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外構予算を賢く抑えるコツ66選|プロが教える費用対効果の高い選択肢

目次

外構予算を賢く抑えるために知っておきたい基本的な考え方

三輪です。外構エクステリアプランナーとして、お客様からよくいただくご相談の一つが「予算内で理想の外構を実現したい」というものです。

新築やリフォームの際、外構にかかる費用は予想以上に高くなることがあります。家を建てた後に「外構費用が思ったより高い!」と驚かれる方は本当に多いんです。

外構工事の費用内訳を示す図解外構費用を構成する主な要素は、「材料費」と「人件費」の2つです。お金のかからない外構を実現するためには、これら2つの費用を上手に抑える方法を知っておくことが重要なんです。

でも、ただ安ければいいというわけではありません。長く使う外構だからこそ、後悔しない選択をしたいですよね。

どうすれば予算内で満足度の高い外構を実現できるのか?

この記事では、外構工事の費用を賢く抑えるための具体的な方法を66個ご紹介します。これから外構工事を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

外構費用を節約する4つの基本原則

まずは、どんな外構工事にも共通する費用節約の基本原則をご紹介します。これを押さえておくだけでも、大きな節約につながりますよ。

相見積もりを取る様子外構工事の費用は、知識があるかないかだけで大きく変わってきます。外構工事なんて人生で1度あるかないかですよね?

結婚式やお葬式なんかも同様ですが、人生で購入する機会が少なく、十分に検討する暇がないものほど、業者さんとお客さんとの間に情報格差が生まれやすくなります。

そうなるとどうしても業者さんが主導権を握りやすく、費用が割高になりやすくなるんです。

もちろんこれは業者さんが悪いという事ではなく、そういう業界構造なのです。だから業者さんに丸投げするのではなく、外構工事に関するある程度の知識はきちんとつけておくことが大切です。

① 相見積もりを取って交渉を行う

相見積もりは必ず取った方がいいです。理由は次の3つです。

  • 同じ敷地条件でも会社によってデザインが違う
  • 同じデザインでも会社によって値段が違う
  • 同じ値段でも会社によって工事の質が違う

最低3社からは見積もりをもらって、しっかり比較検討することで、相場感をつかむことができます。また、業者を相対的に評価することができるので、価格の交渉もしやすくなります。

私たちノエルでも、お客様の予算に合わせた提案を行っています。例えば、50万円以下では「オシャレな機能門柱、割栗石モダンな植栽」、300万円以下では「2台用カーポート、アプローチ門柱、低めの植栽」などの提案が可能です。

② 後回しにしたくない工事に絞って行う

なにも一度に外構一式を丸っと工事しなければいけないわけではありません。

どうしても予算が足りない場合は、優先度の高い工事にしぼりましょう。外構・エクステリアの部分工事優先度ランキング5選は以下の通りです。

  1. 表札・ポスト・インターフォン
  2. 道路・駐車場から玄関までの舗装
  3. 洗濯物干し場
  4. 境界
  5. 駐車場

私たちノエルでも、「まずは玄関周りだけ、中庭は後回し」というように、施工時期を分けることも可能です。このように段階的に工事を進めることで、予算を分散させることができます。

③ 外構のデザインをシンプルにする

低コストで効果的なデザインを実現するためには、シンプルで機能的なレイアウトを心がけることが大切です。複雑なデザインは施工に時間と費用がかかり、材料費も増えてしまいます。シンプルなデザインは見た目が美しく、メンテナンスも容易です。

また、自然素材を利用することで、コストを抑えながらもナチュラルで美しい外構を実現できます。例えば、砂利や木材、植栽などは比較的安価で、デザインに統一感を持たせることができます。

シンプルかつ効果的なデザインを追求することで、外構費用を抑えつつ、見た目の美しさと機能性を両立させることが可能です。

④ 専門性・安全性が問われない場所はDIYで済ませる

DIYを取り入れることで、施工費(職人の人件費)を削減できます。

自分でできる範囲の作業を行うことで業者に依頼する必要がなくなり、その分コストを抑えることができます。また、自分のペースで作業を進めることができ、完成までの時間を調整することも可能です。

外構工事をDIYで行うにはまず計画を立て、必要な材料と道具を揃えることから始めます。作業は難易度の低いものから始め、徐々に難易度の高い作業に移行することで、スムーズに進めることができます。

