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外構のプロが教える目隠しフェンス・シャッターゲート・植栽の選び方と施工事例

一宮 外構

本動画はこちらよりご覧いただけます:YouTubeリンク

三輪です。株式会社ノエルの代表を務めております。愛知県一宮市を拠点に、岐阜県を中心とした外構工事・エクステリア設計施工を行っています。

今回は、当社YouTubeチャンネルで公開している外構工事の施工事例動画について詳しく解説します。この記事では、動画でご紹介している目隠しフェンス、シャッターゲート、植栽、ウッドデッキなどの外構要素について、選び方のポイントや施工のメリットを詳しくお伝えします。

外構計画でお悩みの方、これから新築やリフォームを検討されている方に、ぜひ参考にしていただければと思います。

目隠しフェンスとシャッターゲートを組み合わせた外構デザイン例1. 目隠しフェンスの重要性と選び方のポイント

外構計画において、目隠しフェンスは単なるプライバシー保護以上の役割を持っています。適切な目隠しフェンスは、防犯性の向上、風や騒音の軽減、そして何より住まいの印象を大きく左右する重要な要素です。

目隠しフェンスの主な種類と特徴

目隠しフェンスには様々な種類がありますが、主に以下のタイプが人気です:

  • アルミ製フェンス:耐久性に優れ、メンテナンス性が高い。様々なデザインやカラーバリエーションがあり、住宅の外観に合わせやすい。
  • 木製フェンス:自然な風合いで温かみのある雰囲気を演出できる。ただし、定期的なメンテナンスが必要。
  • 樹脂製フェンス:木の風合いを持ちながらも耐久性が高く、メンテナンスが比較的容易。
  • ブロック塀・コンクリート塀:高い遮蔽性と防音性を持つが、圧迫感を与える可能性もある。

動画でご紹介しているのは、アルミ製の横格子タイプの目隠しフェンスです。このタイプは現代的なデザインで、通風性を確保しながらもプライバシーを守ることができます。また、メンテナンス性に優れているため、長期的に見ても経済的です。

目隠しフェンスの高さと配置の考え方

目隠しフェンスの高さは、プライバシー確保と圧迫感のバランスが重要です。一般的には以下のような高さが選ばれることが多いです:

  • 道路側:1.8m〜2.0m:通行人からの視線を遮りつつ、防犯性も高める高さ
  • 隣地境界:1.2m〜1.8m:隣家との関係性や日照の影響を考慮した高さ

また、フェンスの配置については、敷地の形状や周囲の環境、日当たりなどを総合的に考慮する必要があります。特に植栽との組み合わせを検討する場合は、植物の成長を見越した計画が大切です。

素材選びで気をつけるべきポイント

目隠しフェンスの素材選びでは、以下のポイントを考慮することをおすすめします:

  • 耐久性:地域の気候条件(特に積雪地域や海岸近くの塩害地域)に適した素材を選ぶ
  • メンテナンス性:定期的なメンテナンスの手間と費用を考慮する
  • デザイン性:住宅の外観との調和を考える
  • コスト:初期費用だけでなく、長期的なメンテナンスコストも含めて検討する

動画でご紹介している施工事例では、住宅の外観との調和を考慮し、シンプルながらも洗練されたデザインのアルミフェンスを採用しています。これにより、モダンな印象を与えながらも、長期的な耐久性とメンテナンスのしやすさを実現しています。

2. シャッターゲートの利便性と選定基準

シャッターゲートは、外構の中でも特に機能性と利便性が求められる要素です。適切に設計・設置されたシャッターゲートは、日々の生活の快適さを大きく向上させます。

シャッターゲートのタイプと特徴

シャッターゲートには主に以下のタイプがあります:

  • 引き戸タイプ:横にスライドして開閉するタイプ。スペースを取らないため、奥行きの限られた敷地に適しています。
  • 開き戸タイプ:扉を内側または外側に開くタイプ。シンプルな構造で故障が少ない特徴があります。
  • 跳ね上げタイプ:上方に跳ね上げて開くタイプ。開閉時に前後のスペースが不要です。
  • 電動タイプ:リモコン操作で開閉できる便利なタイプ。各種ゲートタイプに電動機能を付加できます。

