外構のライティングで庭を魅せる!プロが教える照明テクニック5選

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目次
外構ライティングの魅力とは?夜の庭を彩る光の世界
こんにちは、株式会社ノエルの三輪です。外構エクステリアプランナーとして愛知県一宮市、岐阜県を中心に活動しております。
皆さんは、お庭やエクステリアを夜間にどのように楽しんでいますか?実は、適切なライティング(照明)を施すことで、昼間とはまったく異なる表情を楽しむことができるんです。
今回ご紹介するYouTube動画では、外構ライティングの基本から応用テクニックまで、実例を交えながら詳しく解説しています。夜の庭を美しく演出する「光」の力を最大限に活かす方法をお伝えします。
外構照明は単なる明かりの確保だけでなく、お庭の雰囲気づくりや安全性の向上、さらには防犯対策にも役立つ重要な要素です。適切に配置された照明は、昼間見えなかった植物や建物の魅力を引き出し、まるで異空間のような美しさを演出してくれます。
外構ライティングの基本と種類
外構ライティングには様々な種類があり、それぞれに特徴や適した使用シーンがあります。動画では主に以下の基本的な照明タイプについて解説しています。
1. アップライティング(上向き照明)
アップライティングは、地面や低い位置から上向きに光を当てる照明方法です。主に樹木やオブジェ、建物の壁面などを下から照らし上げることで、立体感や存在感を強調する効果があります。
特に背の高い樹木や特徴的な枝ぶりを持つ植物に対して効果的で、昼間とは全く異なる印象を作り出します。影の付き方によって樹木の形状が浮かび上がり、幻想的な雰囲気を演出できるのが特徴です。
設置する際のポイントは、光源を目立たせないように地面に埋め込むか、植栽の陰に隠すことです。光源が直接目に入ると眩しさを感じるため、光源の位置や角度の調整が重要になります。
2. ダウンライティング(下向き照明)
ダウンライティングは、高い位置から下向きに光を当てる照明方法です。樹木の枝や軒下、パーゴラなどに設置して、自然な月明かりのような柔らかな光を地面に落とします。
この照明方法は、歩行スペースを自然に照らすことができるため、安全性と美観を両立させることができます。また、葉の間から漏れる光が地面に美しい影絵のようなパターンを作り出すため、芸術的な演出も可能です。
設置する際は、光源が直接見えないように配慮し、樹木の自然な形を活かした配置を心がけると良いでしょう。
3. シルエットライティング
シルエットライティングは、照らしたい対象物の背後に光源を設置し、シルエットとして浮かび上がらせる照明手法です。特に特徴的な形状を持つ樹木や彫刻などに効果的です。
この手法では、対象物自体には直接光を当てず、背景となる壁や塀などを照らすことで、対象物の輪郭を浮かび上がらせます。神秘的で洗練された印象を与えることができ、モダンなデザインの外構によく合います。
効果的なシルエットライティングを実現するには、背景となる面が均一で、できれば明るい色であることが望ましいです。
4. パスライティング(通路照明)
パスライティングは、歩行路や階段などを照らすための照明です。安全性を確保しながら、導線を美しく演出する役割を持っています。
低い位置に設置するボラード型や、地面に埋め込むタイプ、ステップライトなど様々な形状があります。間隔を均等に配置することで、リズム感のある美しい光の道を作り出すことができます。
設置する際は、まぶしさを抑えた柔らかな光で、足元を照らす程度の明るさが理想的です。強すぎる光は歩行者の目を眩ませ、かえって危険になることもあります。
5. アクセントライティング
アクセントライティングは、庭の特定の要素や見せ場を強調するための照明手法です。特徴的な植物、石、水景、彫刻などを際立たせることができます。
スポットライトやピンライトなどを使用して、庭の中で特に注目してほしいポイントに光を集中させます。全体の照明計画の中で、メリハリをつけるために重要な役割を果たします。
設置する際は、照らす対象物との距離や角度を調整し、最も魅力的に見える配置を見つけることがポイントです。
外構ライティングの実践テクニック
基本的な照明の種類を理解したところで、実際にどのように活用すれば効果的なのか、動画で紹介されている実践テクニックをご紹介します。
1. レイヤード照明で奥行きを演出する
