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セキスイハイム×新築外構をおしゃれに仕上げる実例解説

セキスイハイム×新築外構をおしゃれに仕上げる実例解説

動画の見どころ(クリックで再生)

  • 0:00 現場紹介・ローラーストーン仕上げ
  • 1:03 現場概要・収録時の外構予算
  • 2:59 タイル門柱・高さと照明
  • 6:48 門柱裏の自転車動線
  • 8:12 シンボルツリーの選定
  • 10:49 袖壁と花壇の納まり
  • 13:13 通路の照明・散水用水栓
  • 15:09 目隠しフェンスの色と質感
  • 16:36 コンクリート仕上げと駐車場の高低差
  • 18:34 カーブミラーの申請と移設
  • 20:03 ローラーストーンの部分施工
  • 21:10 排水計画と大雨後の確認
  • 22:43 タイルデッキの使い方
  • 24:02 室外機・水栓・工事工程
  • 27:21 TM9の養生と庭の管理
  • 31:17 菜園・ガーデニングの広さ
  • 33:24 植栽の仮置きと配置
編集済み文字起こし

動画の字幕を読みやすく整えた内容です。商品仕様・数値は動画と一次情報をご確認ください。

まず大きいものを配置決めして植える際は、プランナーさんのセンス一つでガラっと変わります。

千葉中央の中島です。今日も現場に来ています。ここは撮影の翌日に工事完了を予定の施工現場で、今日は最後の仕上げ作業として植栽・グリーン関係とローラーストーンの着色作業を進めています。

ローラーストーンは「整形乱張り」という形で、天然石の組み合わせ貼りをローラーストーンで再現しています。お客様と色合わせが終わり、今好みの色で着色を進めている段階です。

今回の現場はセキスイハイムの建物で、外構はブラウン系を基調とした建物に合わせた色の組み合わせで計画しています。今日は静岡から岡山さんにも来ていただき、コラボの現場になっています。お客様もYouTubeをよくご覧になっている方で、ご理解ある方でしたので実現できました。

【門柱について】まず最初にタイル門柱の解説です。600角のタイルを使用しています。このタイルは石をカットした断面が見える珍しいデザインで、同じロットで発注しても個体ごとに濃淡が異なるため、天然石に近い表情が出ます。高さは1.6mで、横幅はタイルの割り付けがぴったり収まるよう収まりから逆算して決めています。

照明はウォールライトで、上から下草を照らすスタイルを採用。新築分譲地では下から上に照らすアップライトが多いですが、あえて上から照らすことで他のお宅と差別化しています。宅配ボックス・照明・笠木はすべてブラックで統一し、表札のみゴールドでアクセントを加えています。

【シンボルツリーについて】リトルジェムを選び、葉の表の緑と裏側の茶色をブラウン系の建物に合わせています。動画では常緑で白い花や香りを楽しめることを紹介し、選んだ株について「3.5mぐらいあるんじゃないか」と見立てています。これは収録時の株の説明で、全個体の寸法ではありません。もう一方の樹木との組み合わせも、お客様と静岡の岡山さんへ相談して決めています。

【袖壁について】奥の透け感のある構成から見える玄関の足元を隠し、奥行きも出すために背の低い袖壁を設けています。タイル門柱に対し、こちらは塗り仕上げとし、笠木を組み合わせて表情を変えています。壁と笠木の凹凸が影を作り、植栽を入れる隙間も残して立体感を出すという説明です。

【通路・ポールライト・水栓について】庭へ続く通路の角には角柱タイプのポールライトを選び、足元の照明も組み合わせる計画です。近くの背の低い散水用水栓は、植栽への水やり・洗車・掃除という用途に合わせたものです。庭側には別の水栓もあり、手洗い用と散水用の使い方を説明しています。商品について収録時に挙がった金額や仕様の説明を、現在のメーカー定価・工事費としては扱いません。

