防犯対策10選|外構のプロが教える泥棒に狙われない家づくり

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防犯カメラはですね、防いでくれるわけじゃないんですよね。あるのが分かっていても入ってくるというケースはあるので、そもそも行動に移させないということの方が大事かなと思います。
実際、防犯カメラ意味ないんじゃないかって最近思うんですけど、実際どうですか?「まあ、なくはないですけど、今は分かってやっています。窃盗のプロはカメラの位置も把握しているので、侵入を防ぐのが難しい場面もあります。取るもの取ったら後の祭りという覚悟で来ていますから」
確かに。だからと言って諦めたらそこでゲームセットなので、なるべくできることをできる限りやるという形かなと思います。防犯カメラをつけてるから大丈夫、という考えはやめた方がいいかもしれないですね。
というわけで今回は「防犯カメラは実は抑止力がない、プロが教える本当に効く防犯対策10選」というテーマでお話しします。
【対策1】まず、死角をなくす外構設計です。悪いことをしようとしている人でも、行動を起こす前には必ず心の準備が必要です。その準備ができるスペースを外構の設計で作らないことが大切です。鍵を開ける瞬間が1日で最も狙われやすいタイミングです。背後からの押し込み強盗も増えているので、玄関前の見通しを確保することが重要です。
【対策2】境界まわりは見通しのよいものを選ぶ。隣地からの視線が気にならない場所は、メッシュタイプや縦格子タイプで十分です。しゃがんでいても外から丸見えになる高さ・デザインが理想です。どうしても目隠しが必要な箇所だけに絞りましょう。
【対策3】センサーライト照明の設置。センサーライトは風で揺れた木にも反応するため、頻繁に点灯すると近隣の人が慣れてしまいます。常時明るくする方法も有効ですが、侵入口になりやすい場所へのピンポイント設置が重要です。玄関のセキュリティが高い場合、侵入者は勝手口や窓を狙います。そこへ向かうルート上にダウンライトが複数あると、突然パッと明るくなって侵入を躊躇させられます。また、スマートホームシステムと連携して照明をスケジュール管理することで、ランダムに人がいるように見せることもできます。
【対策4】防犯砂利を敷く。建物まわりに防犯砂利を敷くと、踏むと大きな音が鳴ります。中にいる人が気づくこともありますが、主な目的は侵入しようとする人が音を嫌がって行動を躊躇することです。犬走りにコンクリートを打つと管理は楽になりますが、防犯音効果がなくなる点はデメリットです。
【対策5】侵入に時間がかかる窓まわりにする。シャッターのない大きな吐き出し窓は侵入リスクが高いです。窓の外側に後付けできる面格子(アルミ製)があります。ネジを外す時間がかかるため、それ自体が侵入コストを増やします。外壁への固定が必要な場合は住宅の追加工事として依頼するのがよいでしょう。面格子単体ではなく、照明や音と組み合わせることで効果が高まります。
【対策6】宅配ボックスとポストで不在サインをなくす。郵便物が溜まっている家は「留守が多い」というサインを出しています。大容量のポストにして外から溜まり具合が分かりにくくすること、追加受け取り機能付きの宅配ボックスを選ぶことが有効です。ロック後も上部の投入口から追加の荷物を受け取れ、手を入れても取り出せない構造になっている製品があります。
【対策7】裏・側面の動線を物理的に塞ぐ。建物脇の通路は道路から見えなくなるエリアです。プランターに植栽を置く、可動式の境界設備を置く、チェーンポールを立てるなど、侵入までのハードルを上げる工夫をしましょう。コストをかけず、最もシンプルな効果が高いのはプランターへの植栽だと思います。
【対策8】車で死角を作らない。大型ミニバンなどは死角を生みやすいです。しゃがんだ状態で完全に見えなくなる場所をなるべくなくすこと、車の陰から侵入口まで距離と時間がかかる動線を作ることが大切です。
【対策9】防犯カメラを見せる。防犯カメラは証拠収集・抑止のためのものです。見えないところに設置して証拠を残すのも大切ですが、見えるところに設置して「行動させない」ことの方が優先度は高いです。「防犯カメラ作動中」のダミーステッカーは、逆に下調べのために近づかれるリスクがあるという話も出ました。「猛犬注意」のステッカーの方が抑止力が高いという意見もあります。
【対策10】近所との繋がり・近所の目。ご近所付き合いは煩わしく感じることもあると思います。しかしコミュニティの中で暮らす以上、近隣との関係がいざという時に大きな防犯力になります。不審者を見かけた際に教えてもらえる関係性は非常に大切です。
防犯カメラが意味がないということではありません。しかし、防犯カメラがあるから安心という考えではなく、それ以外の対策もすべて組み合わせて効果を高めていただければと思います。
(視聴者コメントより)「最近シャッターを閉めている家が増えていますね。防犯になりますか?」——窓からの侵入がデータ上も多いです。私自身、1階の吐き出し窓はずっとシャッターを閉めています。シャッターは開けるときに非常に大きな音がするので、その音自体が防犯効果になると思います。
