夏に強い花・多年草11選|猛暑でも枯れず何年も咲く宿根草

動画の見どころ(クリックで再生)
編集済み文字起こし
動画の字幕を読みやすく整えた内容です。商品仕様・数値は動画と一次情報をご確認ください。
【静岡藤枝・三島店 奥山さんによる解説】
今日は「猛暑に最強、買い直しがいらない宿根草11選」というテーマでお話しします。
宿根草とは、冬場に葉や茎が枯れてなくなっても、根は生き続けていて春になるとまた芽が出て復活する植物です。一年草は1年以内に枯れて入れ替えが必要ですが、宿根草は一度植えれば毎年復活してくれます。僕らも庭づくりの計画で宿根草を積極的に採用しています。
1つ目:シラン。紫の花が咲く宿根草で、自分でどんどん増えていきます。藤枝のお店にも入れています。花期が長く、春に咲いてそのまま夏の暑さの中でもずっといてくれる頼もしい植物です。
2つ目:ギボウシ。葉っぱがすごく綺麗で種類もたくさんあります。大きいもの・小さいもの、斑入り、白と緑のコントラスト、黄色っぽいものなど多様です。花も咲きますが楽しむのは葉。カラーリーフとして採用しています。
3つ目:アリッサム。白い可愛らしい小さな花が株全体を覆ってふんわりまるく咲きます。狭いスペースでも頑張って育ちますし、コンクリートと門柱の境い目をぼかしたり、階段との段差の切り替わりをやわらかく見せるのに使い勝手がいいです。ただし、35℃以上になると水切れに注意が必要です。
4つ目:サルビア。赤や紫など様々な花色がありますが、僕は紫が好きです。主張しすぎないのに華やかになるので採用することが多いです。
5つ目:カンナ。エキゾチックな葉と花が特徴で、リゾートっぽい雰囲気にも合います。草丈が結構出るので立体感が作れます。オレンジの花が特に好きです。ある解体現場で処分されそうだったカンナをもらってきて事務所に植えたら元気に育っています。宿根草は根が地面にあれば生き続けます。
6つ目:ツルバキア。淡いピンクの花が咲き、葉がネギを細くしたような形でシュッとしています。ブロックの手前に植えると華やかになります。他の宿根草や下草と組み合わせるのが可愛いですね。
7つ目:ガウラ。ピンクや白の小さな花が咲く茎がずっと伸びて、ボリュームが出せます。立体感を出したい場所に最適。デメリットは雨の後に花が水滴でうつむいてしまうことですが、晴れた日は見栄えがいいです。
8つ目:クリスマスローズ。冬に花が咲くことで有名ですが、最近は夏ごろまで咲き続ける品種も出てきています。花期が長いので新しいものを買い足さなくていいのが助かります。
9つ目:ヒューケラ。ほとんど葉を楽しむカラーリーフ植物です。赤紫・エンジ・黄色がかったものなど葉色が豊富。背丈は低いので脇役になりますが、夏の暑さに強く、1ポット1色でも十分華やかです。異なる色を組み合わせて彩りを作るのが楽しいですね。
10つ目:姫アガパンサス。アガパンサスより小ぶりで可愛らしい。僕の好きな紫の花が咲き、茎が伸びるので立体感も出せます。事務所にも植えています。
11つ目:ベロニカ。小さな花が咲き、グランドカバーとしても使える植物です。花壇の前面に入れると可愛らしく、提案すると多くのお客様に人気があります。
注意する植物:つるそば(ツルソバ)。見た目は可愛いのですが、成長速度が非常に速く、他の植物を侵食してしまいます。植えたら他の植物を飲み込んでいくような感じなので、僕は絶対に植えません。
宿根草を植える際の注意点:葉が消えた時期に砂利や鉢を根の上に置いてしまうと、芽が出られなくなります。実際に僕も事務所でギボウシの根の上に砂利を置いてしまい、かわいそうなことをしました。また夏の高温期は水やりをしっかり行ってください。水がなければさすがに枯れてしまいます。