【駐車場・排水・カーブミラー】駐車場は地盤を意図的に下げ、傾斜を緩やかに設計しています。また地盤が粘土質で水はけが悪いエリアだったため、排水パイプを埋設して水溜まり対策を実施。施工後の大雨でも排水が追いついていたことを確認済みです。カーブミラーは役所に申請して移設しており、費用は条件によって異なります。

【タイルデッキ・天然芝・室外機】庭にはベージュ系タイルのタイルデッキと天然芝TM9を採用。室外機の設置は外構工事完了後にスケジュール調整し、排水・コンセント・散水栓の配置も精度よく収まりました。「完成して終わりではなく、引き渡し後がスタート。5年後・10年後の景観維持を見越した提案を心がけている」というのが外構のノエルのスタンスです。

「建物はこだわって選んだのに、外構でイメージが崩れてしまった」――そんな後悔をしないために、建物と外構のトータルコーディネートは非常に重要です。今回は外構のノエルが手がけた、セキスイハイムの新築戸建てに合わせた外構施工事例を動画の内容をもとに詳しく解説します。千葉エリアの角地を舞台に、デザイン・植栽・排水・照明まで、プロが実際に現場で語った「こだわりポイント」を整理してお届けします。

この記事の要点

  • セキスイハイムのブラウン系外観に合わせ、タイル・塗り壁・植栽をブラウン系で統一してトータル感を演出している。
  • シンボルツリーに常緑樹のリトルジェムを採用し、裏面が茶色い葉がブラウン外観と絶妙にマッチする希少な選定をしている。
  • ローラーストーンはアプローチ入口部分だけに施工することでコストを抑えながら見栄えを高められる手法である。
  • 排水計画・駐車場の高低差・カーブミラー移設など、見えない部分の設計精度が長期的な使い勝手を大きく左右する。
  • エアコン室外機の設置タイミングと外構工事の順番を事前に調整することで、仕上がりの精度が格段に上がる。

施工現場の概要――角地×セミクローズ外構とは?

今回の現場は新築分譲地内の角地で、いわゆる「セミクローズ外構」として設計されています。セミクローズ外構とは、道路に面した正面部分は目隠し要素を取り入れながらも、完全には閉じずに開放感も残すスタイルです。

建物はセキスイハイム(積水化学工業グループ)のスクエアデザインで、ブラウン系を基調とした外壁色が特徴。外構のノエルはこのブラウン系の色調を軸に、タイル・塗り壁・照明・植栽にいたるまで色合わせを徹底しています。

この動画では、工事完了を翌日に予定している段階という絶妙なタイミングでリアルタイムの現場解説が行われており、工事中の生の状態を見ながら各部位のこだわりを語っている点が非常に参考になります。ぜひ動画本編もあわせてご視聴ください。

外構予算はどのくらい?角地のセミクローズ外構の費用感

動画の1:03〜1:13では、この現場の外構予算について500万〜600万円ぐらいという収録時の説明があります。確定した見積書・支払総額の提示ではなく、税や各工事の内訳もこの発言だけでは分かりません。現在の一般的な相場や、同じ住宅メーカーで建てた別の家の工事費としては使えない数字です。敷地条件・工事範囲・採用する仕様・建築側との分担を整理し、自宅の条件で見積りを確認してください。

角地では、道路側からの見え方だけでなく、車や自転車の出入り、門まわり、設備の位置を一枚の図面で確認すると、相談したい範囲を共有しやすくなります。以下は自宅の計画で聞いておきたい項目です。

建築会社・外構業者と共有する確認事項
相談する時点 持ち寄る情報 決める前に確認すること
建物や配置を検討するとき 敷地・配置図、駐車台数、門まわりと庭の使い方 建物側と外構側の担当範囲を区切り、費用に含む工事をそろえる。
設備の位置を決めるとき 室外機、水栓、照明などの予定位置 点検や通行のスペース、工事順序、接続を担当する業者を図面で確認する。
舗装・門柱などを施工する前 最新の配置図、採用品番、工事工程 車や自転車の動線と、設備を開けて使う範囲に変更がないか確認する。
建物引き渡し後に相談するとき 現況写真、完成図、設置済み設備の情報 すでに決まった条件と変更できる条件を分け、必要な工事の見積りを受ける。