「防犯カメラをつければ安心」と思っていませんか?実は今の時代、侵入のプロは防犯カメラの位置を把握した上で行動するケースも増えており、カメラがあることを知りながら侵入してくる事例も報告されています。撮影できても、取られたものは戻らない。そんな現実を直視したとき、本当に必要なのは「侵入させない・行動に移させない」外構づくりです。
この記事では、外構のノエルのスタッフが解説したYouTube動画「防犯カメラは実は抑止力がない?プロが教える本当に効く防犯対策10選」の内容をもとに、外構・お庭づくりの観点から実践できる防犯対策を詳しくまとめました。動画を視聴していない方でも要点がすべて分かるよう構成していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の要点
- 防犯カメラは証拠取得・抑止には役立つが「侵入を物理的に防ぐ」機能はなく、カメラ単体への過信は禁物。
- 最も重要なのは「死角をなくす外構設計」と「侵入者に心の準備をさせない環境づくり」の2点。
- センサーライト・防犯砂利・見通しのよい境界フェンスなど、外構工事で実現できる対策が多数ある。
- 宅配ボックスや大容量ポストで郵便物の滞留をなくし、「不在のサイン」を消すことも効果的。
- 近所との良好なコミュニティ形成が、最後の砦となる最強の防犯対策になりうる。
目次
- 防犯カメラだけでは不十分な理由|プロが明かす現実
- 外構で実践できる防犯対策10選【一覧まとめ】
- 対策①:死角をなくす外構設計とは?
- 対策②:境界まわりは「見通しのよい仕様」を選ぶ
- 対策③:センサーライト照明は「場所の選定」が命
- 対策④:防犯砂利を敷くメリットとデメリットは?
- 対策⑤:侵入に時間がかかる「窓まわり」にする方法
- 対策⑥:宅配ボックスとポストで「不在のサイン」を消す
- 対策⑦:裏・側面の動線を物理的に塞ぐ
- 対策⑧:駐車している車で死角を作らないための工夫
- 対策⑨:防犯カメラは「見えるところ」に置く
- 対策⑩:近所とのつながりが最強の防犯になる理由
- 視聴者コメントから学ぶ「窓・シャッター」防犯の考え方
- 外構の防犯対策は外構のノエルにご相談ください
- まとめ|防犯対策は「重ねる」ことが鉄則
- よくある質問(FAQ)
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防犯カメラだけでは不十分な理由|プロが明かす現実
外構のノエルの担当スタッフは動画の冒頭でこう語ります。「今は分かってやっています。侵入のプロはカメラの位置も把握していますから、カメラがあっても侵入を防ぐのが難しい局面があります」。
防犯カメラの本来の役割は、大きく3つです。
- 抑止力:カメラが見えることで「ここは映っているかもしれない」と思わせる
- 証拠収集:侵入・窃盗が起きた場合に映像を証拠として活用する
- 事後対応:被害状況の確認や警察への提供
これらはいずれも重要ですが、侵入そのものを物理的に阻止する機能ではありません。「取るもの取ったら後の祭り」という覚悟で来る者には、カメラは必ずしも有効な壁になりません。だからこそ、外構の設計段階から「行動に移させない環境」をつくることが大切だと動画では強調されています。
ただし、だからといって防犯カメラが不要というわけでもありません。見えるところに設置して「ここには防犯カメラがある」と示すこと自体には、一定の抑止効果があります。大事なのは「カメラだけに頼らない多層的な対策」という考え方です。
外構で実践できる防犯対策10選【一覧まとめ】
以下の表で、動画で紹介された10の対策を概観します。
| 番号 | 対策 | 主なポイント | 外構工事での対応 |
|---|---|---|---|
| 1 | 死角をなくす外構設計 | 心の準備をさせるスペースを作らない | ◎ |
| 2 | 境界まわりを見通しのよい仕様にする | メッシュ・縦格子タイプを活用 | ◎ |
| 3 | センサーライト照明を設置する | 侵入ルートになりうる箇所にピンポイント設置 | ◎ |
| 4 | 防犯砂利を敷く | 歩くと音がなり侵入者が嫌がる | ◎ |
| 5 | 侵入に時間がかかる窓まわりにする | 面格子・シャッターで時間的コストを増やす | △(家の工事と連携) |
| 6 | 宅配ボックスとポストで不在サインをなくす | 郵便物滞留を防ぐ・追加受け取り機能付きを選ぶ | ◎ |
| 7 | 裏・側面の動線を物理的に塞ぐ | プランター・境界設備で侵入難度を上げる | ◎ |
| 8 | 車で死角を作らない | 駐車位置と侵入口の距離・見通しを意識する | ○ |
| 9 | 防犯カメラを「見せる」 | 隠すのではなく見えるところに設置する | ○ |
| 10 | 近所とのつながりを大切にする | 地域コミュニティが最強の目となる | −(意識・行動面) |
対策①:死角をなくす外構設計とは?