動画で紹介しているのは電動の引き戸タイプのシャッターゲートです。このタイプは、リモコン操作で車に乗ったまま開閉できる利便性と、横にスライドするため前後のスペースを取らない効率性を兼ね備えています。

シャッターゲート選びで重視すべきポイント

シャッターゲートを選ぶ際には、以下のポイントを検討することが重要です:

  • 敷地条件との適合性:敷地の形状や広さに合ったタイプを選ぶ
  • 使用頻度と利便性:日常的な使用のしやすさを考慮する
  • 耐久性と安全性:長期使用に耐える品質と安全機能の有無
  • デザイン性:住宅や他の外構要素との調和
  • メンテナンス性:定期的な点検や修理のしやすさ

特に電動タイプを選ぶ場合は、停電時の手動操作の可否や、安全装置(挟み込み防止センサーなど)の有無も確認しておくことをおすすめします。

シャッターゲートの設置位置と動線計画

シャッターゲートの設置位置は、日常の使い勝手に大きく影響します。以下の点を考慮して計画することが大切です:

  • 車の出入りのしやすさ:十分な回転半径を確保する
  • 雨天時の乗り降り:可能であれば屋根付きの空間を考慮する
  • 宅配や来客対応:インターホンやポストとの位置関係を考える
  • 周辺環境への配慮:開閉時の音や動きが近隣に与える影響を考慮する

動画の施工事例では、電動シャッターゲートの位置を住宅の動線と周辺環境を考慮して最適な場所に設置しています。これにより、日常の出入りがスムーズになるだけでなく、防犯性も高まっています。

和モダンな庭園設計と植栽の配置例3. 植栽計画の重要性と効果的な配置方法

適切な植栽計画は、住まいに生命力と季節感をもたらし、外構全体の印象を大きく左右します。単に緑を増やすだけでなく、目的や効果を考えた植栽選びが重要です。

目的別の植栽選びのポイント

植栽には様々な役割があります。目的に応じた植物選びが効果的な植栽計画の第一歩です:

  • シンボルツリー:敷地のアクセントとなる主役の樹木。住まいの印象を決定づける重要な要素です。
  • 目隠し・生垣:プライバシーを守りながら自然な雰囲気を作る植栽。常緑樹が適しています。
  • グランドカバー:地面を覆い、雑草の発生を抑える低木や下草。メンテナンス軽減に役立ちます。
  • 季節を楽しむ植栽:花や紅葉など、季節の変化を感じられる植物。生活に彩りを与えます。

動画で紹介している施工事例では、シンボルツリーとしてシマトネリコを採用し、周囲にはグランドカバーとなる低木や下草を配置しています。これにより、メンテナンスの手間を抑えながらも、四季の変化を感じられる植栽計画となっています。

植栽の配置と組み合わせの考え方

植栽の配置には、以下のような基本的な考え方があります:

  • 高低差を意識する:高木、中木、低木、地被植物など高さの異なる植物を組み合わせることで、立体感のある空間を作る
  • 常緑樹と落葉樹のバランス:年間を通じて緑を保ちつつ、季節の変化も楽しめるバランスを考える
  • 成長速度と最終的な大きさを考慮:植物の成長を見越した配置計画が重要
  • 日照条件との適合:各植物に適した日照条件の場所に配置する

また、住宅との調和も重要なポイントです。和風の住宅には和の植栽、モダンな住宅にはすっきりとした印象の植栽というように、建物のスタイルに合わせた植栽選びが効果的です。

メンテナンスを考慮した植栽選び

美しい庭を長く維持するためには、メンテナンスの手間も考慮した植栽選びが大切です:

  • 剪定の頻度:成長の早い植物は剪定の頻度が高くなります
  • 落ち葉の量:落葉樹は秋の落ち葉の処理が必要になります
  • 病害虫への強さ:病害虫に強い品種を選ぶことでメンテナンスの手間を減らせます
  • 水やりの必要性:耐乾性のある植物は水やりの手間が少なくなります

動画の施工事例では、比較的メンテナンスが容易な植物を中心に選定しています。特に、自動灌水システムを導入することで、水やりの手間を大幅に軽減しています。これにより、忙しい現代のライフスタイルに合った、美しくも管理しやすい植栽計画を実現しています。