「建物契約直後なら何でも変えられる」「引き渡し後は希望を実現できない」と一律には判断できません。変更できる時期や施工条件を各担当者に確認し、未決定の事項はそのまま残して、次に誰が確認するかを決めましょう。

見積書では工事項目・仕様・数量の違いを確認します。建物と外構を並行して考える手順は、間取りを決める前の外構計画でも紹介しています。

見積書の項目・仕様・数量の確認に関する参考資料:LIXILの見積書Q&A。

タイル門柱のデザインこだわり――割り付け・高さ・色の全て

今回の外構でまず目を引くのがタイル門柱です。動画では「一番最初にタイル門柱になります」と解説が始まり、使用タイルへの深いこだわりが語られます。

タイルの選定:石の断面が見える珍しいデザイン

採用されたタイルは600角サイズのもので、「石をカットした断面が見える」という珍しいテクスチャーが特徴です。一般的なタイルは表面に筋状の模様が入るものが多いですが、このタイルは断面の表情がそのまま見え、天然石のリアルさに近い風合いが出ます。

さらに同じロットで発注しても個体ごとに濃淡が異なる点もこだわりのひとつ。「本物の石は同じものが存在しない」という自然素材の魅力を、タイルで再現しているわけです。これにより生産品感が出ず、より高級感のある仕上がりになります。

門柱の高さ設定と割り付け計算

今回の門柱は高さ1.6mと説明されています。閉じて目隠しをするためというより、横幅との比率と埋め込み宅配ボックスのバランスを考えた設定です。話者が王道と評するのはこの納まりの説明で、すべての住宅で採用する標準値・最低高さという意味ではありません。タイルの割り付けや使いたい設備に合わせて検討します。

また、タイルの「割り付け(タイルの割り振り計算)」も徹底されており、端部と端部に半端材が均等に入るよう、収まりから逆算して門柱の横幅を決定しています。こうした細部の計算が「プロらしい仕上がり」を生み出します。

照明は「上から照らす」ウォールライト

動画では、この現場の周辺で門まわりを下から照らす例が多かったため、今回はウォールライトで上から下草を照らすアクセントを考えたと説明しています。新築分譲地全体の傾向を示す統計ではありません。撮影時点では、夜の光の当たり方を見ながら角度を最後に調整する段階です。

宅配ボックス・ポスト・笠木の色統一

門柱の宅配ボックス・照明・笠木はブラックでまとめ、表札にゴールドを選んで差し色にしています。表札は黒やシルバーなどの候補を現地でお客様と見比べ、色を決めてからシンプルな形に絞ったと説明されています。全案件で引き渡し直前に決めるという運用の説明ではなく、この現場の選び方です。

シンボルツリーの選定――リトルジェムとは?

今回の外構で特に注目すべきポイントのひとつがシンボルツリーの選定です。「まず大きいものを配置決めして植える方とかプランナーさんのセンス一つでガラっと変わります」という冒頭の言葉どおり、シンボルツリー選びは外観の印象を大きく左右します。

リトルジェムとは?

リトルジェム(Magnolia grandiflora ‘Little Gem’)は、モクレン科の常緑高木「タイサンボク(マグノリア)」のコンパクト品種です。通常のタイサンボクより樹形がまとまりやすく、一般住宅のシンボルツリーとして注目されています。

  • 葉の表と裏でリバーシブル:表面は濃いグリーン、裏面は茶色がかった色合いで、ブラウン系の建物外観と絶妙に調和する
  • 常緑樹:年間を通じて葉を保つため、季節を問わず緑を楽しめる
  • 大輪の白い花:開花時期には甘い香りを放つ大きな白花が咲き、見ごたえがある
  • 希少性が高い:動画内で「こんなに立派なリトルジェムはなかなかない」と語られるほど、大型個体の流通は少なく、収録時に高騰していると話者が説明した品種