ただし、DIYでは対応できない専門的な工事もあります。電気工事や大規模な土木工事など、専門知識や安全面での配慮が必要な作業は、必ず専門業者に依頼しましょう。

外構費用を大幅に削減する「落とす・減らす・省く」の3原則

外構工事の費用を大幅に削減するための3つの原則があります。それは「落とす・減らす・省く」です。

ガーデンプラスのブログによると、この3原則を活用することで、外構工事の費用を最大150万円も安くできる可能性があるとのこと。具体的に見ていきましょう。

外構費用削減のビフォーアフター① 「落とす」:仕様を落として費用を抑える

「落とす」とは、「仕様を落とす」ということ。高額な商品や施工費の高いものを安いものに仕様を落とすことでコストダウンしていきます。

例えば、タイル貼り門柱を塗り壁仕上げに変更することで約24万円のコスト削減が可能です。タイルの高級感は失われますが、塗り壁も温かみと職人技の唯一無二な模様が素敵です。

もし将来的に余裕ができたり、汚れが目立ったりしたときにはあとからタイル門柱にリフォームも可能です。門柱は家の顔なので、ここはお金を掛けたいという場合は、タイルの仕様を変更してもっと安いタイルにする方法もあります。

他にも、目隠しフェンスの素材を変更するだけで大きなコスト削減になります。高さ1.6mのマイティウッドフェンスという樹脂製木目調フェンスから、高さ1mのValueSeleなどのアルミフェンスに変更することで、費用を抑えることができます。

② 「減らす」:数量を減らして費用を抑える

「減らす」とは、「数量を減らす」ということ。必要最小限の数量にすることでコストダウンを図ります。

例えば、カーポートは2台分設置する予定だったところを1台分だけにすることで、約30万円のコスト削減が可能です。将来的に2台目が必要になったときに増設することもできます。

また、植栽の数を減らすことも効果的です。シンボルツリーを1本に絞り、低木や下草の数を減らすことで、植栽費用を大幅に抑えることができます。

どうしても植栽を多く入れたい場合は、成長の早い種類を選んで小さいサイズから育てるという方法もあります。時間はかかりますが、費用を抑えながら豊かな緑を楽しむことができますよ。

③ 「省く」:一部の工事を省いて費用を抑える

「省く」とは、「工事自体を省く」ということ。優先度の低い工事を後回しにするか、別の方法で代替することでコストダウンします。

例えば、アプローチの一部を砂利敷きにすることで、コンクリート舗装に比べて費用を大幅に抑えることができます。砂利は見た目も自然で、雨水の浸透性も良いというメリットもあります。

また、ウッドデッキの設置を後回しにして、まずは必要最低限の外構工事を行うという方法もあります。ウッドデッキは後からでも比較的簡単に追加できる要素なので、予算に余裕ができたときに検討するという選択肢も良いでしょう。

これらの「落とす・減らす・省く」の3原則を上手に組み合わせることで、理想の外構を大幅に安く実現することができます。

費用対効果の高い外構工事15選

外構工事の中でも、特に費用対効果が高いものをご紹介します。限られた予算で最大の効果を得るために、ぜひ参考にしてください。

費用対効果の高いアプローチデザイン1. オープン外構で費用を抑える

オープン外構とは、塀やフェンスなどの境界を最小限にして、開放的な印象を作る外構スタイルです。

境界を作るための塀やフェンスは外構費用の中でも大きな割合を占めます。これを最小限にすることで、大幅なコスト削減が可能です。

また、オープン外構は視線が抜けるため、敷地が広く感じられるというメリットもあります。特に狭小地では効果的です。

ただし、プライバシーや防犯面での配慮は必要です。玄関周りや窓の前など、必要な箇所だけに目隠しを設けるなどの工夫をすると良いでしょう。

2. アプローチに砂利を使用する

アプローチ(玄関までの通路)には、砂利を使用することでコストを大幅に抑えることができます。

コンクリートやタイルに比べて材料費が安く、施工も比較的簡単なため、人件費も抑えられます。また、雨水の浸透性が良いため、排水設備を簡略化できるというメリットもあります。

砂利の種類も豊富で、白砂利や黒砂利、茶色の砂利など、家の外観に合わせて選ぶことができます。

砂利の飛び出しが気になる場合は、砂利止めを設置したり、樹脂で固める方法もあります。また、一部だけコンクリートの平板を敷いて、歩きやすさを確保するという方法も効果的です。

3. 駐車場はタイヤが乗る部分のみコンクリート舗装

駐車場全面をコンクリート舗装すると費用がかさみます。そこで、タイヤが乗る部分のみをコンクリートで舗装し、残りの部分は砂利や芝生にするという方法があります。

これにより、舗装面積を減らすことができ、材料費と施工費を大幅に削減できます。また、雨水の浸透面積が増えるため、環境にも優しい選択です。

タイヤ部分のコンクリート舗装は、車の出し入れがしやすく、実用性も十分確保できます。デザイン的にも、コンクリートと砂利や芝生のコントラストが美しく、単調になりがちな駐車場に変化をつけることができます。