外構のノエルの担当スタッフが「まず最初に取り組んでほしい」と語るのが、死角をなくす外構設計です。強盗や泥棒であっても、行動を起こす前には必ず「心の準備」が必要です。下調べをして、「ここは高齢者だけが住んでいる」「よく不在にしている」などを把握しつつ、実際に侵入する前には周囲に人がいないか確認する時間が必要です。
その「心の準備ができる場所=死角」をなくすことが第一歩です。具体的には、
- 道路から玄関までのアプローチを見通しよく設計する
- 塀や植栽で視線を完全に遮らない
- 特に玄関前・駐車場の隅など、しゃがんで潜める場所を作らない
動画では「鍵を開ける瞬間が1日で最も狙われやすいタイミング」とも述べられています。帰宅時に背後から押し込む手口が増えている現在、玄関前の見通しの確保は安全に直結します。目隠しのために塀を高くする場合は、防犯面とのトレードオフをよく検討しましょう。
対策②:境界まわりは「見通しのよい仕様」を選ぶ
境界まわりの仕様を選ぶ際、隣地との関係や道路との接し方によって目隠しが必要な場合もあります。しかし隣地からの視線が気にならない場所には、見通しのよいメッシュタイプや縦格子タイプで十分です。
動画の中では実際の施工事例も紹介されました。境界部分には見通しのよいメッシュタイプを採用し、しゃがんでいても外から丸見えになるよう設計されていました。一方で、隣地の通路に接する箇所だけは、近隣への配慮から目隠しタイプを使用するという使い分けがされていました。
ポイントは「目隠しが本当に必要な場所だけに絞る」こと。不必要に視線を遮ると、その陰が侵入者の隠れ場所になります。境界まわりの仕様はコストをかける部分ではなく、防犯と費用対効果のバランスを取りやすい部分です。
対策③:センサーライト照明は「場所の選定」が命
センサーライトについて、動画ではこう解説されています。「風で木が揺れるだけでも反応して、近所の人が慣れてしまうと効果が薄れます。だから常時明るくしておく方法も一つです。ただ、センサーライトは使い方次第でとても有効です」。
重要なのは設置場所の選定です。侵入口になりやすい場所——例えば勝手口、裏口、駐車スペースの端部など——のルート上にピンポイントで設置することで、侵入者が想定外のタイミングで明かりが灯り、存在を意識させることができます。
動画内では、玄関ドアのセキュリティが高い場合、侵入経路として狙われやすいのが勝手口や窓であるという例が紹介されました。その勝手口に向かうルート上の駐車スペースにセンサー付きのダウンライトが複数設置されており、「そこまで来たら突然パッと明るくなる」構造になっていました。担当スタッフ自身も「自分がその家を狙おうとしたら、ここまで来て急に明るくなったら帰ってしまう」と語っています。
照明のスケジューリングでさらに防犯性を高める
在宅を装うために24時間同じ部屋の電気をつけ続けると、かえって「いつも同じ部屋だけ」という不自然さが目立ち、「人がいない」と判断されるリスクがあります。ランダムに部屋を変えたり、時間帯を変えたりすることが理想ですが、毎日意識して実行するのは大変です。
スマートホームシステムやスマートスピーカーと照明を連携させることで、曜日・時間帯ごとにどの部屋の照明をオンにするかをスケジュール設定できます。「月曜・木曜はリビング、火曜・水曜は寝室」のようにプログラムすれば、まるでランダムに人が生活しているような状態を作り出せます。動画内でも照明システムの自動化に関心を示す場面があり、外構のノエルでも照明計画についてのご相談を承っています。
対策④:防犯砂利を敷くメリットとデメリットは?