選んだリトルジェムは、動画内で高さを約3.5mと見立てられた大きな株です。葉裏の茶色と建物のブラウン系の外観を合わせることも選定理由になっています。もう一方の樹木の選択もお客様と相談し、初期のプランニングから静岡の岡山さんへ外観や現場の写真を送って計画を共有しています。

シンボルツリーを選ぶ際のポイント

チェック項目 今回の選択 理由
常緑 or 落葉 常緑(リトルジェム) 年間を通じて葉があり、建物を引き立てる
葉の色と外壁との相性 葉裏の茶色がブラウン外壁と調和 トータルコーディネートの統一感
花・香り 大輪の白花・甘い香り 季節のアクセントになる
樹高・樹形 非常に立派な大型株 外観の存在感を高める
希少性・入手難易度 収録時に話者が希少性を評価した株 他と差別化できる外観に

ローラーストーンとは?アプローチの仕上げ手法を解説

ローラーストーンは、既存の床面を生かし、石張り調やタイル調の意匠をつくる床仕上げ技術です。本部の公式案内では、既定の型に限定されず、柄や配色を選んでデザインできると説明されています。実際に施工できるかは床の状態を確認し、必要な補修を含めて判断します。

ローラーストーンのメリット・デメリット

公式案内で紹介される特徴 計画時に確認すること
模様・配色を現場に合わせて選べる 希望の柄・色は認定施工店に相談し、仕上がりイメージを確認する。
既存の土間などを残して仕上げられる 土や砂利など動く下地には施工できない。現状を確認し、必要な補修を判断する。
既存床を壊さない計画では、解体と廃材搬出の費用を省ける 下地補修の有無と施工範囲をそろえた見積りで比較する。
本部の案内では追加施工・色替えにも対応している 将来の塗り替えや補修は、対象箇所の状態と施工店の対応を確認する。

今回の現場ではアプローチラインと駐車場の入口ライン部分にローラーストーンを施工。「アルファードやランクルを停めると車体の前端がちょうどこの位置に来るため、奥のコンクリート部分が見えにくくなる」という発想から、コストを抑えながら見た目を最大化する手法として採用されました。将来的に拡張したくなった場合も、同じデザインで追加施工できるよう計画されています。

袖壁・塗り壁で生まれる「立体感」のデザイン手法

門柱の横には背の低い袖壁(そでかべ)が設けられています。袖壁とは、門柱や建物の脇に添えるように設置する短い壁のことで、今回は「玄関の足元を隠しながら奥行き・立体感を演出する」という目的で採用されました。

塗り仕上げで「脇役がちゃんと主張する」デザイン

主役のタイル門柱はタイル仕上げですが、袖壁は塗り仕上げで仕上げています。同じタイルで揃えるのではなく、あえて異なる素材・仕上げを組み合わせることで、「脇役でありながら、脇役になりきらない」絶妙なアクセントを生み出しています。

さらに笠木(かさぎ)を袖壁に巻いて連続させることで、門柱との統一感を保ちながらも差別化を図っています。笠木と塗り壁の間に生まれるわずかな凹凸が影を生み、光の当たり方で立体感が増す効果も計算されています。

花壇の箱を壁に「食い込ませる」納まり

動画では、花壇の箱を壁に少し食い込ませるように納め、わずかな隙間に植栽を入れる案を説明しています。宅配ボックスの埋め込みを指した話ではありません。タイル・塗り壁・笠木の組み合わせに植栽の余白を加えることが、玄関まわりの奥行きを作る工夫です。

サイクルスペースの動線設計――自転車と車の使いやすさを両立

千葉エリアでは自転車を活用される方が多いという地域特性を踏まえ、門柱裏にサイクルスペースを設けています。自転車2台分のスペースを確保しつつ、生活感を隠しながら玄関へのアプローチ動線にもつながる計画です。