4. 植栽は成長の早い種類を小さいサイズから育てる

植栽は、大きなサイズを購入すると高額になります。成長の早い種類を選び、小さいサイズから育てることで、費用を大幅に抑えることができます。

例えば、シンボルツリーとして人気のあるシマトネリコやソヨゴなどは、比較的成長が早く、小さいサイズから植えても数年で見栄えのする高さになります。

また、低木や下草も小さいサイズから植えることで、費用を抑えながら豊かな緑を楽しむことができます。成長を見守る楽しみもあり、愛着も湧きやすいというメリットもあります。

ノエルでは、外構におすすめの植栽としてクスノキ、モッコウバラ、ヒメイチゴノキ、クロチクなどを紹介しています。これらの植栽は、成長の様子や手入れのしやすさなども考慮して選ぶと良いでしょう。

5. フェンスは縦格子タイプを選ぶ

フェンスを設置する場合、縦格子タイプを選ぶことで、費用対効果を高めることができます。

縦格子フェンスは、横格子タイプに比べて強度が高く、経年による反りや歪みが少ないという特徴があります。そのため、長期的な耐久性が高く、メンテナンス費用も抑えられます。

また、縦格子は視線を上に導くため、空間を広く感じさせる効果もあります。特に狭い敷地では、この効果が有効です。

デザイン性も高く、和風から洋風まで様々な家の外観に合わせやすいというメリットもあります。

6. 門柱はシンプルな機能門柱を選ぶ

門柱は、タイル貼りの造作門柱にすると費用が高くなります。シンプルな既製品の機能門柱を選ぶことで、費用を大幅に抑えることができます。

機能門柱は、ポスト、表札、インターホンなどの機能が一体化されており、設置も比較的簡単です。デザインも豊富で、家の外観に合わせて選ぶことができます。

また、後からでも表札やポストを交換することで、イメージを変えることも可能です。まずはシンプルな機能門柱を設置し、余裕ができたときに周囲の植栽や照明などでグレードアップするという方法も効果的です。

7. 照明は必要最小限の場所に絞る

外構の照明は、設置数が増えるほど費用がかさみます。また、電気代も考慮する必要があります。

照明は、安全性や防犯性を確保するために必要な場所に絞ることで、初期費用と維持費を抑えることができます。具体的には、玄関周り、アプローチ、駐車場の出入り口などが重要です。

また、ソーラー式の照明を選ぶことで、電気工事費を削減し、電気代もかからないというメリットがあります。最近のソーラー照明は性能が向上し、デザイン性も高いものが増えています。

照明の配置を工夫することで、少ない数でも効果的な演出が可能です。例えば、シンボルツリーをライトアップするだけで、夜の外構の印象が大きく変わります。

8. 物置は後から設置する

物置は、外構工事と同時に設置すると便利ですが、予算が厳しい場合は後回しにすることも検討しましょう。

物置の設置場所だけを確保しておき、とりあえずは車庫や家の中の収納で対応するという方法もあります。後から必要性を感じたときに設置することで、初期費用を抑えることができます。

また、物置は比較的簡単に後付けできる要素なので、外構工事の優先順位としては低めに設定しても問題ありません。

物置を設置する場合も、シンプルなデザインの既製品を選ぶことで、費用を抑えることができます。

9. ウッドデッキは小さめサイズで計画する

ウッドデッキは、サイズが大きくなるほど費用が高くなります。必要最小限のサイズで計画することで、費用を抑えることができます。

例えば、テーブルとチェアを置くだけのスペースであれば、2m×3m程度のコンパクトなサイズでも十分です。

また、材質も費用に大きく影響します。天然木は風合いが良いですが、メンテナンスが必要で費用も高めです。人工木は初期費用は高めですが、メンテナンスが少なく長期的にはコストパフォーマンスが良いこともあります。