一つの空間に複数の照明タイプを組み合わせる「レイヤード照明」は、庭に奥行きと立体感を生み出す効果的な手法です。例えば、手前の低木にはアップライト、中間の通路にはパスライト、奥の高木にはダウンライトを組み合わせることで、平面的な庭が立体的な空間に変わります。
この手法のポイントは、光の強さや色温度にも変化をつけることです。手前から奥に向かって徐々に明るさを落としていくと、より奥行き感が増します。また、暖色系と寒色系の光をバランスよく配置することで、空間に豊かな表情が生まれます。
動画では実際の施工例を見ながら、どのように照明を配置すれば効果的なのかを詳しく解説しています。
2. シンボルツリーを活かしたライティング
庭のシンボルツリーは、昼間だけでなく夜も主役にすることができます。樹形の美しい木には、複数の角度からアップライトを当てることで立体感を強調できます。
特に紅葉する木や四季で表情が変わる木は、季節ごとに照明の角度や色を調整することで、一年を通して異なる魅力を引き出すことが可能です。
シンボルツリーのライティングでは、木の特徴を最大限に引き出すことが重要です。例えば、枝ぶりが特徴的な木は影の付き方を意識し、葉の美しい木は葉の質感が浮かび上がるように光を当てます。
3. 水景とライティングの組み合わせ
水と光の組み合わせは、幻想的な空間を作り出す最強の組み合わせです。水面に反射する光、水中から漏れる光、水の動きによって変化する光の表情など、様々な演出が可能です。
例えば、水鉢や水盤の下から照らす水中照明は、水面に揺らめく光の模様を天井や壁に映し出し、室内にまで美しい効果をもたらします。また、滝や流れに沿って光を当てると、水の動きがより強調され、視覚だけでなく聴覚とも連動した豊かな体験を創出できます。
水景のライティングでは、LED水中照明が主流となっており、省エネかつ長寿命で安全性も高いのが特徴です。色を変えられるタイプもあり、シーンや季節に合わせた演出も可能です。
4. 壁面を活用したウォールウォッシュ
塀や壁面などの垂直面を照らす「ウォールウォッシュ」は、空間を広く見せる効果があります。特に狭い庭では、壁面を明るく照らすことで圧迫感を軽減し、開放的な印象を与えることができます。
壁面の素材や質感によっても効果は異なります。石積みや木の板壁など凹凸のある素材は、斜めから光を当てることで陰影が強調され、より立体的に見えます。一方、漆喰や塗り壁などの平滑な壁は、均一に照らすことで壁面全体が柔らかく浮かび上がります。
動画では、様々な壁面素材に対する効果的な照明方法と、実際の施工例を紹介しています。
5. 季節や行事に合わせた演出
外構ライティングは、季節や行事に合わせて変化をつけることで、一年を通して楽しむことができます。例えば、クリスマスシーズンには暖かみのあるイエローやオレンジの光で温かな雰囲気を、夏には涼しげなブルーの光で清涼感を演出するなど、色温度の調整だけでも印象は大きく変わります。
最近では、スマートフォンで操作できるLED照明システムも普及しており、色や明るさを簡単に変更できるようになっています。特別な日や来客時など、シーンに合わせた照明演出が手軽にできるのも現代の外構ライティングの魅力です。
動画では、実際にスマート照明を使った演出例や、季節ごとの照明プランの考え方についても触れています。
外構ライティングの計画と施工のポイント
美しい外構ライティングを実現するためには、計画段階から施工まで考慮すべきポイントがあります。動画では以下のような重要な要素について解説しています。
1. 全体のバランスと明暗のコントラスト
効果的な外構ライティングの秘訣は、すべてを均一に明るくするのではなく、明暗のコントラストをつけることです。すべての場所を同じ明るさで照らしてしまうと平坦な印象になり、かえって魅力が半減してしまいます。
理想的なのは、強調したいポイントを明るく、それ以外の部分は控えめな明るさにすることです。このメリハリが、夜の庭に奥行きと立体感を生み出します。
また、照明の数も「多ければ良い」というわけではありません。必要最小限の照明で最大の効果を得られるよう、一つ一つの照明の役割を明確にすることが大切です。
2. 光害への配慮
美しい照明計画を立てる際に忘れてはならないのが、光害への配慮です。強すぎる光や不適切な方向に向けられた光は、近隣住宅への迷惑になるだけでなく、夜行性の生物にも悪影響を及ぼす可能性があります。
特に上方向に漏れる光は夜空の星を見えにくくする原因となるため、必要な場所だけを照らす「ターゲット照明」を心がけましょう。また、調光機能付きの照明を選ぶことで、必要に応じて明るさを調整することも可能です。