「両側に階段を設けてアプローチを広くする案もあったが、シンボルツリーのコーナーを作りたかったので動線を1つにまとめた」という設計判断も語られています。動線・植栽・デザインを総合的に考えて1つの最適解を出すのが外構設計のプロの仕事です。

通路・ポールライト・散水栓のこだわり

角柱タイプのポールライト

庭へ続く通路の角には角柱タイプのポールライトを選び、スクエアな建物や外構の形と合わせています。ここを通路と分かりやすくすること、夜に足元を照らすことが設計意図です。近くのガーデンアップライトは撮影時点で入る予定と説明されており、すべて点灯確認を終えた完成後の紹介ではありません。費用は仕様と工事範囲をそろえて確認します。

散水専用の水栓:使い勝手を高める工夫

一般的な立水栓に代わり、今回は散水専用のローアングル水栓を採用しています。植栽への水やりや洗車がメインの使用用途だったため、存在感を抑えた背の低いタイプを選定。ホースニップルが付いており、ホースを直接差し込んで使えるうえ、吐水口が360°回転するためホースが絡みにくい使いやすい設計です。カラーバリエーションも豊富で、外構のアクセントとして楽しめる商材でもあります。費用は条件により異なります。

目隠しフェンスの色合わせ――建物の足場が外れてからサンプル確認

庭側の板材を使った目隠しフェンスは、足場が外れてから現地へサンプルを持参し、建物のサッシと色や質感を合わせて決めています。話者は木目や表面の質感がきれいすぎないところを評価しています。高さは土間のレベルからおよそ2mというこの現場の設定です。道路から庭への視線を切ることと、裏の物置の存在感を抑えることを考えており、全住宅共通の推奨高さではありません。

駐車場の高低差・傾斜計画――段差が生む大きな効果

外構において見落とされがちなのが駐車場の傾斜(勾配)計画です。今回の現場では、建物が建っている地盤の高さと駐車場の高さの間に意図的に段差を設けています。

動画では建物側と駐車場側の高さに約10cmの差をつけ、この土地で駐車場の傾斜を緩くしたと説明しています。下げられる土地ならという条件つきの話で、どこでも同じ高さを下げるという推奨ではありません。物置へタイヤの付いた荷物を運びやすくするため、通路の一部は段差をスロープでつないでいます。

カーブミラーの移設――役所申請が必要な重要手続き

今回の現場では、既存のカーブミラーが駐車の際に邪魔になる位置にあったため、役所に申請してカーブミラーの移設工事も実施しています。既設のミラーを動かす前に、誰が設置・管理しているかを確認してください。道路管理者は道路の種類によって国・県・市町村などに分かれます。必要な申請や完成報告は、該当する管理者へ確認しましょう。

動画では、この現場のカーブミラー移設について役所に申請したこと、申請や工事報告の手間、指定の工事内容によって費用が変わることを説明しています。これは、この動画の現場での対応です。別の場所でも施主の手続きが必ず不要になるとは限りません。管理者、必要な申請・報告、誰が手続きを担当するかを、施工店と事前に確認してください。

排水計画の重要性――水溜まりを減らすための設計

アプローチ前の道路は中央が盛り上がり両脇に水が落ちる計画の道路でしたが、敷地前に排水マスが設置されていないという課題がありました。さらに地盤が粘土質で水はけが悪いエリアだったため、大雨の際に水溜まりが発生しやすい条件でした。

外構のノエルでは排水パイプを仕上げ下地に埋設し、既存の集水マスへ排水が届くよう計画。施工後に千葉で大雨が降った際も排水が追いついていたことを現地確認済みとのことです。

話者は、排水の条件は施主から見えにくく、施工する側も実際にやって分かることがあると説明しています。今回は大雨の後に現地へ行き、排水が追いついていることを確認したと報告しています。引き渡し後の使い勝手や年数が経ってからの景観まで考えて提案するという姿勢であり、どんな雨でも水溜まりが生じない保証ではありません。

