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天然芝VS人工芝!庭づくりのプロが教える選び方と驚きのメリット・デメリット

人工芝の施工例


こんにちは、外構エクステリアプランナーの三輪です。株式会社ノエルの代表として、愛知県一宮市や岐阜県を中心に外構工事や庭づくりのお手伝いをさせていただいております。

本日は、私のYouTubeチャンネルで公開している「天然芝と人工芝のメリット・デメリット」について詳しく解説した動画の内容をさらに掘り下げてご紹介します。庭づくりやDIYを検討されている方に、ぜひ参考にしていただければと思います。

本動画はこちらよりご覧いただけます:YouTubeリンク

天然芝と人工芝の比較写真天然芝と人工芝の基本的な違い

庭に芝生を敷きたいと考えたとき、まず選択肢として挙がるのが「天然芝」と「人工芝」です。どちらを選ぶべきか迷われる方も多いのではないでしょうか。まずは基本的な違いから見ていきましょう。

天然芝の特徴

天然芝は、その名の通り自然の植物です。生きた植物ですので、光合成を行い、成長し、季節によって色や状態が変化します。日本の住宅の庭でよく使われる天然芝の種類としては、「高麗芝(コウライシバ)」や「野芝(ノシバ)」、そして動画内でもご紹介している「TM9」などがあります。

TM9は、近年人気が高まっている芝の品種で、耐暑性・耐寒性に優れ、日本の気候に適しています。従来の日本芝に比べて細かい葉で美しい見た目が特徴です。また、踏圧にも強く、回復力も優れているため、お子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。

天然芝は生きた植物ですので、季節によって緑色から茶色に変化する「休眠期」があります。特に冬場は茶色くなりますが、これは芝が死んだわけではなく、寒さから身を守るために休眠している状態です。春になると再び緑色に戻ります。

人工芝の特徴

一方、人工芝は合成繊維で作られた人工的な芝生です。見た目は天然芝に似せて作られていますが、生きた植物ではないため、季節による色の変化はありません。一年中緑色を保ち、メンテナンス性に優れているのが大きな特徴です。

人工芝は技術の進歩により、以前に比べて非常に本物らしい見た目になっています。葉の形状や色、密度などが天然芝に近づいており、一見しただけでは天然か人工か区別がつかないほど高品質なものも増えています。

素材も進化しており、耐久性や耐候性に優れたものが多く、10年以上使用できる製品も珍しくありません。また、排水性を考慮した構造になっているものが多く、雨が降っても水たまりができにくいという利点もあります。

天然芝のメリット・デメリット

それでは、天然芝と人工芝それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。まずは天然芝から解説します。

天然芝の主なメリット

天然芝の最大のメリットは、何と言っても「本物の自然」を庭に取り入れられることです。生きた植物ならではの風合いや質感は、人工芝では完全に再現することが難しいものです。

具体的なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます:

  • クッション性が高い:天然芝は適度な弾力があり、転んでも衝撃を吸収してくれるため、小さなお子様がいるご家庭に適しています。
  • 温度上昇が少ない:夏場の直射日光下でも、天然芝は人工芝ほど熱くなりません。これは植物が蒸散作用によって周囲の温度を下げる効果があるためです。
  • 環境にやさしい:天然芝は光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。また、土壌の保水性を高め、雨水の浸透を助ける役割もあります。
  • 心理的な癒し効果:自然の緑には心を落ち着かせる効果があると言われており、ストレス軽減にも役立ちます。
  • 生態系への貢献:小さな虫や微生物の住処となり、庭の生態系を豊かにします。

天然芝の主なデメリット

一方で、天然芝には以下のようなデメリットもあります:

  • 定期的な手入れが必要:芝刈り、水やり、肥料やり、除草など、継続的なメンテナンスが欠かせません。特に芝刈りは、成長期には2週間に1回程度の頻度で行う必要があります。
  • 季節による見た目の変化:冬場は休眠して茶色くなるため、一年中緑の庭を望む方には不向きです。
  • 病害虫の発生リスク:適切な管理を怠ると、病気や害虫の被害を受けることがあります。
  • 雑草対策が必要:天然芝の間から雑草が生えてくることがあり、定期的な除草作業が必要です。
  • 初期費用と維持費がかかる:良質な芝生を植えるための初期費用に加え、芝刈り機や肥料などの維持費も考慮する必要があります。
  • 根付くまでに時間がかかる:新たに芝生を植えた場合、完全に根付いて美しい状態になるまでに数ヶ月かかることがあります。

人工芝のメリット・デメリット

次に、人工芝のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

人工芝の主なメリット

人工芝の最大のメリットは、何と言ってもメンテナンスの手軽さです。具体的には以下のようなメリットがあります:

  • メンテナンスが簡単:芝刈りや水やり、肥料やりなどの定期的な手入れが不要です。落ち葉や砂などが溜まった場合は、ブロワーや掃除機で簡単に取り除けます。
  • 一年中緑を保つ:季節に関係なく、常に鮮やかな緑色を保ちます。冬でも茶色くなることがないため、年間を通して美しい庭を維持できます。
  • 雑草が生えない:人工芝の下には防草シートを敷くことが多いため、雑草の発生を抑えることができます。
  • 耐久性が高い:高品質な人工芝は10年以上使用できるものも多く、長期的に見れば経済的な選択肢となる場合もあります。
  • すぐに使用可能:施工後すぐに使用できるため、天然芝のように根付くまで待つ必要がありません。
  • 水の節約:水やりが不要なため、水道代の節約になります。特に渇水地域や水の使用に制限がある地域では大きなメリットです。
  • 泥や土が出ない:雨が降った後でも泥が出ないため、室内を汚す心配が少なくなります。

人工芝の主なデメリット

一方で、人工芝には以下のようなデメリットもあります:

  • 夏場の温度上昇:直射日光が当たると非常に熱くなることがあります。特に夏場は裸足で歩けないほど高温になることも。
  • 経年劣化による見た目の変化:長期間使用すると、紫外線などの影響で色あせたり、繊維が潰れたりすることがあります。
  • 排水性の問題:設置方法によっては排水性が悪くなり、雨水が溜まることがあります。適切な下地処理と排水対策が必要です。
  • 環境への影響:合成繊維でできているため、最終的には廃棄物となります。また、マイクロプラスチックの発生源になる可能性も指摘されています。
  • 初期費用が高い:高品質な人工芝は初期費用が天然芝より高くなることがあります。ただし、長期的なメンテナンス費用を考えると、トータルコストでは安くなる場合もあります。
  • 自然感の欠如:技術の進歩により本物らしさは向上していますが、やはり本物の天然芝とは風合いや質感が異なります。

DIYでの芝生施工作業の様子DIYで芝生を施工する方法

動画では、DIYで芝生を施工する方法についても触れています。ここでは、天然芝と人工芝それぞれのDIY施工方法について解説します。

天然芝のDIY施工方法

天然芝をDIYで施工する場合、以下のような手順で行います:

  1. 下準備:施工予定地の雑草を取り除き、土を均します。必要に応じて古い土を取り除き、新しい土を入れます。
  2. 排水対策:水はけを良くするために、必要に応じて砂や軽石などを混ぜ込みます。
  3. 整地:土を均し、転圧機や踏み板などで適度に固めます。この時、若干の傾斜をつけると排水性が向上します。
  4. 芝の敷設:購入した芝(ロール芝やポット苗)を敷き詰めていきます。継ぎ目がないように隙間なく敷きます。
  5. 転圧:芝を敷き終えたら、上から軽く踏んだり、転圧機で押さえたりして、芝と地面の密着を良くします。
  6. 水やり:施工直後は十分な水やりが必要です。芝が根付くまでの約2週間は毎日水やりを行います。

動画内で紹介しているTM9などの芝種を選ぶ際は、日本の気候に適したものを選ぶことが重要です。また、芝の種類によって適した施工時期も異なりますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

人工芝のDIY施工方法

人工芝をDIYで施工する場合は、以下のような手順で行います:

  1. 下準備:施工予定地の雑草を取り除き、土を均します。
  2. 砂利敷き:排水性を確保するために、砂利(クラッシャーラン等)を敷き、転圧します。
  3. 防草シート敷設:雑草の発生を防ぐために、防草シートを敷きます。
  4. 下地材敷設:必要に応じて、クッション材や砂などの下地材を敷きます。
  5. 人工芝敷設:人工芝を広げ、継ぎ目がないように注意しながら敷き詰めます。
  6. 固定:人工芝の端部をU字ピンやステープルで固定します。継ぎ目がある場合は、専用のジョイントテープなどで接合します。
  7. 仕上げ:ブラシなどで芝の毛並みを整え、必要に応じて珪砂などを散布して芝を立たせます。

人工芝の施工は天然芝に比べて技術的なハードルが低いですが、下地処理が重要です。特に排水対策をしっかり行わないと、雨水が溜まって不快な状態になることがあります。

天然芝と人工芝、どちらを選ぶべき?状況別アドバイス

天然芝と人工芝、それぞれにメリット・デメリットがあることがわかりました。では、どのような状況でどちらを選ぶべきなのでしょうか?ここでは、状況別のアドバイスをご紹介します。

天然芝が向いているケース

以下のような状況では、天然芝がおすすめです:

  • ガーデニングが趣味の方:定期的な手入れを楽しめる方には、生きた植物である天然芝が向いています。
  • 広い庭がある場合:ある程度の広さがあると、芝刈り機などの機械を使った効率的なメンテナンスが可能です。
  • 子どもの遊び場として使いたい場合:天然芝は夏場でも比較的温度が上がりにくく、クッション性も高いため、子どもの遊び場に適しています。
  • 環境への配慮を重視する場合:天然芝は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出するため、環境面でのメリットがあります。
  • 本物の自然を楽しみたい場合:季節による変化や風合いなど、自然の芝生ならではの魅力を楽しみたい方には天然芝がおすすめです。

人工芝が向いているケース

一方、以下のような状況では人工芝がおすすめです:

  • メンテナンスの時間が取れない方:忙しい方や、ガーデニングにあまり時間をかけたくない方には、手入れが簡単な人工芝が向いています。
  • 狭いスペースや日陰の多い庭:天然芝が育ちにくい環境でも、人工芝なら美しい緑を保つことができます。
  • 一年中緑の庭を望む場合:冬でも茶色くならない人工芝は、常に緑の庭を維持したい方に適しています。
  • ペットを飼っている場合:ペットの排泄物で天然芝が傷むことを心配する必要がなく、また泥や土が室内に持ち込まれる心配も少なくなります。
  • アレルギーをお持ちの方:花粉や芝生アレルギーがある方には、アレルゲンの少ない人工芝が適しています。
  • 水の使用を制限したい場合:水やりが不要な人工芝は、水道代の節約や水資源の保全につながります。

TM9芝について詳しく知る

動画内でも紹介されているTM9芝について、もう少し詳しく解説します。

TM9芝の特徴と魅力

TM9芝は、ティーエムナインと読み、「ティフトン・マーシュナイン」の略称です。アメリカのジョージア大学で開発された暖地型芝生の一種で、日本の気候に適応するように改良されています。

主な特徴としては:

  • 細かい葉と美しい緑色:従来の日本芝(高麗芝や野芝)に比べて葉が細く、色も鮮やかな緑色をしています。
  • 密度の高さ:生育すると非常に高い密度になるため、雑草が生えにくくなります。
  • 耐暑性・耐寒性:夏の高温にも強く、また冬の低温にも比較的強いため、日本の気候に適しています。
  • 回復力の高さ:踏圧や傷に対する回復力が高く、使用頻度の高い庭でも美しさを保ちやすいです。
  • 病害虫への抵抗力:一般的な芝生の病害虫に対する抵抗力が比較的高いとされています。

TM9芝は、一般家庭の庭だけでなく、ゴルフ場やサッカー場などのスポーツ施設でも使用されています。その美しさと実用性から、近年人気が高まっている芝種です。

TM9芝の育て方のポイント

TM9芝を育てる際のポイントとしては:

  • 日当たり:日当たりの良い場所を選びましょう。日陰が多いと生育が悪くなります。
  • 水やり:特に植え付け直後から根付くまでの期間は、十分な水やりが必要です。根付いた後も、長期間雨が降らない場合は水やりを行いましょう。
  • 芝刈り:成長期(4月〜10月頃)には、2週間に1回程度の芝刈りが必要です。刈り高は3〜5cm程度が適しています。
  • 肥料:春と秋に芝生用の肥料を与えると、より健康的に育ちます。
  • エアレーション:年に1〜2回、土を耕して空気を入れる「エアレーション」を行うと、根の発達が促進されます。

TM9芝は比較的丈夫で育てやすい芝種ですが、適切な管理を行うことで、より美しく健康的な芝生を維持することができます。

まとめ:あなたの庭に最適な選択は?

今回は、天然芝と人工芝のメリット・デメリット、DIY施工方法、そしてTM9芝の特徴について詳しく解説しました。どちらを選ぶべきかは、ライフスタイルや庭の環境、予算など、様々な要素によって異なります。

天然芝は、本物の自然を楽しみたい方や、ガーデニングが趣味の方に向いています。一方、人工芝は、メンテナンスの手間を省きたい方や、一年中緑の庭を維持したい方におすすめです。

DIYで施工する場合は、それぞれの特性を理解し、適切な下準備と施工方法で行うことが重要です。特に排水対策はどちらの芝生でも重要なポイントとなります。

また、天然芝を選ぶ場合は、TM9のような日本の気候に適した品種を選ぶことで、より美しく管理しやすい芝生を実現できます。

最終的には、ご自身のライフスタイルや庭の環境に合った選択をすることが大切です。この記事と動画が、皆さまの庭づくりの参考になれば幸いです。

もし具体的なアドバイスが必要な場合は、ぜひプロの外構業者にご相談ください。私たち株式会社ノエルでも、愛知県一宮市や岐阜県を中心に、お客様の理想の庭づくりをサポートしております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さまの素敵な庭づくりを心より応援しております。