外構で後悔しやすい3つのポイント |ブログ|株式会社ノエル 愛知県の外構設計・
デザイン事務所
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外構で後悔しやすい3つのポイント

外構で後悔しやすい3つのポイント

 

外構工事は計画の段階で将来のことも見据えて計画してから施工しなければ、後々後悔することもあります。

特に、塗装、水栓、電気配線の3つは後悔しやすいですし、後で工事することも大変です。

この記事では、外構で後悔しやすいことをまとめておきます。

 

白い塗装

 

外構を塗装する場合、白は人気のある色の一つです。

外壁が白の場合、外構も白で合わせる方もいらっしゃいます。また、白は様々な色と組み合わせられますし、美しさや高級感もあり、塗料の色あせが目立ちにくいというメリットがあります。

しかし、外構に白い塗装を施工したために後で後悔することもあります。

 

 

白い塗装は汚れが目立ちやすい

 

白い塗装は、施工当初は大変美しくても、時間の経過とともに汚れが目立ちやすくなる色です。

特に、雨だれや砂埃、藻、カビなどが付いてしまうと汚らしくなってしまいます。

雨だれは、笠木を設けることである程度防げますが、横殴りの雨などによって、雨だれが生じてしまうこともあります。

 

 

白い塗装は掃除が大変

 

白い塗装でも汚れた時は、水で洗い流してやればきれいになりますが、歳月が経てば、汚れが染みついてしまって落ちにくくなります。

そんな時は、高圧洗浄機などで洗うことも検討すると思いますが、高圧洗浄機は塗装を痛めてしまうこともあり、痛んだ箇所がまた汚れの原因になるという悪循環も生じやすいです。

 

 

塗装は劣化しやすい

 

白い塗装は、色あせが目立ちにくいため、塗料としては劣化に強い色です。

ただ、どの色であれ、塗装は、紫外線や風雨の影響を受けて、劣化します。劣化した塗料を放置すると、ボロボロになってしまい、塗料の下地が見えるようになり、汚らしくみすぼらしい外構になってしまいます。下地が木製の場合は、腐ってしまうこともあります。

もちろん、塗料が劣化した場合は、塗装し直せばよいわけですが、コストパフォーマンスの面からして、外構に塗装を塗ったために後悔する方もいらっしゃいます。

 

特に門柱に白い塗装を施工してしまうと、どうしても汚れや劣化が気になって、後々後悔することも少なくないようです。

 

 

外水栓

 

外水栓は駐車場や庭で使うものです。

駐車場では車の洗車のために利用しますし、庭では植木や鉢植えへの水やり、庭いじりや庭で遊んだ後の手洗い、ペットを遊ばせた後で、足を洗ってやる。と言った用途で利用します。

 

外水栓の種類としては、主に、立水栓と散水栓があげられます。

立水栓は水栓柱と言う棒が地面から出ていて蛇口が取り付けられているタイプです。立水栓とセットでその真下には水受け、排水口が設置されます。

立水栓は水栓柱があるので、駐車場に設置する際は、車とぶつからない場所に設置する必要があります。

 

駐車場のスペースが確保できない場合は、立水栓を置くことは難しくなります。

そんな時に検討されるのが散水栓です。

散水栓は、地面に埋め込む形で設置し、ボックスの蓋を開けると蛇口が付いているタイプです。

水栓柱がないため、車のドアなどでぶつける心配がなく、駐車場で利用しやすいタイプです。

 

散水栓は虫が湧くこともある

散水栓はボックスの中で虫が湧きやすいという欠点があります。虫が苦手な方は、散水栓のボックスを開けるのが嫌になって、結局使わず、後悔してしまうこともあるようです。

 

外水栓を増設したり移動することは難しい

立水栓と散水栓を設置するには、水道の配管を回す必要があります。

水道の配管の増設や移動は、DIYでの作業が大変難しいです。配管を傷つけて水漏れが発生してしまうリスクを考えると、水道工事業者などに増設を依頼することになると思いますのでそのための費用が掛かります。

また、水道管は地面の下を通すため、コンクリートなどが設置されていれば、一度壊す必要もあるため、エクステリア工事も含めてやり直しすると大変な費用が掛かってしまいます。

後悔しないためにも、水栓の設置については、計画の段階でどこに設置するのか。どのような用途で利用するのかをよく考えておくことが大切です。

 

 

電気配線

 

外構には、電気配線も必要になります。

インターホンや門柱の照明はもちろん、グランドライト、カーポートの照明等、外構で電気が必要になる施工箇所は意外に多いものです。

こうした電気配線は、水道管と同じように、地面の下に電線管を埋めて必要な場所まで電線をつなげる形で施工されます。

そのため、エクステリアが完成した後で、やっぱり、電気配線が必要だということになると、地面を掘り起こしたり、エクステリア工事をやり直すと言った手間がかかってしまいます。

後悔しないようにするためには、計画の段階で、どこに何を設置するのか。よく考えておくことが大切です。

 

最近では、性能の高いソーラーライトもあります。

ソーラーライトは電線を必要としないので後付けもできますが、外構全体の照明をタイマーやセンサーと連動させて統一的に点灯するようにしておきたいという場合は、最初から計画しておいた方が気持ちよいエクステリアになると思います。

 

電気配線に関しては、意外に忘れやすく後悔しやすいものがあります。

 

防犯カメラ

地域の防犯状況からして、後になってから防犯カメラを設置したいと考える方も多いようです。

屋外工事が必要ないワイヤレスタイプの防犯カメラもありますが、性能の高いものは有線タイプのものが多いようです。

そのため、防犯カメラのための配線があった方がよかったと後悔することもあるようです。

 

電気自動車(EV車)用のコンセント

今は、電気自動車(EV車)に乗っていない方も多いと思いますが、今後は、電気自動車(EV車)に買い替える可能性もあると思います。

この場合、自宅の駐車場に電気自動車(EV車)用のコンセントを設置する必要が生じます。

後で配線工事をするには大変な費用が掛かりますし、どうしても見栄えが悪くなってしまいますから、あらかじめ設置しておいた方が後悔しなくて済みます。

電気自動車(EV車)だけでなく、電動バイクも同様なので、駐輪場への電気配線も計画しておくとよいでしょう。

 

 

今回は、外構で後悔しやすいことをまとめました。

エクステリア工事を検討されている方は、今回紹介した点を計画の段階で考えて、取り入れるようにしてみてください。