ウッドデッキは、後からでも拡張しやすい要素なので、まずは小さめサイズで始め、使い勝手を見ながら必要に応じて拡張するという方法も効果的です。

10. カーポートは1台分から始める

2台分の駐車スペースがある場合でも、カーポートは1台分から始めることで、初期費用を抑えることができます。

カーポートは外構費用の中でも高額な要素の一つです。2台分をまとめて設置すると100万円以上かかることも珍しくありません。

1台分だけ先に設置し、もう1台分は後から追加するという方法であれば、初期費用を半分近く抑えることができます。

また、カーポートのグレードも費用に大きく影響します。シンプルなデザインの標準グレードを選ぶことで、さらに費用を抑えることができます。

11. 境界はメッシュフェンスを活用する

境界の囲いには、メッシュフェンスを活用することで費用を抑えることができます。

メッシュフェンスは、目隠しフェンスや塀に比べて大幅に安価です。特に長い距離の境界では、その差額が大きくなります。

プライバシーが気になる場所だけ目隠しフェンスを設置し、それ以外の場所はメッシュフェンスにするという組み合わせも効果的です。

また、メッシュフェンスに沿って植栽を配置することで、時間をかけて自然な目隠しを作ることもできます。成長の早い常緑樹や蔓性植物を選ぶと、比較的短期間で目隠し効果が得られます。

