2020.06.01
外構植栽『アカマツ』和風からモダンまで幅広く活躍する植栽アカマツの特徴
『アカマツ』の特徴とは?
アカマツを含むマツの仲間は太陽の光を好む植物であるため、日光が多く注がれる区域で採用されることが多い樹種です。
外構においては基本的に『和風』デザインの演出として採用されますが、樹形自体がそれほど複雑でなく、単純な美しさを持つために『モダン』や『和モダン』といったスタイルでも採用されることが多い樹種です。
マツの仲間でも特に外見が似ている『クロマツ』とは色の違いや一部特徴の違いがありますが、柔らかさや耐寒性など、汎用性の高さではアカマツに軍配が上がる印象です。
樹皮が赤みがかっていて明るいので印象に残りやすく、エクステリア全体の雰囲気を構成するうえで重要な役割を担ってくれます。
モダンに適性があるため、洋風モダンで採用することも可能ですが、洋風クラシックで採用されることは多くありません。
ただし汎用性が高いので、うまく外構をデザインすることができればどのようなタイプにも採用できる樹種であると思います。
日光が注がれないと弱ってしまうため、『遮蔽物のないエリア』や『広々としたエリア』で植栽として採用されることが一般的です。
採用の場合は『ツツジ』や『ノシバ』など和風な印象を与えつつ、モダンとしても主流な植栽が同時に採用されることがあります。
和風庭園で植える針葉樹としては非常に人気が高く、品のある美しさでお庭を飾ってくれます。
マツ全体の傾向として日光をとても好むため、遮蔽物のない不毛地帯でも育つことができます。
一方ですでに他の植物が立ち並んでいると日光が遮られて育ちにくいという、人見知りのような性格をしています。
そんな人見知りなアカマツですが、マツタケのような小さなお友達とは相性が良く、アカマツ林=マツタケ林と囁かれるほどです。
外構で植栽活用する場合においても、背の高い樹種と並べるよりは背の低い『ツツジ』などと組み合わせることが多いです。
植栽の種別
常緑針葉樹・常緑高木
名称
アカマツ、メマツ、オンナマツ
樹高
3m前後
開花時期
4-5月
植栽費用
中~やや高
適した環境・採用環境
日光が多く注がれ、やや乾燥したエリア
全体が太陽に露出されるエリア
開けたエリア
植栽可能な地域
日本全国
害虫耐性・疫病耐性
中
特筆するほど病気や虫に弱いタイプではありませんが、カミキリムシを媒介とする病気や、芽に寄生する虫には気をつけてください。