タイルデッキ・天然芝・室外機との連携計画

タイルデッキの仕様と広さ

庭側にはベージュ系タイルを使ったタイルデッキを設置。建物がブラウン系のため、あえてグレーや黒ではなくベージュを選択し、天然芝の緑・茶色との色の調和を図っています。タイルデッキは十分な広さを確保しており、ガーデンファニチャーを置いても余裕のある設計です。

室外機設置タイミングと外構工事の順番

外構計画において意外に見落とされやすいのがエアコン室外機の設置タイミングです。室外機が先に置かれてしまうと、室外機の下まで綺麗にコンクリートを打てなくなります。今回はお客様の引っ越し時期に余裕があったため、外構工事完了後に室外機を設置するスケジュール調整が実現し、排水・コンセント・散水栓の配置も含めて精度の高い仕上がりになりました。

室外機の配管ルートも上でクランクさせるか下でクランクさせるかを事前に打ち合わせて決定し、「仕上がりがドンピシャの位置に収まった」と動画内でも喜びが語られています。早期の問い合わせ・長い計画期間がこうした精度を生み出します。

天然芝TM9の管理について

今回の庭には天然芝TM9を採用しています。動画では品種改良によって成長を抑えた芝と紹介する一方、管理がなくなるとは話していません。雑草を取り除く作業も含めて手入れと向き合える方なら検討するという説明です。この現場では入居まで施工担当者が水やりをして養生し、粘土質で水はけが悪かった土壌の下地も調整したと話しています。これは当該現場の経過で、水やりの時間や土壌の調整方法を全庭共通の基準としては扱いません。

庭の水栓と設備の配置を一緒に決める

庭側の水栓は、既存の排水マスとコンセントの位置も見ながら決めています。当初考えていた位置ではコンセントに近かったため、水栓を外へ出し、その分コンクリートを広げたという説明です。芝刈りをしやすくするために芝より約5cm上げた部分も、この現場の納まりです。排水のパンについては、水はねもあることをお客様と話したうえで、デザインと費用のバランスで選んだと紹介されています。写真の形だけを自宅へ移すのでなく、既存設備との位置関係と使い方を図面で相談する参考になります。

菜園・ガーデニングのスペースは手が届く広さに

動画の後半には、レンガで囲った菜園・ガーデニング用のスペースも登場します。撮影時点で何を育てるかはまだ決まっていません。奥行きはこの現場で約90cmと説明し、縁に膝をついて奥へ手を伸ばせるかを実演しています。大きく作りすぎると管理が続かなくなることもあるという話で、90cmを全員の標準寸法として勧めているわけではありません。花壇にも使える余地を残し、作業のしやすさと今後の使い方をお客様と相談して広さを決めた計画です。

植栽は現場で仮置きして向きとバランスを確認

最後の植え込みの実演では、先に大きな植物の配置を決め、枝の向きや全体のバランスを見ながら下草を組み合わせています。撮影中は仮置きの段階で、配置が決まったら植えていくという順番です。施主の了承のもとで任せてもらった現場ですが、完成後の状態と作業途中の説明は分けて見る必要があります。ブラウン系の建物と葉の色、タイルや塗り壁の表情をどうつなぐかが、今回の外構デザインを考える手がかりになります。

外構業者の選び方――「仕上がって終わり」ではない視点

この動画を通じて外構のノエルが一貫して伝えているメッセージは、「引き渡してからがスタート」という姿勢です。目に見えない排水計画・将来の拡張性・室外機との工程調整・役所申請対応まで、プロが考えるべき「見えない仕事」の多さが今回の事例からよく伝わります。