防犯砂利とは、踏むと大きな音が鳴る素材を建物まわりに敷き詰めることで、侵入者に「音で存在を知らせる」効果を狙う対策です。動画内では、ハウスメーカー勤務経験のある担当スタッフがこう解説しています。
「高気密・高断熱の家では、防犯砂利を踏む音が室内からほぼ聞こえません。でも、聞こえなくても、侵入しようとする人が嫌がるというのが主目的です」
防犯砂利の効果は「中にいる人が気づく」ことよりも、侵入しようとする人が音を立てることを嫌がり、行動を躊躇させることにあります。
- メリット:比較的低コストで導入できる/DIYも可能/庭のアクセントにもなる
- デメリット:高気密住宅では室内から音が聞こえにくい/犬走りをコンクリートで仕上げると音が出なくなる
動画内では「犬走り(建物外周の通路部分)をコンクリートで仕上げると雑草も生えず管理しやすいメリットはありますが、防犯という観点では音が出なくなってしまうのが難点」と話されています。防犯を優先するなら、少なくとも侵入口になりやすい箇所まわりには防犯砂利を残すことを検討しましょう。
対策⑤:侵入に時間がかかる「窓まわり」にする方法
窓からの侵入は多い手口として知られています。シャッターや雨戸を閉める習慣をつけることが基本中の基本ですが、外構・エクステリアの観点からできる対策もあります。
後付け面格子の活用
窓の外側に後から取り付けられる面格子(アルミ製の格子状のフレーム)は、侵入に要する時間を増やします。動画では「ネジで固定されているだけなので、時間をかけて外すことは理論上可能ですが、それだけの時間がかかるという事実が抑止につながる」と説明されています。
取り付け方法によっては、外壁への固定が必要な場合もあり、外壁の保証に影響することがあります。その場合は外構工事ではなく、住宅の追加工事として施工会社に依頼することをおすすめします。窓のアルミ枠(サッシ部分)に固定できるタイプであれば、外構業者でも対応可能なケースがあります。
ガーデンルームの副次的効果
大きな吐き出し窓(掃き出し窓)にガーデンルームを設置すると、室内への直接アクセスに物理的なレイヤーが加わります。費用面での検討は当然必要ですが、採光・活用スペースという本来の目的に加え、防犯面での副次的な効果もあります。
面格子×センサーライト×音の組み合わせが効果的
動画では「面格子単体では安心しきれない。照明や音が鳴るものを組み合わせることで効果が高まる」と述べられています。複数の対策を層で重ねることが防犯の基本的な考え方です。
対策⑥:宅配ボックスとポストで「不在のサイン」を消す
郵便物や宅配物が積み重なった家は、「この家は留守が多い・長期不在だ」というサインを外部に発しています。狙われやすい家の特徴の一つとして、ポストに郵便物が溜まっていることが挙げられます。
大容量ポストの選び方
まずはポスト(郵便受け)を大容量のものにすること。メール便が最低限入る口の大きさを確保し、複数の郵便物が溜まっても外から分かりにくい構造にすることが重要です。出張などで長期不在になることが多い場合は、特に大容量タイプを選びましょう。
追加受け取り機能付き宅配ボックスの活用
宅配ボックスは、一度荷物を入れてロックされると次の荷物が入らないタイプが一般的です。しかし、投入口から入るサイズの荷物であれば追加で受け取れる機能を持つ製品があります。投入した荷物は取り出せない構造になっているため、防犯性も高いです。
動画内では、複数受け取りに対応した宅配ボックスを門塀の内側に設置することで、外から郵便物の状況が見えにくくなるという事例が紹介されました。詳細な製品仕様については各メーカーの公式サイトでご確認ください。
また、動画では「そもそも長期不在中に宅配を頼まないのが理想」とも話されており、可能であれば受け取り日時を調整することも根本的な対策になります。
対策⑦:裏・側面の動線を物理的に塞ぐ
家の裏面や側面は、建物のすぐ脇に入り込むだけで道路側から見えなくなるエリアです。家を建てる際には敷地を最大限活用するため、建物脇の通路は狭くなりがちで、そこに入り込んでしゃがめば外から認識されにくくなります。
動画では「侵入するまでのハードルを上げることが大事」として、以下のような対策が提案されています。
