外壁塗装について
目次
なぜ外壁塗装の必要なの?
外観を美しく保つため
外壁塗装は、住宅の外観を美しく保つ効果的なメンテナンスです。
外壁は経年劣化によって、色あせや汚れ・苔・カビなどが付着し古びた感じになってしまいます。
そこで、新たに外壁塗装が必要になります。
外壁の色を変えれば住宅の印象も変わって新築時のような美しい外観がよみがえってきますよ。
家の寿命を延ばすため
外壁塗装は、家の寿命を延ばす効果的なメンテナンスです。
外壁は、雨・風・紫外線・汚染物質などにさらされ、時間とともに劣化しひび割れたり剥がれたりしてしまいます。
塗装をする前準備として、ひび割れや剥がれなどの補修を行ってから塗装をします。
つまり、外壁の塗装はただ色を塗るだけでなく補修もセットで行うので、住宅の外壁を修復し保護することで、寿命を延ばす効果的なメンテナンスです。
また、新たに外壁塗装することで、劣化を遅らせることもできます。
資産価値を守るため
外壁塗装を定期的に行うことで、資産価値を守ることができます。
資産価値という観点からみると、外観はとても重要です。
住宅の劣化を防ぎ外観を美しく保つことで、資産価値はある程度保てるでしょう。
将来売却を考えている人やご家族への相続を考えている人には、資産価値を守るという点からも、外壁塗装をおすすめします。
外壁塗装の適切なタイミングは?
外壁塗装をする目安となるタイミングは、新築後1回目と2回目以降とでタイミングが違います。
適切なタイミングで塗装して、きれいな外観を保って家を守りましょう。
築年後1回目
新築から、1回目の外壁塗装は5~7年目ごろがおすすめです。
紫外線や風雨によりダメージで約5年ごろから劣化が起こり始め、1回目の目安はおおよそ新築から5~7年といわれています。
そこからあまり劣化の具合が進んでしまうと、修復費用が多くかり工事金額が高くなってしまいます。
新築5年ごろから定期的に外壁のチェックをして時機を見て、7年目ごろまでに外壁塗装を行うのをおすすめします。
新築後2回目以降
新築から2回目の外壁塗装は塗料の耐用年数によって決まります。
塗料の種類によって5年~20年とかなり違いがあり、当然対応年数が長くなれば金額も高くなります。
予算と耐用年数を考慮して、選ぶようにしてください。
おすすめの外壁塗装は?
それでは、主な塗料を簡単に紹介します。
価格と耐用年数・特徴がことなるので、それぞれを理解して選ぶようにしましょう。
塗料 |
価格 |
耐久性 |
特徴 |
アクリル塗料 |
安い |
5~7年 |
塗りやすい |
ウレタン塗料 |
安い |
8~10年 |
汚れやすい |
シリコン塗料 |
普通 |
8~15年 |
定番 |
ラジカル塗料 |
高い |
10~15年 |
近年の一番人気 |
光触媒塗料 |
高い |
15~20年 |
セルフクリーニング効果 |
フッ素塗料 |
高い |
10~20年 |
トップクラスの耐久性 |
塗料に特にこだわりがない場合はコストパフォーマンスがいいシリコン塗料がおすすめです。
外壁塗装をするときの注意点
依頼するときの注意点
外壁塗装業者はしっかりと吟味して依頼することをおすすめします。
中には悪徳な業者もいて、のちのち不具合が発生しても十分なアフターフォローをしてもらえずトラブルが起きる可能性もあります。
外壁塗装を依頼するときに押さえておきたいポイントを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
外壁塗装を依頼するときのポイント
- 複数の業者に見積依頼をする
- 有資格者(塗装技能士)がいる業者に頼む
- アフターフォローがしっかりしているか確認する
- 見積もり前にしっかりと住宅の状況を確認しているか
- 見積もりがわかりやすいか(1式などでごまかされていない)
工事中のトラブルに注意
塗装工事中に起こるトラブルも注意しておく必要があります。
以下に、塗装工事中によくあるトラブルとその対策を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
- 花壇やプランターに塗料がつく
対策:養生シートなどで保護してもらう・移動できるものは移動しておく・塗料がついたらすぐに拭くまたは洗い流す
- 高圧洗浄機で外壁の洗浄の際室内がぬれた
対策:作業中は窓を閉め鍵はかけておく・高圧洗浄機の水圧を変えてもらう
- 工事中近隣住民と騒音や塗料の匂いでトラブルになる
対策:工事前にあらかじめ近隣住民へ作業内容の説明と期間を説明しておく
外壁を美しく保って快適な住空間を
外壁塗装は、家の外観を美しく保ち家の寿命を延ばす効果的なメンテナンスです。
外壁の劣化から建物内部への浸水や結露・断熱性能の低下など、さまざまな問題が起こり家の寿命を縮めてしまいます。
新築後1回目の適切な塗装の時期は新築5~7年後で、2回目以降の適切な時期は5年~20年後と塗料の耐用年数で変わってきます。
適切なタイミングで外壁塗装をして、家を守りましょう。