動画では、近隣への配慮と環境への影響を最小限に抑えながら、効果的な照明を実現する方法について詳しく解説しています。
3. 省エネと維持管理
外構ライティングを長く楽しむためには、省エネ性と維持管理のしやすさも重要な要素です。現在の外構照明では、省エネ性と長寿命を兼ね備えたLED照明が主流となっています。
LEDは従来の白熱電球やハロゲンランプと比較して、消費電力が約1/8〜1/10、寿命は約40倍以上と言われており、ランニングコストを大幅に削減できます。また、発熱量が少ないため安全性も高く、様々な色や色温度が選べるのも魅力です。
維持管理の面では、防水性や耐候性の高い製品を選ぶことが重要です。屋外で使用する照明は、雨や紫外線、温度変化などの厳しい環境にさらされるため、品質の良い製品を選ぶことが長期的には経済的です。
動画では、実際の施工例を通じて、どのような照明器具を選べば長く美しく使えるのかについても解説しています。
4. DIYと専門業者への依頼
外構ライティングは、簡易的なものであればDIYでも設置可能です。特にソーラー式のガーデンライトなどは配線工事が不要で、比較的簡単に設置できます。
しかし、本格的な照明計画や電気工事を伴う設置は、専門知識と技術が必要です。特に防水処理や配線工事は安全面でも重要なので、専門業者への依頼をおすすめします。
動画では、DIYで挑戦できる範囲と、専門業者に依頼した方が良い場合の判断基準についても触れています。また、業者選びのポイントや、依頼する際に確認すべき事項についても解説しています。
外構ライティングの成功事例と失敗例
実際の施工例から学ぶことは多いものです。動画では、成功事例と失敗例の両方を紹介しながら、具体的な教訓を解説しています。
成功事例から学ぶポイント
成功している外構ライティングには、いくつかの共通点があります。まず、庭全体のデザインコンセプトと照明計画が一貫していることです。和風の庭には和の雰囲気に合った柔らかな光、モダンな庭にはシャープで洗練された光など、庭のスタイルに合った照明選びが重要です。
また、昼と夜の両方を考慮した計画も成功の鍵です。昼間は目立たない照明器具を選び、夜は美しい光の効果を最大限に引き出す配置を考えることで、24時間魅力的な庭を実現できます。
動画では、実際の成功事例を通じて、照明の種類や配置、色温度の選び方など、具体的なテクニックを紹介しています。
失敗例から学ぶ教訓
一方、失敗例からも多くのことを学べます。よくある失敗例としては、照明の数が多すぎて「光の洪水」状態になってしまうケースや、逆に照明が不足して暗すぎる部分ができてしまうケースなどがあります。
また、照明器具の品質にこだわらず、安価な製品を選んだために数年で故障してしまったり、防水性が不十分で雨漏りを起こしてしまったりするケースも少なくありません。
動画では、これらの失敗例を具体的に紹介しながら、どのように改善すれば良かったのかについても解説しています。失敗から学ぶことで、同じ過ちを繰り返さない知恵を得ることができます。
まとめ:外構ライティングで庭の魅力を最大限に引き出そう
外構ライティングは、昼間とは全く異なる表情を庭に与え、夜の時間をより豊かに楽しむための重要な要素です。適切な照明計画によって、安全性の向上、防犯効果、そして何より美しい空間演出が可能になります。
今回ご紹介したYouTube動画では、アップライティング、ダウンライティング、シルエットライティングなど様々な照明テクニックと、それらを効果的に組み合わせる方法を詳しく解説しています。また、実際の施工例を通じて、成功のポイントと避けるべき失敗例も学ぶことができます。
外構ライティングは、一度設置すれば終わりではなく、季節や行事に合わせて変化をつけたり、時間の経過とともに成長する植物に合わせて調整したりと、長く楽しめる要素でもあります。ぜひ動画を参考に、ご自宅の庭やエクステリアに最適な照明計画を考えてみてください。
最後に、外構ライティングは専門的な知識と技術が必要な場合もあります。本格的な設置をお考えの場合は、専門業者への相談も検討されることをおすすめします。私たち株式会社ノエルでも、外構ライティングのご相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
今回の動画解説が皆様のお役に立てれば幸いです。他にも外構やエクステリアに関する様々な情報を発信していますので、よろしければチャンネル登録もお願いします。
それでは、素敵な光のある暮らしをお楽しみください。