- プランターに植栽を置く:動かせる障害物として置くだけで、侵入のルートを狭められる。動画内で最もコストパフォーマンスが高い方法として紹介
- 可動式の境界設備を置く:ホームセンターなどで入手できる組み立て式のものでも一定の効果がある
- チェーンポールを設置する:またがないといけない構造にすることで心理的・物理的なハードルを上げる
- 境界まわりの設備をしっかり立てる:外構工事で恒久的に設置する方法
ただし、境界付近に物を置く場合は近隣との関係や管理の手間も考慮が必要です。植栽を選ぶ場合は、越境しない品種や手入れのしやすいものを選ぶようにしましょう。
対策⑧:駐車している車で死角を作らないための工夫
新築やファミリー向けの住宅では、大型のミニバンなどを駐車していることが多く、車の陰が大きな死角を生む場合があります。動画では「車による死角はなくすのが難しい」としつつも、次の考え方が示されています。
- どの方向から見ても、しゃがんだ状態で完全に見えなくなる場所が生まれないよう、駐車位置と視線の通り方を考慮する
- 車の陰で「心の準備」ができる場所から、実際の侵入口(玄関・窓など)まで距離をとる
- 侵入口まで時間をかけてぐるっと回らなければいけない動線を確保することで、行動移行のコストを上げる
この考え方は「いかに侵入者の行動を遅らせ、その間に発見・威嚇できるか」という多層防犯の発想と一致しています。
対策⑨:防犯カメラは「見えるところ」に置く
前述の通り、防犯カメラは「完璧に映ってさえいれば安心」という道具ではありません。しかし、見えるところに設置することで「ここには防犯カメラがある」と認識させることには、一定の抑止効果があります。隠れたところにばっちり録画する設計より、見えるところに設置して行動させない設計を優先しましょう。
「防犯カメラ作動中」ステッカーには注意
動画では、「防犯カメラ作動中」のダミーステッカーを貼ることで、逆に空き巣の下調べを誘引してしまうケースがあるという話も出ました。「本物か偽物か確認するために近づく」という口実を与えてしまうためです。ステッカー類を使う場合は、実際に機能する設備と組み合わせることを前提に考えましょう。
犬の存在・「猛犬注意」表示の効果
動画では「大型犬がいると、侵入者には非常に大きなプレッシャーになる」という話も出ました。大型犬を飼育するのが難しい場合でも、「猛犬注意」のステッカーはカメラ作動中より侵入者への心理的抑止力が高いという見方もあるようです。あくまでも他の対策と組み合わせた上での一工夫として参考にしてください。
対策⑩:近所とのつながりが最強の防犯になる理由
10の対策の中で、動画内で「これが一番大事かもしれない」と語られたのが近所との人間関係・コミュニティの力です。
「ご近所付き合いは煩わしいと感じることもあると思います。しかしコミュニティの中で暮らす以上、近隣との関係がいざという時に大きな防犯力になります」(動画内より)
具体的には、近隣住民が不審者や見慣れない人物を見かけた際に「あなたの家のそばに変な人がいましたよ」と教えてくれる関係性が、最も早い警戒システムになります。防犯カメラやセンサーより早く、リアルタイムで情報が届く可能性があります。
自治会への参加、ゴミ出しのマナー、日常的な挨拶といった些細な積み重ねが、いざという時の「地域の目」として機能します。設備への投資だけでなく、こうした人と人とのつながりも防犯の大切な柱の一つです。
視聴者コメントから学ぶ「窓・シャッター」防犯の考え方
動画の後半では視聴者からのコメントも紹介されました。「最近、シャッターを閉めている家が増えていますね。防犯になりますか?」という質問に対し、担当スタッフはこう答えています。
「データでも窓からの侵入が多いという結果が出ています。私自身、1階の吐き出し窓はシャッターをずっと閉めたままにしています。シャッターは開けるときに非常に大きな音がします。あの音自体が防犯効果になると思います」
窓のシャッターや雨戸は開閉時に大きな音が出るため、侵入しようとした際に周囲に気づかれるリスクが高まります。寝室として使うだけで普段開ける必要のない窓は、常時シャッターを閉めておく習慣をつけることが、シンプルかつ効果的な対策です。
