セダム(Sedum) | ノエル 一宮店 愛知県の外構設計・
デザイン事務所
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セダム(Sedum)

目次

-多肉植物の魅力を庭に

セダムは、万年草、ベンケイソウとも呼ばれる乾燥に強い野草です。ちぎって土の上に置いておくだけでもどんどん根を広げてくれます。
葉の色・形・広がり方、種類が豊富でとっても可愛らしいセダムは、いろんな品種を組み合わせてもとっても素敵です。
セダムはそのたくましい強さを生かしてグランドカバーや屋上緑化によく使われる一方、繊細な葉の形や美しい色を生かして寄せ植えやリースを作り、育てて楽しむこともできます。

■種類(原種、品種、仲間)

セダム・アクレ:緑色のマット状に群生する。斑入りの品種も流通する。
セダム・アルブム‘コーラル・カーペット’:低温時に赤紫色に紅葉する品種。夏場は緑色に戻る。
玉すだれ:茎が長く伸びて下垂するので、ハンギングバスケットなどで育てるとよい。
虹の玉:多肉植物としては代表的な存在。霜さえ避ければ寒さにも比較的強く、紅葉色も鮮やか。
八千代:乙女心に似るが、緑色が強い。発根や生育は遅いが、葉が落ちにくく茎も太い。
ミセバヤ:日本原産の落葉種で、秋に咲く濃ピンク色の花が美しい。中斑の品種も出回る。
セダム・スアベオレンス:茎立ちせず、地際で真っ白いロゼットを形成する。花が咲いていないとエケベリアのようにも見える。
ミドリレンゲ:茎立ちし、暑さ寒さに強い。冬はオレンジ色に紅葉するが常緑性で、屋上緑化などにも利用される。
マルバマンネングサ(丸葉万年草):

概要

セダム(学名: Sedum)は、ベンケイソウ科に属する多肉植物の一種で、世界中に広く分布しています。耐寒性と耐乾性に優れており、庭や屋上緑化、コンテナガーデニングで人気があります。この記事では、セダムの特徴や育て方、具体的な庭での活用方法について詳しく解説します。

特徴

  • 学名: Sedum
  • 分類: ベンケイソウ科(Crassulaceae)
  • 原産地: 世界中(主に北半球の温帯地域)
  • 形態: 多肉植物
  • 高さ: 種類によって異なるが、一般的には5〜60cm程度
  • : 多肉質の葉は小さく、円形や楕円形、針状など様々な形状があります。色も緑、黄、赤、紫など多彩です。
  • : 夏から秋にかけて、黄色、白、ピンク、赤などの星形の花を咲かせます。
  • : 浅い根が広がり、乾燥した土壌でも水分を効率的に吸収します。

育て方

セダムは育てやすい多肉植物で、初心者にもおすすめです。以下に育て方のポイントを紹介します。

  • : 日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。直射日光を十分に受けると、葉の色がより鮮やかになります。
  • : 乾燥に強く、水はけの良い土壌を好みます。過湿に弱いため、水やりは控えめにします。土が完全に乾いてから水を与えると良いでしょう。
  • 土壌: 砂質の土壌や多肉植物用の培養土が適しています。排水性を高めるために、パーライトや砂を混ぜると良いでしょう。
  • 肥料: 肥料はほとんど必要ありませんが、成長期(春から夏)に薄めの液体肥料を月に一度程度与えると良いでしょう。
  • 剪定: 成長が早い種は、剪定して形を整えることが必要です。剪定した部分は挿し木としても利用できます。

利用

セダムはその多様な形と色彩で、庭のデザインに幅広く利用されています。以下にいくつかの利用例を挙げます。

  • グランドカバー: 広がりやすく、耐乾性があるため、広い範囲を覆うグランドカバーとして利用できます。雑草抑制にも効果的です。
  • ロックガーデン: 岩や石の間に植えると、自然な美しさを演出できます。乾燥に強いため、ロックガーデンに最適です。
  • 屋上緑化: セダムは浅い根と乾燥耐性があり、屋上緑化に適しています。環境負荷の軽減にも貢献します。
  • コンテナガーデニング: 小さな鉢やコンテナに植えてもよく育ちます。他の多肉植物と組み合わせて、美しい寄せ植えが楽しめます。

品種とバリエーション

セダムには多くの種類があり、それぞれに独自の特徴があります。

  • Sedum acre(ミセバヤ): 小さな黄色い花を咲かせる低木性の品種。乾燥に非常に強く、グランドカバーとして人気です。
  • Sedum spurium(トキワベンケイ): 赤い茎とピンクの花が特徴。低温に強く、耐寒性が高いです。
  • Sedum reflexum(ツルマンネングサ): 針状の葉を持ち、黄色い花を咲かせます。ロックガーデンや屋上緑化に最適です。
  • Sedum morganianum(ビアホップ): 長い茎に小さな丸い葉が密集して垂れ下がる形状が特徴。ハンギングバスケットに適しています。

