パキラ
目次
パキラの特徴
スマートな樹形で病害虫に強く育てやすいパキラは、インテリアグリーンとしておすすめです。
パキラは、人の手のひらを広げたように放射状に広がる葉が特徴的で、年間を通して緑の葉を保つ観葉植物です。
乾燥や病害虫に比較的強いので、始めて観葉植物を置く人にもおすすめです。
ただ、原産地は中南米で寒さに弱いので、5℃以下になら日当たりのいい室内に置くようにしましょう。
形は、すっとした単木の樹形と幹を編み込んだ樹形とがあり、大きさも30㎝程度のもから2m程度になるものがあり、置く場所に合ったサイズのものを選びましょう。
基本情報
和名 | カイエンナッツ |
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学名 | Pachira glabra |
原産地 | 中南米 |
種別 | パンヤ科 / パキラ属 |
樹高 | 20m |
難易度 | ★★★(初心者でも育てやすい) |
耐寒性 | ☆☆☆(寒さに弱い) |
耐熱性 | ★★★(暑さに強い) |
パキラの育て方 育成カレンダー
育成カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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植え替え | ||||||||||||
肥料 |
※横にスクロールできます
植え替え | 植え替えは5~9月に一回り大きな鉢に植え替えます。 |
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肥料 | 春から秋の生育期に緩効性の化成肥料を2か月に1回施しましょう。 |
剪定 | 特に必要ありません。伸びすぎて邪魔になる枝を切るくらいで大丈夫です。 |
水やり | 比較的乾燥に強いです。土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらい水を与えましょう。鉢皿にたまった水は根腐れの原因になり衛生的にも悪いので捨てるようにしましょう。 |
病気・害虫 | 炭そ病:春から秋の高温多湿気に発生しやすくなります。 ハダニ:年間を通して発生します。風通しが悪い場所で発生するので、風通しのいいところで育てるようにしましょう。 |
置き場所 | 耐陰性は強いですが、長期間日の当たらないところに置くと、枝が細く徒長して葉が落ちることがあるります。ガラス越しでいいので日に当てるようにしましょう。 |
気温 | 生育の最低気温は5℃程度です。 |
パキラはペットがいても置けます
ペットがパキラの葉を食べても大丈夫?
パキラの葉には毒性がないので、ペットがあやまって食べてしまっても大丈夫と言われています。
ただし、たくさん食べてしまうと消化不良を起こして嘔吐や下痢などの中毒症状を起こしてしまう可能があるのでその場合はすぐに動物病院に連れていきましょう。
もしパキラの葉をペットが食べてしまったら?
葉に毒性がないといっても、大量に食べた場合や少量でもペットによっては中毒症状を起こす可能性があります。
もしパキラの葉を食べた後に下痢や嘔吐などの症状が現れたら、すぐにかかりつけの動物病院に行きましょう。
受診時は以下のポイントを伝えればスムーズに受信できます。
受診するときに伝えるポイント
- 観葉植物のパキラを誤って食べたこと
- どれくらいの量を食べたのか
- いつ頃食べたのか
- 食べた後の症状
実際のパキラの写真を撮って、受診の際に獣医師に見せると説明がしやすいのでおすすめです。
ペットがいる場合はパキラの置き場所・大きさに注意する
ペットがパキラを倒してしまう危険性があるので置き場所には注意しましょう。
パキラは、高さが30㎝程度のものから2mほどになるものまであります。
大きなものは安定感があり少しの力では倒れたりしませんが、30㎝程度のものだと少し当たっただけでも倒れる危険性があります。
パキラが倒れると土がばらまかれて衛生的によくないですし、パキラが折れて枯れてしまうこともあるので注意しましょう。
ペットの生活スペースに置く場合は、大きな安定感のあるパキラを選ぶといいでしょう。
ただ大きなパキラの場合、猫が幹で爪とぎをすることもあるので、その場合は猫の生活スペース以外に置くようにしましょう。
パキラのよくある質問
Q:パキラをベランダに置いても大丈夫ですか?
A:直射日光に当たると葉焼けしやすく、寒さに弱い(最低5℃以上)性質なので、ベランダに置くことはおすすめしません。
西日の当たらないベランダなら春~秋にかけて置いても大丈夫ですが、5℃以下に気温が下がるようになったら室内に入れましょう。
Q:冬場も水やりは必要ですか?
A:冬場でも室内は暖房で暖かく乾燥しているので、水やりは行いましょう。
夏場程必要ではありませんが、土の表面が乾いて2・3日したらたっぷりあげましょう。
水が腐って根腐れの原因になるので、鉢皿にたまった水はこまめに捨ててください。
Q:パキラは挿し木で増やせますか?
A:パキラは比較的簡単に挿し木で増やせます。
生育期の5~9月が挿し木の適期です。枝を10㎝程度で切り、水につけ発根したら、挿し木用の土に植え付けしばらく日陰で管理しましょう。
Q:コバエは発生して不快です。どうにかなりませんか?
A:有機質の土に植えている場合、土の中に卵を産みコバエが発生します。ですので、無機質の土に植え替えることで、発生をかなり抑えられます。しかし土を植え替えるのが大変な場合は、コバエの捕獲機やコバエ用の殺虫剤を試すのもいいでしょう。