味になるケースも少なくありません。そのような可能性も考慮して、花壇スペースを確保しておくなどの工夫が有効です。

さらに、将来的なバリアフリー化も重要な検討事項です。年齢を重ねるにつれて、段差のない動線や、手すりの設置が必要になることがあります。初めから将来の変化を見据えた計画を立てておくことで、後々の大規模な改修工事を避けることができます。

外構は一度作ると簡単には変更できないため、将来の変化も見据えた柔軟性のある計画が重要です。

理想的な庭のレイアウトと植栽計画後悔しない外構づくりのための5つのポイント

これまでの後悔ポイントを踏まえ、理想的な外構を実現するための具体的なポイントをご紹介します。

1. 適切な予算計画を立てる

外構工事は家づくり全体の中で後回しにされがちですが、計画の初期段階から適切な予算配分を考えることが重要です。

住宅の購入やリフォームを検討する際は、外構も含めた総予算を考えましょう。一般的には住宅価格の10〜15%程度を外構に充てることが理想的です。

また、予算の中でも優先順位をつけることが大切です。例えば、カーポートや門扉などの必須設備を優先し、その後にお庭やデッキなどの空間づくりの予算を配分するといった方法があります。

限られた予算の中で最大限の効果を得るためには、専門家のアドバイスを受けることも有効です。外構専門の業者に相談することで、コストパフォーマンスの高い提案を受けることができます。

また、すべてを一度に完成させる必要はありません。基本的な設備を先に整え、庭やデッキなどは段階的に整備していくという方法も検討価値があります。

2. 生活動線を重視した計画を立てる

日々の生活の中で何度も使う動線は、快適さを大きく左右します。以下のポイントを考慮した計画を立てましょう:

まず、玄関から駐車場までの動線です。雨の日でも濡れずに移動できるよう、屋根付きの通路やカーポートの配置を工夫しましょう。特に小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭では重要です。

次に、キッチンからゴミ置き場までの動線です。毎日の生活で何度も使う経路なので、できるだけ短く、雨に濡れずに移動できる配置が理想的です。

また、庭の手入れのための動線も重要です。水栓の位置は、庭全体に水やりがしやすい場所に設置しましょう。庭の奥まで長いホースを引き回す必要がないよう計画することで、日々の手入れが楽になります。

さらに、洗濯物を干す場所への動線も考慮すべきポイントです。洗濯機から物干し場までの動線が短く、雨の日でも濡れずに移動できる配置が理想的です。

これらの動線計画は、図面上だけでなく、実際の生活をイメージしながら検討することが大切です。可能であれば、現地で動きをシミュレーションしてみることをおすすめします。

3. 設備は使いやすさとメンテナンス性を重視する

外構設備の選択においては、見た目だけでなく、使いやすさとメンテナンス性を重視することが重要です。

カーポートは、現在の車のサイズだけでなく、将来的な車の買い替えも考慮して、余裕を持ったサイズを選びましょう。特に、ドアの開閉スペースや、雨の日に濡れずに乗り降りできるスペースを確保することが大切です。

門扉やフェンスの素材選びでは、メンテナンス性を重視しましょう。木製は風合いが良い反面、定期的な塗装や補修が必要になります。アルミ製やスチール製は、メンテナンスの手間は少ないですが、経年による見た目の変化も考慮する必要があります。

照明計画では、安全性と防犯性を考慮しつつ、夜の庭の雰囲気も演出できるよう工夫しましょう。最近ではLED照明が主流となり、省エネ性も高まっています。センサー付きの照明を取り入れることで、必要な時だけ点灯させることも可能です。

これらの設備選びでは、初期コストだけでなく、ランニングコストやメンテナンスの手間も含めた総合的な判断が重要です。

4. 成長と管理を考慮した植栽計画を立てる

植栽計画では、植物の成長と管理のしやすさを考慮することが重要です。

シンボルツリーなどの大きな樹木を選ぶ際は、成木時のサイズをしっかり確認しましょう。植栽時は小さくても、数年後には予想以上に大きく成長することがあります。特に、窓の近くや隣家との境界付近に植える場合は注意が必要です。

また、自分のライフスタイルに合った植栽計画を立てることも大切です。ガーデニングが趣味の方であれば多種多様な植物を楽しむことができますが、そうでない方の場合は、手入れが簡単な植物を中心に選ぶことをおすすめします。

