2023.08.30
防犯に効果的な外構工事
外構工事の中でも防犯対策はとても大切な要素。
家まわりに効果的な防犯対策をして、より暮らしやすい我が家にしていきましょう。
この記事では、防犯に効果的な外構工事のポイントについて紹介します。
外構工事でできる防犯対策を知り、後悔のない外構計画をしたいという方はぜひ最後までご覧ください。
①オープンorクローズ
外構全体の計画として、構造物を作りすぎない「オープン外構」と塀やフェンスなどで敷地を囲う「クローズ外構」があります。
防犯対策として効果が高いのはオープン外構。クローズ外構は閉鎖的で安全に感じますが、一度侵入されたら外から見えづらく狙われやすいというデメリットがあります。
オープン外構にする時のポイントは、外からの視線で家の居心地が悪くならないかを確認すること。
玄関前やリビング前からは視線が気になる場所になるため、暮らしをイメージしながら計画することが大切です。
クローズ外構にする時のポイントは、部分的に「透け感」を出すこと。
家を囲うクローズ外構でもすき間のあるフェンスや門扉を使用することで侵入されにくい外構になりますよ。
また、オープン外構とクローズ外構の中間スタイルの「セミクローズ外構」にするのも良いでしょう。
セミクローズ外構は、玄関や庭まわりなど部分的に目隠しフェンスを設置し、駐車場はオープンスタイルにするため侵入されにくい外観になります。
②防犯カメラ
防犯カメラは、外構の防犯対策のひとつとしてとても効果が高いアイテム。
防犯カメラを設置することで、万が一の場合に証拠の映像を残すことができます。
防犯カメラを設置するポイントは、防犯カメラが設置されていることが分かるようにすること。
例えば玄関先は防犯カメラの存在をアピールするのに効果的です。
また、バルコニーや勝手口などは侵入されやすい場所であったり、死角になりやすかったりするため、防犯カメラを設置することで防犯効果を高めることができます。
防犯カメラの価格や性能は様々ですが、後付けやDIYで設置する場合は有線よりも無線の方が設置が簡単でおすすめです。
設置目的に応じて録画時間や画質についても確認しておきましょう。
設置費用を抑えたい場合にはダミーカメラでも効果があります。
ダミーカメラを設置する場合は、本物のカメラと見分けがつかないようなものを選ぶことで効果的な防犯対策になります。
ただし、ダミーカメラだけでは完全な防犯対策にはならないため、本物もひとつ以上設置する検討をしていきましょう。
③防犯砂利
外構工事で使用する砂利には様々な種類がありますが、防犯砂利を使用することで効果的な防犯対策ができます。
砂利を使用することで防犯対策ができるというのは、砂利が敷かれた場所に人が立ち入る際に足音が響くためです。
しかし、砂利が散らばっていたり、敷き方が不適切だと、防犯効果は低下してしまいます。
砂利の種類で迷ったら「防犯砂利」という名前で販売されている商品がおすすめ。
また、粒の大きさが小〜大と混ざっているタイプよりも粒の大きさが同じくらいの「単粒タイプ」の砂利は音が鳴りやすいです。
砂利を敷く際には、一定の厚みを保つようにし、砂利が散らばらないように縁取りなどを計画することが大切。
また、砂利の敷き方によっては防犯効果が低下することがあるため、専門業者に相談することがおすすめです。
防犯砂利の下に防草シートを設置すると防犯対策と同時に雑草対策にもなります。
家の裏側など目の届きにくい場所には防草シートと防犯砂利を敷くのも良いでしょう。
④屋外照明
屋外照明は、夜間の防犯対策には欠かせないアイテム。
屋外照明を設置することで、夜間の防犯対策ができるだけでなく、その他にも様々な効果が得られます。
例えば防犯対策に加えて、以下のような効果も期待できます。
- 照明があることで、夜間に転倒やつまずきを防ぐことができます。
- 外壁や庭の美観を向上させることができます。
- 玄関先や駐車場など、暗い場所でも安心して出入りできるようになります。
特にセンサー付きの屋外照明は、「時間」や「暗くなったら点灯する」などの設定が可能。
手間をかけずに照明を自動的に点灯・消灯させることができます。
また、目隠しフェンスのように圧迫感も出ないため、敷地が限られている場合にもおすすめです。
ただし、人感センサー付きの屋外照明はネコなど動物でも反応してしまうことがあります。
団地など隣地が近い場合には、近所迷惑になる可能性があるため設置場所をよく検討しましょう。
商品によってセンサーの仕様は異なるため、防犯目的で設置する場合には見た目だけでなく性能についてもしっかり確認しながら計画をすすめることが大切です。