今回紹介した宿根草はシラン・ギボウシ・アリッサム・ツルバキア・ガウラ・ヒューケラ・クリスマスローズ・サルビア・姫アガパンサス・ベロニカ・カンナです。花屋さんには1つ数百円から並んでいますので、ぜひチャレンジしてみてください。
「せっかく植えた花が夏の猛暑で枯れてしまった」「毎年苗を買い直すのが面倒」——そんな悩みを持つ方にこそ知ってほしいのが宿根草(しゅっこんそう)という植物のジャンルです。一度植えれば冬に地上部が枯れても根が生き続け、春になると再び芽吹いてくる。しかも暑さに強い品種を選べば、日本の猛暑にも十分耐えてくれます(おすすめの宿根草・植栽についてはオンリーワンクラブ 植栽・ガーデン製品も参考に)。
今回は愛知県一宮市の外構のノエルが運営するYouTubeチャンネルの動画「【猛暑に最強】買い直しがいらない宿根草11選!」をもとに、静岡藤枝・三島店の外構デザイナー・奥山さんが実際に現場で採用しているおすすめ宿根草を、プロ目線の使い方・注意点とともに詳しく解説します。動画では名前の覚え方から庭への組み合わせ方まで丁寧に語られていますので、ぜひあわせてご視聴ください。
この記事の要点
- 宿根草は一度植えると冬に枯れても翌春に復活する多年草で、植え替えコストを大幅に削減できる。
- 猛暑に強いおすすめ宿根草はシラン・ギボウシ・アリッサム・サルビア・カンナなど全11種類。
- カラーリーフ系(ヒューケラ・ギボウシ)と花もの系を組み合わせると四季を通じて彩り豊かになる。
- 35℃超の高温期は水切れに注意し、こまめな水やりで枯れを防ぐことが管理の基本。
- つるそば(ツルソバ)は見た目は可愛いが繁殖力が強く他植物を侵食するため植栽には不向き。
宿根草とは?一年草・多年草との違いを分かりやすく解説
植物を購入しようとすると「一年草」「多年草」「宿根草」といった言葉が並んでいて、混乱することがあります。それぞれの違いを整理しておきましょう。
- 一年草:種から発芽し、1年以内に開花・結実して枯れる植物。パンジーやマリーゴールドが代表例。毎シーズン植え替えが必要です。
- 多年草:2年以上生育し続ける植物の総称。地上部も地下部も枯れずに残ります。
- 宿根草:多年草の一種。冬になると地上部(葉・茎)は枯れてなくなるものの、根は生き続け、春になると再び芽吹いて復活します。奥山さんの言葉を借りると「一度枯れたような状態だけど生きていて、春になると復活してくる植物」です。
外構のノエルのプロたちは、お客様の庭づくり計画を立てる際に「長期的なメンテナンスコストを下げながら彩りを維持する」という観点から宿根草を積極的に採用しています。一年草のように毎年買い替えが不要なため、トータルコストを大幅に抑えられる点が最大のメリットです。
猛暑に強いおすすめ宿根草11種一覧
以下の表に、動画で紹介された11種を特徴別にまとめました。花を楽しむもの・葉(カラーリーフ)を楽しむもの・グランドカバーになるものなど、目的別に選ぶ際の参考にしてください。
| No. | 植物名 | 主な楽しみ方 | 花色・葉色 | 特徴・使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | シラン | 花 | 紫 | 自然に増え、花期が長い。半日陰にも対応 |
| 2 | ギボウシ | 葉(カラーリーフ) | 緑・白・黄など多様 | 葉のサイズ・模様が豊富。花壇の引き立て役に最適 |
| 3 | アリッサム | 花 | 白(小花) | 丸くふんわりとした株姿。コンクリートとの境界線ぼかしに有効 |
