ハイノキ | ノエル 一宮店 愛知県の外構設計・
デザイン事務所
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ハイノキ

目次

ハイノキの特徴

数少ない日陰で育つ常緑樹。涼し気な枝葉と、可憐な白い小花が魅力的

日陰でも育つ綺麗な常緑樹といえば、ハイノキ。
日当たりが悪いけど門周りに木を植えたい、そんなときによくご提案させていただいております。

枝や葉が細くすっきりとした樹形は自然のままでも十分美しく、庭のシンボルツリーにぴったり。
涼やかな見た目や、細い枝葉が風に揺れる様子は風情があり、成長が緩やかで育てやすいのも魅力の一つ。
他の木と一緒に植えても雰囲気を壊さないため、高木の間に植えて雑木風にするのもお勧めです。

ちなみに昔染め物をするときにハイノキの幹や葉を焼いたときに出る灰汁を使っていたことから、ハイノキ(灰の木)という名前になったと言われています。

 

基本情報

和名 ハイノキ、灰の木、イノコシバ
英語名 Symplocos myrtacea
原産地 日本(本州:近畿地方以西、四国、九州)
種別 常緑広葉樹
成長速度 非常に遅い
白い小花
緑色~濃い紫色の小さな実
樹高 3~8m
難易度 ★☆☆(育てやすい)
耐寒性 ★☆☆(やや弱い)
耐暑性 ★★☆(普通)

ハイノキの育て方

育成カレンダー

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

※横にスクロールできます

植え付け 4月~梅雨入り前ごろが最適です。
肥料 与えなくても育ちますが、与えるなら1~2月に寒肥を与えて下さい。
剪定 自然樹形が美しく、成長が遅いため殆ど必要ありません。時々枯れた枝や込み合った枝を切って風通しをよくする程度で十分です。切りすぎると伸びるのに時間がかかるため注意が必要。
水やり 植え付け直後から根付くまでは土壌が乾いたら水やりが必要で、その後はよほど乾燥が続かなければ水やり不要です。乾燥に弱めなので、鉢植えの場合は水切れに注意。
場所

日陰~反日陰が最適です。日向でも育ちますが、葉が黄色~黄緑になりやすく、乾燥で落葉することもあります。西日の当たる場所は避けましょう。

気温 暑さにも寒さにも強い育てやすい樹木です。
病害虫 病害虫には強い樹木です。稀にアブラムシやカイガラムシが付くことがあります。

 

ハイノキの木の注意点

成長が非常にゆっくり

成長が遅いというのは、育てやすい反面、剪定しすぎると元に戻るまでに非常に時間がかかります。
最初に植える時も、大きくなることを見越して小さめを植えるのではなく、理想の大きさで最初から植えて、剪定で整える方がおすすめです。
また、成長が遅いため、大きいものを植えたい場合は価格が若干高めになることがあります。

害虫が付くことがある

基本的には病害虫に強いと言われているハイノキですが、稀に害虫がつくことがあります。

  • アブラムシ
  • カイガラムシ

このあたりには要注意。葉が混みあって風通しが悪くなると発生しやすくなります。

そのままにしていると葉の養分が吸い取られて木が枯れてしまうこともあるため、見つけたら割りばしで取り除くか、害虫駆除用スプレーなどで駆除しましょう。

実を狙った鳥がやってくることがある

木に鳥がとまって休憩している光景はとても可愛いものです。害虫を食べてくれる野鳥もいます。
しかし、すべての鳥が無害なわけではありません。鳥によっては、オリーブの実を食い散らかしたり、鳥の糞を落としていったり、嬉しくない行動をするものもいます。鳥害がひどいようであれば対策が必要です。

 

ハイノキを使った、おしゃれな庭づくりのアイデア

モダンスタイルのシンボルツリーとして使用

枝や葉が細くすっきりとした樹形は自然のままでも十分美しく、庭のシンボルツリーにぴったり。
どんな雰囲気にも合わせやすく、写真はモダンスタイルに合わせた例。シャープな建物や外構の雰囲気に自然樹形のハイノキは非常に映えます。足元の割栗石なんかも非常に相性が良いです。
成長が穏やかなので、門周りに植えても形がくずれにくいのもポイント。

日当たりが悪いけど門周りに木を植えたい

日当たりの悪い場所で植えられる樹木は実は非常に選択肢が少ないです。
そんな場所でも植えられるハイノキですが、花も実も楽しめ、一年中葉がついている常緑樹。
非常に魅力が沢山の樹木です。
主張しすぎないその佇まいは、家をさりげなく演出してくれます。

鉢植えで楽しむ

成長がゆっくりなので、鉢植えでも管理が難しくありません。
乾燥に若干弱いので、土が乾いたらたっぷりと水をあげましょう。水切れには要注意です。

相性のよいデザイン・使い方

  • 和風・和モダン
  • 洋風
  • モダン・スタイリッシュ
  • ナチュラル・ナチュラルモダン
  • 雑木風
  • シンボツルリー
  • 庭木
  • 花を楽しむ
  • 実を楽しむ
  • ライトアップ

葉付きは爽やかなので、目隠しには向いていませんが、それ以外は何にでも合わせやすい樹木です。

クスノキ(Cinnamomum camphora)

クスノキ(学名: Cinnamomum camphora)は、クスノキ科(Lauraceae)に属する常緑高木で、中国南部から東南アジア、日本が原産です。その大きく広がる樹形と芳香のある葉から、庭園や公園のシンボルツリーとして非常に人気があります。長寿で知られ、歴史的な木も多く存在します。

ヒメイチゴノキ(Arbutus unedo)

ヒメイチゴノキ(学名: Arbutus unedo)は、ツツジ科(Ericaceae)に属する常緑低木で、地中海沿岸や西ヨーロッパが原産です。その美しい花と食用の実から「ストロベリー・ツリー」とも呼ばれ、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。秋には赤く熟す実が観賞価値を高め、庭を彩ります。

ギンモクセイ(Osmanthus fragrans f. aurantiacus)

ギンモクセイ(学名: Osmanthus fragrans f. aurantiacus)は、モクセイ科(Oleaceae)に属する常緑低木で、中国や日本が原産です。その美しい白い花と芳醇な香りが特徴で、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。秋の開花時期には香りが庭全体に広がり、癒しの空間を作り出します。

ウエストリンギア(Westringia fruticosa)

ウエストリンギア(学名: Westringia fruticosa)は、シソ科(Lamiaceae)に属する常緑低木で、オーストラリアが原産です。その美しい花と細長い葉から、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。乾燥に強く、手入れが簡単なため、初心者にも育てやすい植物です。