カエデ(モミジ) | ノエル 一宮店 愛知県の外構設計・
デザイン事務所
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カエデ(モミジ)

目次

カエデ(モミジ)の特徴

モミジは、植物分類学上の科に関係なく葉が手のひらのような形をして切れ込みの入ったいくつかの木を総称して呼んでいます。

秋の紅葉が美しく丈夫で育てやすいので、家のシンボルツリーとして人気です。

モミジには大きく分けて3種類あり、イロハモミジ・ヤマモミジ・オオモミジがあり、一般的によく見られるのはイロハモミジです。園芸品種も多く日本でも約20種類以上あり、赤色や黄色・オレンジ色に紅葉する品種があります。

一方で、毛虫などの害虫の被害にもあうので虫が嫌いな人は注意が必要です。

基本情報

和名 紅葉
学名 Acer 
原産地 日本・朝鮮半島
種別 ムクロジ科カエデ属
花色
樹高 5~20m
難易度 ★★★(育てやすい)
耐寒性 ★★★(寒さに強い)
耐熱性 ★★☆(普通)

 

モミジ(カエデ)育て方

 

育成カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花期
植え付け
剪定
肥料

※横にスクロールできます

植え付け 落葉期に行います。乾燥を嫌うので、保湿性が良い土に植え付けます。
肥料 根の動き出す2月ごろに有機肥料を根元から少し離れた場所に施します。ただし、あまり肥料が多すぎるときれいな紅葉が見られないので、2・3年に一度にしましょう。
剪定 剪定は2度に分けて行います。花後の5月ごろに枯枝剪定を行い、落葉期に樹形を整えるように剪定します。
水やり 庭植えならほとんど必要ありません。鉢植えは鉢の表面が乾いたらたっぷりやしましょう。
場所 真夏の西日の当たらない場所で、日なたから半日陰でよく育ちます。西日が直接幹にあたると幹肌が割れてくるので注意が必要です。
気温 暑さはやや苦手です。西日の当たらない風通しのいい場所で育てましょう。

 

 

モミジの害虫対策

季節外れの夏場などに赤く紅葉していたり、茶色く枯れていたら要注意です。

害虫に侵されて樹勢が弱っている証拠です。

 

 

モミジの根元におがくずが落ちていたら要注意

モミジにつく害虫で最も注意しなければいけないのは、テッポウムシです。

モミジの根元に落ちているおがくずの正体は、カミキリムシの幼虫のテッポウムシがモミジに穴をあけて侵入したあかしです。

テッポウムシが幹の中に入ると木が弱り、最終的には枯れてしまいます。

テッポウムシの発生時期は5~8月です。

この時期におがくずを見つけたら幹をよく観察してください、直径2~3ミリ程度の穴が開いているところがあると思います。

穴を見つけたらできるだけ早く殺虫剤を散布します。
殺虫剤はホームセンターなどでテッポウムシ用の特殊ノズルの殺虫剤が売っているので、ノズルの先を穴の中にしっかり入れて散布します。

 

テッポウムシがつかないようにする予防方法

  • 適切な管理:モミジを丈夫に育てることで害虫への抵抗力が高まる
  • 観察:5~8月は定期的に木の根元を観察し、おがくずがないか確認する
  • 根元の雑草の手入れ:モミジの根元が雑草だらけだと虫が侵入しやすくなるので、根元は常に綺麗にしておく

 

モミジの下に黒い糞が落ちていたら要注意

モミジの下に黒い汚れを見つけたら、それは毛虫の糞です。

この場合かなり大量に発生していると思われるで、薬剤の散布が必要になります。

毛虫で皮膚がかぶれる人も多いので、注意が必要です。

高いところにも薬剤が届くように、ノズルの長い噴霧器を使用しましょう。

散布していて毛虫がぼとぼと落ちてきたら殺虫剤が効いている証拠です。

少し毛虫がついているくらいなら放っておいてもモミジは問題ないのですが、人間の方が皮膚がかぶれて大変になるケースがあるので、大量に見つけた場合は殺虫剤の散布をおすすめします。

 

モミジの害虫はすぐに退治するべき?

モミジの害虫はすぐに殺虫剤を使用したほうがいい場合と、少し様子を見ても大丈夫な場合があります。

 

すぐに殺虫剤を散布したほうがいい場合

  • テッポウムシの穴を発見した場合
  • 大量の毛虫を発見した場合

これらの場合は、モミジが枯れてしまったり人間に害を及ぼしたりするのでできるだけ早く薬剤の散布をおすすめします。

逆に言うと、多少虫がついていたり病気になっていたりする程度なら、少し様子見で大丈夫です。

モミジは落葉樹なので、落葉することで病気や害虫も一緒に落ちリセットされます。

落葉した後、落ち葉を綺麗に掃除しておけば大丈夫です。

そして、翌春からは乾燥させないように水やりをしっかりして、丈夫に育てれば少し弱っていても樹勢は回復します。

 

モミジ(カエデ)の代表的な品種

 

イロハモミジ

最も代表的な品種
福島県以西から本州・四国・九州に広く分布
深い切れ込みのある葉が特徴で秋には赤色の紅葉が楽しめる

 

イタヤカエデ(トキワカエデ)


北海道から九州まで広範囲に分布
秋には黄色く色づく

 

 

ノムラモミジ


イロハモミジの園芸品種で庭木として人気
最初から紫がかった葉の色をしており、紅葉はさらに赤くなる

 

アオシダレモミジ


ヤマモミジの枝がしだれるタイプの園芸品種
幹が冬でも緑色なので、アオシダレモミジと名付けられた
秋には黄色・赤色に紅葉する

 

ベニシダレモミジ


ヤマモミジの枝がしだれるタイプの園芸品種
紅色で芽吹き夏にかけて若干緑葉になり、秋にはまた黄色や赤色に紅葉する

 

 

モッコウバラ(Rosa banksiae)

モッコウバラ(学名: Rosa banksiae)は、バラ科(Rosaceae)に属する常緑性のバラで、中国が原産です。春に咲く美しい小さな花と、ほとんどとげのない茎が特徴で、庭園やアーチ、フェンスなどに人気があります。黄色い花が一般的ですが、白い花を咲かせる品種もあります。

サルスベリ(Lagerstroemia indica)

サルスベリ(学名: Lagerstroemia indica)は、ミソハギ科(Lythraceae)に属する落葉小高木で、中国南部が原産です。その特徴的な花と滑らかな樹皮から、「百日紅」とも呼ばれ、夏の庭を彩る重要な植物として人気があります。日本では、庭園や公園、街路樹として広く植栽されています。

ヒメシャラ(Stewartia pseudocamellia)

ヒメシャラ(学名: Stewartia pseudocamellia)は、ツバキ科(Theaceae)に属する落葉高木で、日本を含む東アジアが原産です。その美しい白い花と滑らかな樹皮、さらに秋の紅葉が特徴で、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。特に和風庭園や自然風の庭に適しています。

ヤマコウバシ(Lindera obtusiloba)

ヤマコウバシ(学名: Lindera obtusiloba)は、クスノキ科(Lauraceae)に属する落葉低木で、日本、中国、韓国など東アジアが原産です。春の新芽や秋の紅葉が美しいだけでなく、葉や枝を擦ると甘い香りがすることから、「香木」としても親しまれています。庭園や公園のアクセントプランツとして広く利用されています。