| 4 | サルビア | 花 | 赤・紫など | 主張しすぎない紫花が花壇に華やかさをプラス |
| 5 | カンナ | 花+葉 | 赤・オレンジ・黄 | 草丈が高く立体感を演出。リゾート感・エキゾチックな雰囲気 |
| 6 | ツバキア(ツルバキア) | 花 | 淡ピンク | 葉が細くすっきり。ブロック際に植えると華やか |
| 7 | ガウラ | 花 | ピンク・白 | 茎が高く伸びてボリューム感大。立体感演出に最適 |
| 8 | クリスマスローズ | 花 | 白・ピンク・紫など | 冬〜夏まで長期間開花する品種が登場。花期が非常に長い |
| 9 | ヒューケラ | 葉(カラーリーフ) | 赤紫・エンジ・黄など | 葉色が豊富。夏の暑さに強く脇役として安定した彩りを提供 |
| 10 | 姫アガパンサス | 花 | 紫 | アガパンサスより小ぶりでコンパクト。茎が伸びて立体感も出せる |
| 11 | ベロニカ | 花 | 紫・青紫など | グランドカバーとしても活躍。小さな花が可愛らしく人気が高い |
【1】シラン|紫の花が自然に広がる丈夫な宿根草
シランはラン科の宿根草で、春から初夏にかけて鮮やかな紫色の花を咲かせます。奥山さん自身も静岡藤枝店の植栽にシランを採用しており、「一帯が紫に包まれる感覚が好き」とのこと。
最大の特徴は自然に株が増殖する点です。地下茎で広がっていくため、最初は少量を植えても数年後には見応えのある群生になります。花期も比較的長く、初夏まで楽しめるうえ、半日陰でも育つため、建物の北側や木の下にも使いやすい植物です。
【2】ギボウシ|葉の色と模様が豊富なカラーリーフの定番
ギボウシ(ホスタ)は花よりも葉を楽しむカラーリーフとして外構・庭づくりで非常に人気の高い宿根草です。葉の大きさ(小型〜大型)、模様(斑入り・無地)、色(緑・白・黄・青みがかったものなど)の組み合わせが非常に豊富で、「人工の観葉植物みたい」と感じる人も多いほど整った美しさがあります。
花も咲きますが、主役は葉。外構のノエルでも白い斑入り品種や黄色みがかった品種を花壇の引き立て役として多用しています。注意点は、グリーシ(砂利)を後から敷く際に根の上に置いてしまうと芽が出てこられなくなること。奥山さんも実際に事務所の花壇でギボウシに砂利をかぶせてしまい、「かわいそうなことをした」と振り返っています。
【3】アリッサム|コンクリートの境界線をやわらかくぼかす白い小花
アリッサムは白い小さな花が株全体を覆うように咲き、ふんわりとした丸い株姿が特徴です。奥山さんが特に推奨するのが駐車場のコンクリートと門柱・土の境界部分への植栽。硬いコンクリートのラインをやわらかくぼかし、階段と地面の段差の切り替わりをなだらかに見せる効果があります。
狭いスペースでもしっかり根付いて育つため、幅の狭い花壇や隙間スペースの緑化に重宝します。ただし35℃を超えるような猛暑の時期は水切れに弱くなるため、夏場はこまめな水やりが必要です。
【4】サルビア|主張しすぎない紫が花壇を引き締める
サルビアといえば赤い花のイメージが強いですが、紫系の品種も多くあります。奥山さんは紫のサルビアを特に好んで採用しており、「紫の花は主張しすぎないのに華やか」という理由から、花壇のアクセントカラーとして取り入れています。
宿根サルビアは耐暑性が高く、夏の猛暑でも比較的元気に咲き続けます。リボンサルビアや多年草サルビアなど品種が複数あるので、購入時にラベルをよく確認しましょう。
【5】カンナ|エキゾチックな葉と花で立体感と存在感を演出