セダムの育成のポイント

セダムを健康に育て、美しい姿を保つためのポイントを押さえておきましょう。

  1. 適切な植え付け場所: 日当たりの良い場所を選びましょう。セダムは日光を好むため、できるだけ直射日光が当たる場所が理想的です。
  2. 水はけの良い土壌: 過湿を避けるために、水はけの良い土壌を選ぶことが重要です。砂質の土壌や多肉植物用の培養土が適しています。
  3. 過湿に注意: 水やりは控えめにし、土が完全に乾いてから行うことがポイントです。過湿は根腐れの原因となるため注意が必要です。

お庭での具体的な活用方法

セダムはその多様な形と色彩、そして耐寒性・耐乾性から、庭での活用方法が多岐にわたります。以下に具体的な活用方法を紹介します。

1. グランドカバーとしての利用

セダムは地面を這うように広がるため、グランドカバーとして非常に優れています。

  • 雑草抑制: セダムは密に成長し、雑草の成長を抑制します。庭の広いスペースや花壇の隙間に植えることで、雑草管理の手間を減らすことができます。
  • 斜面の安定化: 斜面や傾斜地に植えると、根が土壌をしっかりと保持し、土壌の浸食を防ぐ役割を果たします。

2. ロックガーデン

セダムはロックガーデンに最適な植物です。

  • 岩の間に植える: 岩や石の間にセダムを植えることで、自然な美しさを演出できます。乾燥に強いため、ロックガーデンに最適です。
  • 高さの異なる植栽: ロックガーデンでは高さの異なるセダムを組み合わせて、立体的な景観を作り出すことができます。

3. 屋上緑化

セダムは浅い根と乾燥耐性があり、屋上緑化に適しています。

  • 環境負荷の軽減: 屋上緑化によって都市部の温暖化を抑制し、雨水の吸収を助けることができます。
  • メンテナンスが簡単: セダムはメンテナンスが比較的簡単で、水やりの頻度も少なくて済みます。

4. コンテナガーデニング

セダムはコンテナでもよく育ちます。

  • 寄せ植え: 他の多肉植物と一緒にコンテナに植えると、美しい寄せ植えが楽しめます。セダムの低い姿勢と多彩な葉色は、他の植物とのコントラストが素敵です。
  • バルコニーやテラス: バルコニーやテラスにコンテナを置いてセダムを育てると、小さなスペースでも自然を感じられます。

まとめ

セダムは、その多様な形と色彩、手入れのしやすさから、庭や屋上、コンテナガーデニングで幅広く活用されています。グランドカバーとして、ロックガーデンや屋上緑化、コンテナガーデニングとして、セダムは庭を彩る素晴らしい植物です。耐寒性や耐乾性にも優れているため、初心者から経験豊富なガーデナーまで、多くの人に愛される植物です。ぜひ、あなたの庭でもセダムを取り入れて、その魅力を楽しんでください。

リューカデンドロン(Leucadendron)

リューカデンドロン(学名: Leucadendron)は、ヤマモガシ科(Proteaceae)に属する常緑低木で、南アフリカが原産です。その鮮やかな色と独特の花姿が特徴で、庭園や公園のアクセントプランツとして非常に人気があります。ドライフラワーや切り花としても利用され、四季を通じて楽しむことができます。

ワイヤープランツ(Muehlenbeckia axillaris)

ワイヤープランツ(学名: Muehlenbeckia axillaris)は、タデ科(Polygonaceae)に属する多年草で、ニュージーランドやオーストラリアが原産です。細い茎と小さな丸い葉が特徴で、地面を這うように広がるため、グラウンドカバーやコンテナガーデンとして人気があります。

タマリュウ(Ophiopogon japonicus)

タマリュウ(学名: Ophiopogon japonicus)は、キジカクシ科(Asparagaceae)に属する常緑多年草で、日本や東アジアが原産です。その低い草丈と美しい緑の葉から、庭や公園のグラウンドカバーや縁取り植物として広く利用されています。乾燥や日陰にも強く、手入れが簡単なため、初心者でも育てやすい植物です。

ガザニア(Gazania rigens)

ガザニア(学名: Gazania rigens)は、キク科(Asteraceae)に属する多年草で、南アフリカ原産です。鮮やかな花色と耐乾性から、庭やコンテナガーデンで人気があります。特に花の開花時期が長く、春から秋まで楽しむことができるため、庭に彩りを加えるのに最適です。