古い雨戸でも、錆びついていてさらに大きな音が出るケースがあります。「音の出やすい窓まわり」は逆説的に防犯強度が高いとも言えます。
外構の防犯対策は外構のノエルにご相談ください
防犯対策は、住宅設計・外構計画・生活習慣の3つが絡み合う複合的な問題です。外構のノエルでは、境界まわりの選定・センサーライトの配置計画・防犯砂利のゾーニング・宅配ボックスの設置位置など、外構工事の段階から防犯を意識したプランニングを行っています。
新築の外構計画はもちろん、「既存の家の防犯を強化したい」というリフォームニーズにも対応しています。チェーンポールの追加設置や面格子の取り付けなど、後付けでできる施工も多くあります。
この動画では担当スタッフが実際の施工現場の映像を交えながら解説していますので、ぜひ動画本編もあわせてご覧ください。現場の映像を見ることで、各対策の具体的なイメージがさらに明確になります。
まとめ|防犯対策は「重ねる」ことが鉄則
防犯の鉄則は「一つの対策に頼らず、複数の対策を層として重ねること」です。防犯カメラは抑止・証拠収集には有効ですが、それだけでは不十分であり、外構設計の段階から死角をなくし・音で威嚇し・侵入に時間をかけさせる仕組みを複数組み合わせることが、本当の意味での防犯対策になります。
- 死角をなくす外構設計でそもそも「行動しやすい環境」を作らない
- 見通しのよい境界まわりの仕様で隠れる場所をなくす
- センサーライトを侵入ルート上に設置する
- 防犯砂利で「音の壁」を作る
- 窓まわりに面格子やシャッターを活用して時間的コストを上げる
- 宅配ボックス・大容量ポストで不在サインを消す
- 裏・側面動線を植栽や境界設備で塞ぐ
- 駐車計画で死角を最小化する
- 防犯カメラを見えるところに設置する
- 近隣コミュニティとの良好な関係を築く
外構・お庭づくりのプロとして、外構のノエルは防犯を意識した外構設計のご相談も承っています。新築計画中の方も、既存住宅の防犯強化を検討中の方も、お気軽にご相談ください。
本記事で扱う動画の話題・発言内容の一次情報は、ノエル公式YouTubeチャンネルの元動画「【必見】泥棒に狙われない家にするための防犯対策10選【外構/新築/注文住宅/家づくり】【ノエル日進店】」です。YouTube動画は商品価格・メーカー仕様・廃番・法令の公式根拠ではありません。これらは記事内に明示した各メーカー・行政の公式URLで確認し、費用は現地調査後のお見積りでご確認ください。
よくある質問(FAQ)
防犯カメラをつければ外構の防犯対策は十分ですか?
防犯カメラは証拠収集と抑止に役立ちますが、侵入を物理的に防ぐ機能はありません。死角をなくす外構設計・センサーライト・防犯砂利など複数の対策を組み合わせることが重要です。
外構で死角をなくすにはどうすればよいですか?
玄関前や駐車スペース周辺を見通しよく設計し、塀や植栽で視線を完全に遮らないことが基本です。帰宅時に背後から見えるよう、アプローチの見通しを確保することが特に重要です。
防犯砂利と犬走りのコンクリートはどちらがよいですか?
管理のしやすさではコンクリートが優れていますが、防犯の音効果は防犯砂利の方が高いです。侵入口になりやすい箇所まわりだけでも防犯砂利を残すことを検討してください。
宅配ボックスは防犯に役立ちますか?
郵便物が溜まると「不在が多い家」というサインになります。大容量ポストと、ロック後も追加受け取りができる機能付き宅配ボックスを組み合わせることで、不在のサインを減らせます。
外構の防犯対策はどこに相談すればよいですか?
境界まわりの選定・センサーライト配置・防犯砂利のゾーニング・宅配ボックス設置など、外構工事の段階から防犯を意識したプランニングが可能です。外構のノエルではご相談を承っています。
この記事の監修者
三輪禎希(株式会社ノエル 代表取締役・外構デザイナー)
外構・エクステリア専門会社「外構のノエル」を全国49店舗に展開。YouTubeチャンネル「ミワの庭【外構デザイナー】」(登録者3万人超)で外構の失敗回避・費用・商品選びを発信。
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