カンナは昔ながらの和風庭園でもおなじみの植物ですが、近年はカラフルな品種が増え、リゾート感のあるモダンガーデンにも活躍しています。草丈が1m以上になる品種もあり、低い植物だけで構成されがちな花壇に高さと立体感をもたらす主役植物として使えます。
葉も見どころのひとつで、エンジ色・緑・黄色などの品種があり、カラーリーフとしても評価されています。奥山さんはある解体現場の敷地脇にひっそり残っていたカンナを「かわいそうだから」と引き取り、自分の事務所の花壇に植えてちゃんと成長した——というエピソードを持つほど愛着のある植物。根が地面の中で生き続ける宿根草の強さを物語るエピソードです。
【6】ツルバキア|細い葉がすっきりとしたブロック際の名脇役
ツルバキアはネギを細くしたような細長い葉が特徴で、ブロックや花壇の縁に植えると株姿がすっきりと見え、周囲の植物を邪魔しません。淡いピンクの花が咲き、繊細な印象を与えます。
奥山さんによると「ツルバキアだけを一列に並べるのは味気ないので、他の宿根草や下草と組み合わせるのが可愛い」とのこと。低めの植物グループのアクセント的な存在として活用するのがプロの使い方です。冬になると地上部はほぼなくなりますが、根は元気に生き続け翌春に復活します。
【7】ガウラ|蝶のような花が揺れる、立体感演出の切り札
ガウラは「白蝶草(はくちょうそう)」とも呼ばれ、ピンクや白の小花が細い茎の先でひらひらと揺れる姿が印象的です。茎がしっかりと上に伸びるので、低い植物が多い花壇に高さのコントラストをつけるのに最適。奥山さんはあえてボリュームが出る品種を選ぶことで、立体感を引き出しています。
デメリットとしては、雨の後に花に水滴が溜まって花が下向きになってしまうこと。ただし、晴れた日には花が起き上がり美しい姿を見せるため、天候に左右されやすい点は理解したうえで楽しみましょう。低性品種(コンパクトタイプ)もありますが、立体感を出したい場合は通常サイズを選ぶのがポイントです。
【8】クリスマスローズ|花期が長い冬〜夏咲きの実力派
クリスマスローズはその名の通り冬に花を咲かせることで知られていますが、近年は品種改良が進み、夏ごろまで咲き続ける品種も登場しています。奥山さんは「ほぼ1年中楽しめるものも出てきた」と評価しており、花の少ない冬の庭を彩る貴重な存在です。
花色はクリーム・ピンク・ダークレッド・紫など豊富で、下向きに咲く姿が奥ゆかしい印象を与えます。半日陰を好む性質があるため、建物の日陰になりがちな北側花壇にも向いています。葉が夏に傷む場合もありますが、強い品種は年々増えているので購入時に耐暑性を確認するとよいでしょう。
【9】ヒューケラ|夏に強いカラーリーフで花壇の彩りをキープ
ヒューケラはカラーリーフの代表格で、赤紫・エンジ・バーガンディ・ライム・オレンジ・シルバーなど葉色のバリエーションが豊富。草丈はあまり高くならず脇役ポジションになりますが、夏の暑さへの耐性が高いことと、1株でも存在感のある色を放つことが外構植栽での人気の理由です。
奥山さんは「ヒューケラを複数の色で組み合わせるだけで花壇が一気に彩り豊かになる」と話しており、異なる色のヒューケラをまとめてグループ植えする手法をよく採用しています。花の少ない時期でも葉色が庭を明るく彩り続けてくれる頼もしい存在です。
【10】姫アガパンサス|コンパクトでも存在感のある紫の花穂
アガパンサスは涼しげな青紫の花穂が夏に映える宿根草ですが、スペースが限られる外構では通常種より小ぶりな姫アガパンサスがおすすめです。コンパクトな株から茎が伸び、先端に花が咲くので適度な立体感も演出できます。
奥山さんは自身の事務所にも植えているほど気に入っている品種で、「小じまりしていて可愛らしいながらも、茎が伸びて花が咲くのでちゃんと見応えがある」と話しています。
