ナナミノキ(ナナメノキ) | ノエル 一宮店 愛知県の外構設計・
デザイン事務所
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ナナミノキ(ナナメノキ)

目次

ナナミノキ(ナナメノキ)の特徴

明るい緑の葉と鮮やかな赤い実のコントラストが魅力の常緑樹。

まっすぐスラリと伸びる幹に光沢のある明るい緑色の葉が目を惹く常緑樹。
葉は皮質で光沢があり、初夏に薄紫色の小さな花が咲きます。ナチュラルな雰囲気がある木です。

すっきりと爽やかながらクセの無い樹形は、シンプルでミニマルなエクステリアやガーデンにピッタリ。
また、秋冬にも葉っぱが残る常緑樹なので、目隠しにするなど機能性の高い樹木とも言えます。

比較的丈夫で育てやすく、使い勝手のよい木ですが、アオダモやソヨゴの影に隠れて認知度はまだそこまでありません。
人と被りたくないけどナチュラルなものがよい、育てやすい木がいい、そんな方におすすめです。

こちら近年大人気の「ソヨゴ」という樹木によく似ています。違いとしてわかりやすいのは花の色の違いです。ナナミノキは薄いピンクのような紫のような淡い色をしていますが、ソヨゴは白い小花。
「シラカシ」や「アラカシ」にも似ているといわれていますが、それらより葉っぱが柔らかです。

雌雄異株の樹木なので、赤い実を付けるのは雌株のみなので注意。
とはいえ、樹形と葉っぱの美しさで十分見応えがあるのが「ナナミノキ」の良いところですので、赤い実にこだわりすぎなくてもよいかなと思います。

基本情報

和名 ナナミノキ(七実の木)、ナナメノキ
原産地 日本、中国
種別 常緑高木
成長速度 やや早い
ピンク~薄紫の小花(あまり目立たない)
最終樹高 5~10m
難易度 普通~育てやすい
耐寒性 強い
耐暑性 強い

花                      実

ナナミノキの育て方

育成カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
剪定
肥料
開花

※横にスクロールできます

植え付け 春が最適です。
肥料 なくても育ちますが、あった方がより生育が良いです。2月ごろ寒肥(元肥)、化成肥料の場合は株元に追肥します。
剪定

自然樹形を楽しめる木なので、基本そこまで剪定は必要ありませんが、
花と実は新しい枝で成長するため、花や実を楽しみたい場合は剪定が必要です。初春か冬に剪定するのをお勧めします。

水やり 植え付け直後から根付くまでは土壌が乾いたら水やりが必要で、その後はよほど乾燥が続かなければ水やり不要です。
場所

日なたから明るい日陰まで幅広く植えることができますが、西日が当たらないように注意します。水はけがよく、有機質の多い土を好みます。
あまり日当たりが悪いと実付きが悪くなったり、落葉します。

気温

耐寒性、耐暑性には優れています。

病害虫

病害虫に強い植物なので発生しにくいですが、稀に下記病害虫が発生することがあります。
虫:カイガラムシ
病気:すす病

ナナミノキの注意点

実を楽しみたい場合は定期的な剪定を

自然樹形を楽しめる木なので、基本そこまで剪定は必要ありませんが、
花と実は新しい枝で成長するため、花や実を楽しみたい場合は剪定が必要です。初春か冬に剪定するのをお勧めします。

強剪定を避けた、枝抜きを行い、枝を間引くように透かすのがポイント。
花芽を切り落とさないように注意しながら枝の分岐している場所のすぐ上で切るようにします。

実を狙った鳥がやってくることがある

木に鳥がとまって休憩している光景はとても可愛いものです。害虫を食べてくれる野鳥もいます。
しかし、すべての鳥が無害なわけではありません。鳥によっては、実を食い散らかしたり、鳥の糞を落としていったり、嬉しくない行動をするものもいます。鳥害がひどいようであれば対策が必要です。

害虫が付くことがある

基本的には病害虫に強いと言われていますが、稀に病害虫が発生することがあります。

  • 害虫:カイガラムシ
  • 病気:すす病

このあたりには要注意。葉が混みあって風通しが悪くなると発生しやすくなります。
定期的な剪定と、見つけたら取り除くか、薬などで対処しましょう。

雌雄異株で実をつけるのは雌株

雌雄異株とは、雌花と雄花を別々の個体につけることを言います。
実を楽しみたい場合は購入時に雌株かどうか確認が必要です。

 

ナナミノキを使ったおしゃれな庭づくりのアイデア

ナチュラルテイストや雑木風のお庭に

自然樹形を楽しめるナナミノキは、シンボルツリーとしておすすめの常緑樹です。
ナチュラルテイストや雑木風と記載しましたが、モダンにも和風にも、比較的どんなテイストにも合う樹木だと思います。

 

目隠ししながらのお庭のワンポイントに

常緑なので年間通して葉があります。
花も実も楽しめ、葉付きも密になるので、壁やフェンスまで設置したくないけど、なんとなく目隠しをしたい、そんなときにお勧めです。

ローメンテナンスなシンボルツリーとして

病害虫にも強く自然樹形を楽しめるナナミノキ。
小ぶりですが花も実も楽しめます。
シンボルツリーを植えたいけどお手入れにあまり時間がかけられない、、そんな方におすすめ。

 

奇抜なものは嫌だけど、人と被りたくない

おすすめの樹木ですが、まだまだ認知度としては高くないナナミノキ。
見た目はナチュラルで合わせやすい樹木なのでとても使い勝手も良いです。
人と同じじゃつまらない、そんな方にぜひお勧めしたいです。

相性のよいデザイン・使い方

  • 和風・和モダン
  • 洋風
  • モダン・スタイリッシュ
  • ナチュラル・ナチュラルモダン
  • 雑木風
  • シンボツルリー
  • 庭木
  • ワンポイント・アクセント
  • 門柱まわりに
  • 花を楽しむ
  • 実を楽しむ
  • 紅葉を楽しむ
  • ライトアップ
  • 目隠し
  • 生垣

クスノキ(Cinnamomum camphora)

クスノキ(学名: Cinnamomum camphora)は、クスノキ科(Lauraceae)に属する常緑高木で、中国南部から東南アジア、日本が原産です。その大きく広がる樹形と芳香のある葉から、庭園や公園のシンボルツリーとして非常に人気があります。長寿で知られ、歴史的な木も多く存在します。

ヒメイチゴノキ(Arbutus unedo)

ヒメイチゴノキ(学名: Arbutus unedo)は、ツツジ科(Ericaceae)に属する常緑低木で、地中海沿岸や西ヨーロッパが原産です。その美しい花と食用の実から「ストロベリー・ツリー」とも呼ばれ、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。秋には赤く熟す実が観賞価値を高め、庭を彩ります。

ギンモクセイ(Osmanthus fragrans f. aurantiacus)

ギンモクセイ(学名: Osmanthus fragrans f. aurantiacus)は、モクセイ科(Oleaceae)に属する常緑低木で、中国や日本が原産です。その美しい白い花と芳醇な香りが特徴で、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。秋の開花時期には香りが庭全体に広がり、癒しの空間を作り出します。

ウエストリンギア(Westringia fruticosa)

ウエストリンギア(学名: Westringia fruticosa)は、シソ科(Lamiaceae)に属する常緑低木で、オーストラリアが原産です。その美しい花と細長い葉から、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。乾燥に強く、手入れが簡単なため、初心者にも育てやすい植物です。