12. 雑草対策はシートと砂利で済ませる

庭の雑草対策として、防草シートと砂利を組み合わせる方法は、費用対効果が高いです。

コンクリートやタイルで舗装するよりも大幅に安価で、DIYでも比較的簡単に施工できます。

防草シートは種類が豊富で、耐久性や効果に差があります。長期的な効果を考えると、多少高くても耐久性の高いものを選ぶことをおすすめします。

砂利も種類や色が豊富で、家の外観に合わせて選ぶことができます。また、砂利の厚みは5cm程度あると雑草が生えにくくなります。

13. 表札はシンプルなデザインを選ぶ

表札は、オーダーメイドの高級素材を選ぶと費用が高くなります。シンプルなデザインの既製品を選ぶことで、費用を抑えることができます。

アクリルやステンレス製の表札は比較的安価で、デザインも豊富です。また、耐久性も高く、長期間使用できます。

表札は後からでも比較的簡単に交換できるので、まずはシンプルな既製品で始め、余裕ができたときにグレードアップするという方法も効果的です。

また、最近ではインターネットで手軽にオーダーできる表札も増えており、従来のオーダーメイドよりも安価に個性的な表札を作ることも可能です。

14. 門扉はアルミ製の既製品を選ぶ

門扉は、アルミ製の既製品を選ぶことで、費用を抑えることができます。

アルミ製の門扉は、木製や鋳物製に比べて安価で、メンテナンス性も良好です。錆びにくく、塗装の塗り直しなどの手間もかかりません。

デザインも豊富で、シンプルなものから装飾性の高いものまで、家の外観に合わせて選ぶことができます。

また、両開きよりも片開きを選ぶことで、さらに費用を抑えることができます。開口幅が確保できるなら、片開きで十分な場合も多いです。

15. 花壇はレンガやブロックで自作する

花壇は、レンガやブロックを使って自作することで、費用を大幅に抑えることができます。

ホームセンターで手に入るレンガやブロックを使えば、DIYでも比較的簡単に花壇を作ることができます。

積み上げるだけの簡単な構造であれば、特別な技術は必要ありません。また、自分で作ることで、好みのサイズや形に調整できるというメリットもあります。

花壇の中に入れる土も、市販の培養土と庭の土を混ぜることで、費用を抑えることができます。

外構工事の段階的アプローチ:優先順位の決め方

外構工事を一度にすべて行うのではなく、段階的に進めることで、予算を分散させることができます。ここでは、外構工事の優先順位の決め方をご紹介します。

段階的に完成させる外構プラン第1段階:生活に必須の基本要素

まずは日常生活に必須の基本要素から整備しましょう。具体的には以下の要素が優先度が高いです。

  • アプローチ(玄関までの通路)
  • 駐車スペース(舗装)
  • ポスト・表札・インターホン
  • 玄関周りの照明
  • 雨水の排水設備

これらは生活の基本となる要素なので、まず最初に整備することをおすすめします。特にアプローチと駐車スペースは、雨の日の泥濘対策としても重要です。

また、ポストや表札、インターホンは郵便物の受け取りや来客対応に必須の要素です。これらは比較的費用も抑えられるので、最初に整備しておくと良いでしょう。

第2段階:プライバシーと安全性の確保

基本要素が整ったら、次はプライバシーと安全性を確保するための要素を整備します。

  • フェンスや塀(特に道路側や隣家との境界)
  • 門扉
  • カーポート
  • 防犯灯

フェンスや塀は、プライバシーの確保や防犯面で重要です。特に道路側や隣家との境界は優先的に整備すると良いでしょう。

カーポートは、車を雨や雪、紫外線から守るために重要です。特に積雪地域では、冬季の除雪の手間を減らすためにも早めに設置することをおすすめします。

防犯灯は、夜間の安全性を高めるために効果的です。人感センサー付きのものを選ぶと、電気代の節約にもなります。

第3段階:快適性と美観の向上

基本的な生活環境が整ったら、最後に快適性と美観を向上させるための要素を整備します。

  • ウッドデッキやテラス
  • 庭園や植栽
  • 物置
  • ガーデンファニチャー
  • 装飾的な照明

これらは生活に必須ではありませんが、あると暮らしが豊かになる要素です。予算や優先度に応じて、段階的に整備していくと良いでしょう。

特にウッドデッキやテラスは、室内と庭をつなぐ中間的な空間として、暮らしの幅を広げてくれます。また、植栽は時間をかけて育てていくものなので、早めに基本的な植栽だけでも始めておくと良いでしょう。

外構費用を抑える際の注意点

外構費用を抑えることは大切ですが、安さだけを追求すると後悔することもあります。ここでは、外構費用を抑える際の注意点をご紹介します。

外構工事の品質チェックをするプロフェッショナル安全面を疎かにしない

費用を抑えることは大切ですが、安全面を疎かにしてはいけません。特に以下の点には注意が必要です。

  • 基礎工事や排水設備は妥協しない
  • 地盤の状態に合わせた適切な工法を選ぶ
  • フェンスや塀の強度を確保する
  • 階段や段差の安全性を確保する

これらは一度施工すると後から修正するのが難しく、費用もかかります。また、安全性に関わる部分なので、ここで妥協すると事故や怪我のリスクが高まります。

特に基礎工事や排水設備は、見えない部分ですが、外構の耐久性や使い勝手に大きく影響します。ここでの手抜きは、長期的に見ると余計な修繕費用がかかる原因になります。

長期的な視点で考える

初期費用だけでなく、メンテナンス費用や耐久性も考慮して選択することが大切です。

  • 耐久性の高い素材を選ぶ
  • メンテナンスのしやすさを考慮する
  • 将来的な拡張や変更の可能性を考える

例えば、木製のフェンスは初期費用は安いですが、定期的な塗装や補修が必要です。一方、アルミ製のフェンスは初期費用は高めですが、メンテナンスがほとんど不要で長期的に見るとコストパフォーマンスが良いこともあります。

また、子供の成長や家族構成の変化に合わせて、外構の使い方も変わることがあります。将来的な変更や拡張がしやすい設計にしておくことも大切です。

業者選びは慎重に

外構工事は、業者によって価格だけでなく、品質やアフターサービスにも大きな差があります。以下の点に注意して業者を選びましょう。

  • 実績や評判を確認する
  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 見積書の内容を詳細に確認する
  • アフターサービスの内容を確認する

安さだけで業者を選ぶと、工事の品質が低かったり、アフターサービスが不十分だったりすることがあります。複数の業者から見積もりを取り、価格だけでなく、提案内容やコミュニケーションの取りやすさなども含めて総合的に判断することが大切です。

また、見積書の内容をしっかり確認し、何が含まれていて何が含まれていないのかを明確にしておくことも重要です。追加工事が発生すると、予想外の費用がかかることがあります。

まとめ:賢く予算を抑えて理想の外構を実現するために

外構工事の費用を賢く抑えるためのポイントをご紹介してきました。最後に、重要なポイントをまとめておきます。

理想的な低コスト外構の完成イメージ外構費用を抑えるための基本原則は「相見積もりを取る」「優先度の高い工事に絞る」「デザインをシンプルにする」「DIYを取り入れる」の4つです。

また、「落とす・減らす・省く」の3原則を活用することで、理想の外構を大幅に安く実現することができます。仕様を落とす、数量を減らす、一部の工事を省くという工夫が効果的です。

費用対効果の高い外構工事としては、オープン外構の採用、砂利を活用したアプローチ、タイヤ部分のみのコンクリート舗装、成長の早い植栽の活用などがあります。

外構工事は段階的に進めることも有効です。まずは生活に必須の基本要素から整備し、次にプライバシーと安全性の確保、最後に快適性と美観の向上という順序で進めると良いでしょう。

ただし、安全面を疎かにしない、長期的な視点で考える、業者選びは慎重に行うという点には注意が必要です。

外構は家の顔であり、日々の暮らしを快適にする重要な要素です。予算内で最大限の効果を得られるよう、この記事でご紹介したポイントを参考にしながら、理想の外構づくりを進めてください。

私たちノエルでは、お客様一人ひとりのライフスタイルや好みに合わせたオーダーメイドの外構設計を行っています。予算に合わせた提案も可能ですので、外構でお悩みの方はぜひご相談ください。

詳細は新築外構、エクステリアのページをご覧ください。