外構工事やお庭の設計デザインを専門家に依頼する上で、植栽選びは欠かせない要素となります。
庭や外構のピンポイントに植える植物の種類一つでガーデン全体の印象が大きく変化しますし、開花時期の知識等がなければご自身が最も羽を伸ばしたい時期とお庭のピーク時のズレが生じる可能性があります。
メンテナンス性や耐熱性・耐寒性なども考慮すると奥深さはかなりのもので、さすがにそれらの情報全てを掲載するのは少々難しい話。
なので、このページでは植栽で主要な植物の知識を簡単にまとめてご紹介したいと思います。
外構工事やお庭の設計デザインを専門家に依頼する上で、植栽選びは欠かせない要素となります。
庭や外構のピンポイントに植える植物の種類一つでガーデン全体の印象が大きく変化しますし、開花時期の知識等がなければご自身が最も羽を伸ばしたい時期とお庭のピーク時のズレが生じる可能性があります。
メンテナンス性や耐熱性・耐寒性なども考慮すると奥深さはかなりのもので、さすがにそれらの情報全てを掲載するのは少々難しい話。
なので、このページでは植栽で主要な植物の知識を簡単にまとめてご紹介したいと思います。
常緑高木(じょうりょくこうぼく)とは一年中葉をつける樹木『常緑樹』の中でも、とりわけ背の高い樹木を指します。
お庭工事に使う場合はデザイン面や安全性などに配慮して細い樹木や、そこまで背の高くない樹木を用いることが多いです。
常緑樹ということで目隠しの用途で使う場合にありがたく、また一年を通して葉があるためにお庭のデザインや雰囲気が安定するというメリットがあります。
目隠しやシンボルツリー目当ての場合は常緑高木のお世話になることが多いですね。
グレビレア属は、オーストラリアからパプアニューギニアを中心に分布しています。
グレビレア類の実はいろんな形態のグレビレアがあり、種類も豊富なので、さまざまな実や花を咲かせます。
害虫にも強く、枝崩れもしにくく、メンテナンスもしやすい常緑高木です。
オーストラリアプランツは乾燥に強く、多湿に弱いために、真夏によく枯れやすいですが、グレビレアに関しては「多湿に弱い」「乾燥に強い」といわれていても、この種に関しては庭植えにして頂ければそうでもありません。
別名:グレヴィリア、グレヴィリヤ
アラカシは、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹で、クロガシ、ナラバガシという名で呼ばれることもあります。
光沢のある楕円形で厚みのある葉で、中央から先端に向かってのこぎり状の歯があります。 裏面は粉をふいたように白くなっています。
よく似たシラカシという木は、葉の緑が濃く、裏が白くなくて、縁のギザギザが葉の全体にあるので、似てはいますが違う種類の植物です。
アラカシの開花時期は、4、5月頃。新しく伸びた枝の葉の付け根に雌花、新しく伸びた枝から房状に垂れ下がって雄花が咲きます。
開花時期は4~5月頃。
数多くあるどんぐりの中でも、特に長期間採取できる種類です。
一般的にカシの仲間は、ブナやシイなど、他のどんぐりに比べて実ができるのが遅いです。
多くのカシの仲間は、10月中旬以降から実が落ち始め、遅くても12月上旬ころまでには落ち切ってしまいます。
アラカシは、10月下旬ころから、翌年2月中旬ころまで見られ、どんぐりの中でも最も遅くまで見られます。
オリーブは温暖な地域で育つ植物なので、乾燥には強いです。
土の表面が乾いたらタップリお水をあげましょう。
オリーブの木は害虫は比較的つきにくいのでメンテナンスはしやすく、欧風デザインにも合いますので人気の高い樹木です。
オリーブの実についてですが、オリーブの実を収穫するにはいくつかの育て方のポイントがあります。
簡単に実をつける方法は「2種類以上の品種のオリーブを近くで育てる」ということです。
オリーブの木は自家受粉しにくい性質があります。そのため、開花の時期が同じ頃の品種のオリーブの木を近くで育てると果実をつけやすくなります。
他の方法としては、オリーブの木は寒さにあまり強くありませんが、約10度以下の気温を10日以上経験しなければ花をつけないという性質も併せ持っています。
そのため室内で育てて実をつけたい場合には、1月あたりから天気の良い日に外に出します。
急に外に出すと、慣れない寒さで枯れるため、少しずつ寒さに慣らすようにしましょう。
一般的な住宅地では地盤が弱くそこまでにはなりません。
耐陰性があり、比較的寒さに強く福島辺りでも自生しています。関東では北に植えて空っ風を防ぐ防風林として利用されてきました。
シラカシは根が真下に成長し、細い根が枝分かれして成長しないので、この太い根が傷つくと枯れてしまいます。
生垣として植える場合、株同士を狭めて植えると、放置していても10メートルだとか20メートルという大きさにはなりません。
水はけの悪い土地でも育ち、日光が当たっても育ちますが、あまり当たらないような場所でも生育するので、家の北側など半日陰になるような場所でも生育します。
とはいえ、日陰では生育しにくいので、半日陰~日当たり良好な場所が望ましいです。
主な開花期は4月~5月で、新芽が伸びて葉が完全に開く前に咲きます。雄花と雌花があります。
ドングリはタマゴ型で、その年の晩秋に熟します。帽子の部分(殻斗)はお椀型で、リング状の筋が平行に何本も走ります。
アラカシによく似ており、樹皮やドングリの形はそっくりです。
アラカシの葉は幅が広く厚みがあり、比べると葉が細身のシラカシは、軽めで繊細に見えます。
アラカシの葉はギザギザが上半分しかないことが多いです。
木が幼い若木の頃は葉に深い切れ込みが入りその姿が昔の雨具の蓑(みの)に形が似ているところからカクレミノの名前が付けられました。木が成長して成木になると切れ込みのない葉が出てくるようになります
適度な湿り気のある土壌で、腐葉土など腐植質のたっぷり入った栄養豊富な用土が適しており、明るい日陰~日陰でよく育ちます。日のよく当たる場所ただし、強い直射日光下では葉や幹が焼けて傷んでしまうことがあります。
土壌がひどく乾燥する場所、やせ地では育たず、冬の乾いた風を嫌います。春~秋の生育中は水分を好みます。
どちらかというと枝は横に張らずに上に向かって伸びていくのでややスペース的に狭くて難のある壁際や建物沿いにも適しています。芽はよく吹くものの、あまり葉を密に出さず、成長していくにつれて葉が下の方から落ちていくので生垣にはあまり適しません。
ユーカリは過湿に弱く、庭植えしていても水をやりすぎると根腐れを起こしてしまいます。
庭植えの場合は植え付け直後に水をやったらあとは日照りでもない限りは、降雨だけで十分生育します。
日の当たる場所が好ましいですが、半日陰の場所でも問題はありません。
ユーカリは成長が早く、巨木になりますが、根が浅く突風で意外と簡単に倒壊します。
大きくなってからも、台風の時に倒れたり傾きやすいです。出来れば建物の横など風を避けられる場所が適しています。
ユーカリは鉄分が不足するとクロロシスを起こします。クロロシスは葉緑素が抜けて白くなったり、黒いブチが見られる症状です。
病気ではないのですが、クロロシスを起こすことで病害虫への耐性が低下して、他の病気にかかりやすくなります(ウドンコ病など)。
これは鉄分補給をする栄養剤を与えることで改善されます。