【11】ベロニカ|グランドカバーにも使えるガーデニング人気者
ベロニカはガーデニング愛好家の間でも人気が高く、外構のノエルのデザイナー陣も提案することが多い宿根草のひとつです。小さな青紫〜紫の花が穂状に咲く種類と、グランドカバーとして地面を這うように広がる種類があり、どちらも使い勝手が良好です。
花壇の前面に植えてグランドカバー的に使ったり、他の宿根草の足元を埋めるように使ったりと、活用シーンが幅広い。奥山さんによると「ベロニカを提案すると多くのお客様に支持される」とのことで、汎用性の高さが人気の理由といえます。
植えてはいけない宿根草はある?プロが警告するつるそば
11種のおすすめを紹介した後、奥山さんが「絶対に植えない」と断言した植物があります。それがつるそば(ツルソバ)です。
つるそばは単体で見ると可愛らしい小花を咲かせ、グランドカバーとして市販もされています。しかし問題は成長速度が非常に速く、周囲の植物を侵食してしまうこと。川岸や道端などに自然に生えているものを見たことがある方も多いでしょう。放置すると他の宿根草を飲み込み、コンクリートやアスファルトの表面を覆い尽くしてしまうほどの繁殖力があります。
「見た目は可愛い。でも植えたらもう最後」という奥山さんの表現が、その危険性を端的に表しています。一度増えてしまうと管理が非常に大変になるため、外構植栽での使用は避けることをプロとして強く推奨しています。
宿根草を上手に育てるための4つの注意点
宿根草は手間が少ない植物ですが、いくつかの点に気をつけることで長く元気に育てられます。外構のノエルのプロが実践している注意点を以下にまとめます。
- 夏場の水やりは怠らない:暑さに強い宿根草でも、気温が35℃を超えるような猛暑が続く時期は水切れで弱ってしまいます。夏場は朝か夕方の涼しい時間帯にこまめに水を与えましょう。
- 砂利(グリーシ)の配置に注意:宿根草は冬に地上部が消えても根が生きています。翌春に砂利や重い鉢を根の上に置いてしまうと芽が出られなくなります。植えた場所を記録しておくことが大切です。
- 冬の「消え方」を理解しておく:初めて宿根草を植えると、冬に葉が枯れて消えてしまったときに「枯れた」と思って抜いてしまうケースがあります。根が生きている限り春に復活するので、慌てて抜かないようにしましょう。
- 複数の種類を組み合わせる:1種類だけを大量に植えると季節によっては寂しくなる時期が生まれます。花期・草丈・葉色が異なる複数の宿根草を組み合わせることで、四季を通じて彩り豊かな庭を維持できます。
宿根草の組み合わせ方|プロが教える植栽デザインの基本
宿根草を庭に取り入れる際、プロが意識しているのは「色・形・サイズのコントラスト」です。奥山さんはこの動画の中で繰り返しこの考え方に触れています。
高さにメリハリをつける
カンナ・ガウラのような草丈のある植物を後方または中心に配置し、ヒューケラ・ギボウシ・ベロニカなど低めの植物を前面に植えることで、立体感のある花壇が完成します。背の高いものと低いものを隣接させることが、見栄えのよい植栽の第一歩です。
花色と葉色を織り交ぜる
シラン・サルビア・ベロニカの紫系花、アリッサムの白、カンナのオレンジ・赤といった花色に、ヒューケラの赤紫やギボウシの斑入り葉などのカラーリーフを混ぜることで、花が少ない時期でも葉が庭を彩り続けます。
1株数百円から始めてみる
奥山さんは「花屋さんに行くとさらにたくさんの宿根草が並んでいる。1つ数百円からあるのでぜひチャレンジしてみてほしい」と話しています。まずは1〜2種類を試し、翌年に品種を増やしていく楽しみ方もおすすめです。
