シマトネリコ(Okinawan Tree Ash) | ノエル 一宮店 愛知県の外構設計・
デザイン事務所
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シマトネリコ(Okinawan Tree Ash)

目次

-エレガントな庭木

小さくツヤのある美しい葉と、風になびく軽やかな樹姿が魅力的な常緑樹。
数年前に大流行し、色んなお庭に使われていると思います。
シマトネリコは、繊細な枝にみずみずしい柔らかな葉をもち、誰がみてもナチュラルで好印象。
樹形も美しく、初夏に咲く白い小花も魅力的で、家の顔となるシンボルツリーにうってつけの木です。
どんな住宅とも相性が良いといわれますが、とくに洋風な家との組合せはベストマッチ。

とても丈夫で育てやすい反面、生長がとっても早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。
植え付けしたら早い時期から定期的に剪定をした方がよいでしょう。刈り込みには強いので初心者でも剪定しやすいです。
それと、種もつけるので、気付いたらシマトネリコが増えてた!なんてことも。
寒さにはやや弱く、暖地でも植えつけた一年目は冬季に落葉することがあります。

 

概要

シマトネリコ(学名: Fraxinus griffithii)は、モクセイ科に属する常緑高木で、台湾や沖縄、東南アジアが原産です。その優雅な姿と風に揺れる細かな葉が魅力で、庭木やシンボルツリーとして人気があります。シマトネリコは成長が早く、耐寒性や耐暑性も備えているため、日本の多くの地域で栽培されています。この記事では、シマトネリコの特徴や育て方、具体的な庭での活用方法について詳しく解説します。

特徴

  • 学名: Fraxinus griffithii
  • 分類: モクセイ科(Oleaceae)
  • 原産地: 台湾、沖縄、東南アジア
  • 形態: 常緑高木
  • 高さ: 10〜20m程度に成長することもあるが、庭木としては3〜6m程度に仕立てることが多い
  • : 小葉が集まった複葉で、細長く光沢があり、風に揺れると涼しげな印象を与える。葉の色は濃緑色。
  • : 5月から6月にかけて、小さな白い花を房状に咲かせます。花は控えめですが、香りがあります。
  • : 翼果(よくか)と呼ばれる細長い実をつけ、風に乗って散布されます。
  • 樹皮: 灰褐色で滑らか、成木になると縦に浅い割れ目が入ります。

育て方

シマトネリコは手入れが比較的簡単で、多くの環境に適応します。以下に育て方のポイントを紹介します。

  • : 日当たりの良い場所から半日陰まで適応します。直射日光が当たる場所では、葉の色がより鮮やかになります。
  • : 乾燥に強いですが、適度な湿り気を好みます。特に植え付け直後は定期的な水やりが必要です。乾燥した時期には水やりを増やしましょう。
  • 土壌: 水はけの良い肥沃な土壌が適しています。腐葉土や堆肥を混ぜて土壌改良を行うと良いでしょう。
  • 肥料: 春と秋に緩効性の肥料を施すと、健康な成長を促します。過剰な肥料は避け、適量を守ることが大切です。
  • 剪定: 春から夏にかけて、形を整えるための剪定を行います。枝が密集しすぎないように、風通しを良くすることがポイントです。

利用

シマトネリコはその優雅な姿と手入れのしやすさから、庭や公園で広く利用されています。以下にいくつかの利用例を挙げます。

  • 庭園のシンボルツリー: シマトネリコは成長が早く、美しい樹形が特徴のため、庭園のシンボルツリーとして人気があります。特に和風庭園やモダンな庭にもよく合います。
  • 目隠し: 高さが出るため、目隠しとしても利用できます。庭のプライバシーを守りつつ、美しい景観を提供します。
  • コンテナガーデニング: コンテナに植えて、バルコニーやテラスで楽しむこともできます。移動が容易で、必要に応じて日当たりを調整できます。
  • 生垣: 複数本を並べて植えることで、生垣として利用できます。密に植えることで、風除けや音遮断の効果も期待できます。

品種とバリエーション

シマトネリコにはいくつかの品種があり、それぞれに独自の特徴があります。

  • Fraxinus griffithii ‘Green Tower’: コンパクトな樹形が特徴で、狭いスペースにも適しています。
  • Fraxinus griffithii ‘Variegata’: 葉に斑入りの模様があり、独特の美しさを持つ品種です。

シマトネリコの育成のポイント

シマトネリコを健康に育て、美しい姿を保つためのポイントを押さえておきましょう。

  1. 適切な植え付け場所: 日当たりの良い場所か、半日陰の場所を選びましょう。直射日光が当たる場所では葉の色が鮮やかになります。
  2. 水はけの良い土壌: 適度な湿り気を保ちつつ、過湿を避けるために、水はけの良い土壌を選ぶことが重要です。植え付け前に土壌改良を行いましょう。
  3. 定期的な剪定: 健康な成長を促すために、春から夏にかけて剪定を行います。枝が密集しすぎないように注意し、風通しを良くすることがポイントです。

一般住宅での具体的な活用方法

シマトネリコはその美しい見た目と手入れのしやすさから、一般住宅の庭での活用方法が多岐にわたります。以下に具体的な活用方法を紹介します。

1. 庭のシンボルツリーとして

シマトネリコは庭のシンボルツリーとして非常に適しています。

  • モダンな庭園: シマトネリコを庭の中心に植えることで、モダンなデザインと自然の調和を楽しむことができます。風に揺れる細かな葉が庭に動きを加えます。
  • 和風庭園: 和風庭園にもよく合い、自然な風合いを演出します。四季折々の変化を楽しむことができます。

2. 目隠しや生垣として

シマトネリコは目隠しや生垣としても利用できます。

  • プライバシー保護: シマトネリコを目隠しとして利用することで、プライバシーを保ちながら、美しい景観を提供します。特に高さが出るため、視線を遮る効果が高いです。
  • 風除けや音遮断: 密に植えることで、風除けや音遮断の効果も期待できます。庭全体の環境を快適に保つことができます。

3. コンテナガーデニング

シマトネリコはコンテナでもよく育ちます。以下のようにコンテナでの利用もおすすめです。

  • テラスやバルコニー: コンテナに植えて、テラスやバルコニーに置くことで、エレガントな雰囲気を加えます。移動が容易で、季節や気分に応じて配置を変えることができます。
  • インドアプランツ: 室内の観葉植物としても利用できます。室内に置くことで、自然の美しさを楽しむとともに、インテリアのアクセントになります。

まとめ

シマトネリコは、その優雅な姿と手入れのしやすさから、一般住宅の庭で広く利用されています。日当たりの良い場所で、適切な管理を行うことで、美しい姿を長く楽しむことができます。庭のシンボルツリーとして、目隠しや生垣として、コンテナガーデニングとして、シマトネリコは庭を彩る素晴らしい植物です。初心者から経験豊富なガーデナーまで、多くの人に愛される植物です。ぜひ、あなたの庭でもシマトネリコを取り入れて、その魅力を楽しんでください。

 
 

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クスノキ(Cinnamomum camphora)

クスノキ(学名: Cinnamomum camphora)は、クスノキ科(Lauraceae)に属する常緑高木で、中国南部から東南アジア、日本が原産です。その大きく広がる樹形と芳香のある葉から、庭園や公園のシンボルツリーとして非常に人気があります。長寿で知られ、歴史的な木も多く存在します。

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