  • 排水計画の有無:水溜まりが起きにくい地盤・排水の設計ができているか
  • 植栽知識:建物外観・環境・管理負担を踏まえたシンボルツリー選定ができるか
  • 建物との連携:ハウスメーカーの設計意図を汲んで外構に落とし込めるか
  • 工程管理:室外機・電気工事・外構の順番を管理し、仕上がり精度を高められるか
  • 長期的な提案:5年後・10年後の景観維持を考えた素材・設計を選べるか

まとめ――セキスイハイムの外観を最大限に活かす外構づくりの鍵

セキスイハイムのブラウン系外観を最大限に引き立てるには、建物の色調・素材感・スクエアなデザインと統一感のある外構計画が不可欠です。今回の施工事例では、タイル門柱の割り付け計算・ウォールライトの光の方向・塗り壁と笠木の影の演出・希少なリトルジェムの選定・排水パイプの埋設計画・室外機設置タイミングの工程調整まで、プロの手による「計算され尽くした仕上がり」が随所に確認できました。

外構は建物完成後に考えるものではなく、建物の契約段階から並行して計画を始めることが、予算内で満足度の高い仕上がりを実現する最大のポイントです。動画では現場のリアルな作業風景とともに各部位のこだわりが語られていますので、ぜひ動画本編も視聴してみてください。外構づくりに迷ったら、外構のノエル(https://noel-garden.jp)へお気軽にご相談ください。

本記事で扱う動画の話題・発言内容の一次情報は、ノエル公式YouTubeチャンネルの元動画「【ルームツアー】セキスイハイム×外構トータルで家がおしゃれになる最新事例|シンボルツリーで外観が映える手法を徹底解説【新築外構/家づくり/注文住宅/千葉戸建て】【ノエル千葉中央木更津店】」です。YouTube動画は商品価格・メーカー仕様・廃番・法令の公式根拠ではありません。これらは記事内に明示した各メーカー・行政の公式URLで確認し、費用は現地調査後のお見積りでご確認ください。

よくある質問(FAQ)

シンボルツリーにリトルジェムを選ぶメリットは何ですか?

リトルジェムは常緑樹で年間を通じて葉を楽しめ、葉の表が濃いグリーン・裏が茶色というリバーシブルな色合いがブラウン系外壁との相性抜群です。大輪の白い花と甘い香りも魅力で、個性的なシンボルツリーとして外観を際立たせます。

ローラーストーンはアプローチ全面に施工しないといけませんか?

いいえ。入口付近のみの部分施工でも十分な視覚効果が得られます。大型車を停めると車体がローラーストーン部分に重なるため、奥のコンクリート部分が目立たなくなります。コストを抑えながらデザイン性を高める手法として有効です。

外構工事と室外機設置のタイミングはどう調整すればよいですか?

今回の現場では引っ越しに余裕があり、外構工事後に室外機を設置するよう手配しました。置いた状態ではその下を施工しにくいためです。全案件で同じ順番にできるとは限らないので、設置位置と配管、必要な工程を建築・設備・外構の各担当者と早めに調整してください。

天然芝TM9は手間がかかりますか?

TM9でも芝刈り、水やり、除草などの手入れは必要です。動画では入居まで施工担当者が養生の水やりを続けた経過を紹介し、管理と向き合える方なら検討すると説明しています。自分でできる作業と施工店へ相談する作業を、庭の広さや土壌の条件と一緒に確認してください。

カーブミラーの移設は自分でできますか?

公道に関わる既設のミラーを自己判断で移設するのは避け、設置・管理者へ相談してください。道路の種類により、窓口は国・県・市町村などに分かれ、個人や団体が設置したミラーもあります。必要な申請・報告、工事担当者、費用の負担範囲は対象のミラーの管理者へ確認し、外構業者に調整を相談しましょう。

運営者・関連チャンネル

三輪禎希(株式会社ノエル 代表取締役・外構デザイナー)
外構・エクステリア専門会社「外構のノエル」を全国に展開。YouTubeチャンネル「ミワの庭【外構デザイナー】」で外構の失敗回避・費用・商品選びを発信。
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