季節感を楽しめる植栽計画も魅力的です。春の花、夏の緑、秋の紅葉、冬の実など、一年を通じて何かしらの変化が楽しめるよう、複数の植物を組み合わせることで、四季折々の表情を楽しめる庭になります。

さらに、実用的な植栽も検討価値があります。例えば、夏の西日を遮るための落葉樹や、プライバシーを確保するための生垣など、機能性を持たせた植栽計画も有効です。

5. 将来の変化に対応できる柔軟な計画を立てる

ライフスタイルの変化に対応できる柔軟性のある外構計画が、長期的な満足度を高めます。

子どもの成長に伴う変化を考慮した計画を立てましょう。小さなお子さんがいる時期は遊び場としての庭が重要ですが、子どもが成長するにつれて、車の台数が増えたり、来客用の駐車スペースが必要になったりすることがあります。可能であれば、将来的な用途変更が可能なスペースを確保しておくことをおすすめします。

また、ガーデニングへの興味の変化も考慮しましょう。当初はあまり興味がなくても、退職後などにガーデニングが趣味になるケースも少なくありません。そのような可能性も考慮して、花壇スペースを確保しておくなどの工夫が有効です。

さらに、将来的なバリアフリー化も重要な検討事項です。年齢を重ねるにつれて、段差のない動線や、手すりの設置が必要になることがあります。初めから将来の変化を見据えた計画を立てておくことで、後々の大規模な改修工事を避けることができます。

外構は一度作ると簡単には変更できないため、将来の変化も見据えた柔軟性のある計画が重要です。

外構専門家に相談するメリット

外構計画は専門的な知識が必要な分野です。外構専門の業者に相談することで、以下のようなメリットがあります:

1. 専門的な知識とアイデアの提供

外構専門の業者は、最新のトレンドや素材、工法に関する専門的な知識を持っています。自分では思いつかないようなアイデアや解決策を提案してもらえることが大きなメリットです。

例えば、限られたスペースを最大限に活用する方法や、予算内で最大の効果を得られる素材の選定など、専門家ならではの提案が期待できます。

また、地域の気候や土壌条件に適した植栽の提案など、地域特性を考慮したアドバイスも受けることができます。

2. トータルコーディネートの実現

外構は、カーポートや門扉、フェンス、庭、アプローチなど、様々な要素で構成されています。これらの要素を調和させ、住宅との一体感を持たせることが、美しい外構の秘訣です。

外構専門の業者は、これらの要素を総合的にコーディネートする能力を持っています。住宅の外観や周辺環境との調和を考慮した、トータルコーディネートの提案が期待できます。

また、将来的な拡張性や変更の可能性も考慮した計画を立ててもらえるため、長期的な視点での満足度が高まります。

3. 予算内での最適な提案

外構工事は、予算に応じて様々な選択肢があります。外構専門の業者は、限られた予算の中で最大の効果を得られる提案をしてくれます。

例えば、どの部分にコストをかけ、どの部分でコストを抑えるべきかなど、優先順位を考慮した提案が期待できます。また、段階的に整備していく計画も含めた、現実的な提案も受けることができます。

さらに、メンテナンスコストも含めた長期的な視点でのコスト計算も、専門家ならではのアドバイスです。

まとめ:後悔しない外構づくりのために

外構は、住まいの顔であり、日々の生活の質を大きく左右する重要な要素です。後悔しない外構づくりのためには、以下のポイントを押さえることが重要です:

1. 家づくり全体の中で、適切な予算配分を考える

2. 日々の生活動線を重視した実用的な計画を立てる

3. 使いやすさとメンテナンス性を考慮した設備選びをする

4. 植物の成長と管理のしやすさを考慮した植栽計画を立てる

5. 将来のライフスタイルの変化に対応できる柔軟な計画を立てる

これらのポイントを押さえつつ、必要に応じて外構専門の業者に相談することで、理想的な外構を実現することができます。

外構は一度作ると簡単には変更できないため、計画段階での十分な検討が重要です。この記事が、皆さんの後悔しない外構づくりの参考になれば幸いです。

私のYouTubeチャンネルでは、外構や庭づくりに関する様々な情報を発信しています。ぜひチャンネル登録して、最新情報をチェックしてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの素敵な外構づくりを心より応援しています。