TM9の先祖返り問題|動画おまけコーナーの要点
動画の後半では視聴者コメントへのQ&Aコーナーがあり、TM9(ティーエムナイン)という改良コウライ芝に関する質問が取り上げられました。TM9は刈り込み頻度が少なく管理しやすい芝として外構で人気ですが、「繰り返し刈るうちに普通のコウライ芝に戻る(先祖返り)のでは?」という疑問に対し、奥山さんは次のように回答しています。
- 先祖返り(復元変異)は植物の品種改良種全般で起こりうる現象であり、TM9でもゼロではない。
- ただし全体が一度に先祖返りするわけではなく、部分的に管理の難しいエリアが出てくる程度。
- 先祖返りが気になる部分だけを張り替える対処が現実的だが、場所の特定が難しい場合もある。
- それでもTM9は管理の手軽さから引き続きおすすめできる品種。
まとめ:猛暑でも買い直し不要な宿根草で、賢くコストを抑えた庭づくりを
宿根草は一度植えれば根が生き続け、毎年春に芽吹く「不屈の植物」であり、猛暑の多い日本の庭づくりに最適な選択肢です。今回紹介した11種(シラン・ギボウシ・アリッサム・サルビア・カンナ・ツルバキア・ガウラ・クリスマスローズ・ヒューケラ・姫アガパンサス・ベロニカ)は、いずれも外構のノエルのプロが実際の現場で採用している実績ある植物ばかりです。
組み合わせるポイントは、高さ・花色・葉色のコントラストを意識すること。夏場の水やりをしっかり行い、宿根草の根の上に砂利や重いものを置かないよう配慮するだけで、何年も楽しめる庭が実現します。
外構・庭づくりについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ元動画もあわせてご視聴ください。また、愛知県・東海エリアでの外構・お庭づくりのご相談は、愛知県一宮市の外構のノエル(https://noel-garden.jp)へお気軽にどうぞ。
よくある質問(FAQ)
宿根草と一年草の違いは何ですか?
一年草は1年以内に枯れて植え替えが必要な植物です。宿根草は冬に地上部が枯れても根が生き続け、春に再び芽吹く多年草の一種で、毎年買い直す必要がなくコストを抑えられます。
猛暑でも枯れない宿根草のおすすめはどれですか?
ヒューケラ・ギボウシ・カンナ・シラン・姫アガパンサスなどが特に暑さに強い宿根草です。ただし35℃超の猛暑日が続く時期はどの品種も水切れに弱くなるため、夏場はこまめな水やりが必要です。
宿根草を冬に植えたのに春に芽が出ない場合の原因は?
根の上に砂利・重い鉢・マルチ材を置いてしまうと芽が出られなくなります。また冬の寒さで完全に枯れてしまった可能性もあります。春まで様子を見てから対処しましょう。
宿根草を花壇に植えるときの組み合わせ方のコツは?
草丈の高いカンナ・ガウラを後方に、低いヒューケラ・ベロニカを前方に配置し、花色(紫・白・オレンジ)とカラーリーフ(赤紫・黄・斑入り)を混ぜることで四季を通じて彩り豊かな花壇になります。
つるそば(ツルソバ)を庭に植えても大丈夫ですか?
外構のプロはつるそばを推奨しません。見た目は可愛いですが成長速度が非常に速く、隣の植物を侵食しながら広がるため、一度植えると管理が非常に困難になります。植栽には避けましょう。
この記事の監修者
三輪禎希(株式会社ノエル 代表取締役・外構デザイナー)
外構・エクステリア専門会社「外構のノエル」を全国49店舗に展開。YouTubeチャンネル「ミワの庭【外構デザイナー】」(登録者3万人超)で外構の失敗回避・費用・商品選びを発信。
YouTubeチャンネルを見る