4. ウッドデッキの魅力と設計のポイント

ウッドデッキは、室内と庭をつなぐ中間的な空間として、暮らしに新たな価値をもたらします。適切に設計されたウッドデッキは、住まいの使い勝手を大きく向上させる重要な要素です。

ウッドデッキの素材選びと特徴

ウッドデッキの素材には主に以下のようなものがあります:

  • 天然木:温かみのある自然な風合いが魅力。ハードウッド(イペ、ウリン等)とソフトウッド(杉、ヒノキ等)があります。
  • 人工木(樹脂木材):木材と樹脂を混合した素材。耐久性が高く、メンテナンス性に優れています。
  • 樹脂デッキ:100%樹脂製で耐久性が非常に高い。木目調のデザインも多く、見た目も木材に近いものがあります。

動画で紹介している施工事例では、メンテナンス性と耐久性を考慮して人工木を採用しています。これにより、天然木のような温かみのある見た目を保ちながらも、腐食や虫害の心配が少なく、長期間美しい状態を維持できるデッキとなっています。

ウッドデッキの設置場所と大きさの決め方

ウッドデッキの設置場所と大きさは、使用目的や敷地条件によって決めるとよいでしょう:

  • 使用目的の明確化:くつろぎの場、食事を楽しむ場、子どもの遊び場など、主な用途を考える
  • 必要な広さの算出:テーブルやチェアなど置く予定の家具のサイズを考慮する
  • 日当たりと風通し:季節ごとの日差しの変化や風の流れを考慮する
  • 室内からのアクセス:リビングや和室など、どの部屋からアクセスするかを考える

一般的な目安として、4人掛けのテーブルセットを置く場合は最低でも3m×3m程度、くつろぎスペースとしてソファなども置く場合はさらに広いスペースが必要になります。

ウッドデッキの活用アイデアと施工時の注意点

ウッドデッキをより魅力的に活用するためのアイデアをいくつかご紹介します:

  • パーゴラとの組み合わせ:上部に日よけとなるパーゴラを設置することで、より快適な空間に
  • 照明計画:夜間の利用も考慮した照明を設置することで、使用時間が広がる
  • 植栽との調和:デッキ周りに植栽を配置することで、より自然に溶け込んだ空間に
  • 段差の活用:敷地に高低差がある場合は、それを活かした立体的なデザインも魅力的

施工時の注意点としては、以下の点に留意することが重要です:

  • 防腐・防虫処理:特に天然木の場合は適切な処理が必要
  • 水はけへの配慮:雨水がたまらないよう、適切な勾配や隙間を設ける
  • 基礎の安定性:長期間安定して使用できるよう、しっかりとした基礎を設ける
  • メンテナンス計画:定期的なメンテナンスを前提とした設計を行う

動画の施工事例では、リビングに面したウッドデッキを設置することで、室内と庭のつながりを強化しています。また、デッキ周りには植栽を配置し、自然と調和した心地よい空間を創出しています。

5. 総合的な外構計画の考え方と成功事例

外構計画は個々の要素だけでなく、全体としての調和が重要です。目隠しフェンス、シャッターゲート、植栽、ウッドデッキなどの要素をどのように組み合わせるかが、外構の成功を左右します。

外構計画の基本的な進め方

効果的な外構計画を進めるためのステップは以下の通りです:

  • ライフスタイルの整理:家族構成、趣味、日常の動線など、生活スタイルを明確にする
  • 優先順位の決定:予算内で何を重視するか、優先順位をつける
  • 全体イメージの構築:住宅のデザインとの調和を考えた全体イメージを描く
  • 専門家との相談:プロの視点からアドバイスを受け、計画を練り上げる
  • 段階的な実施計画:予算や優先度に応じて、段階的に実施する計画も検討する

特に重要なのは、住宅本体との調和です。外構は住宅の「顔」となる部分であり、住宅のデザインや素材と合わせることで、統一感のある美しい住まいを実現できます。

予算配分の考え方と費用対効果

限られた予算内で最大の効果を得るためには、適切な予算配分が重要です:

  • 全体予算の目安:一般的に住宅価格の5〜10%程度が外構予算の目安とされています
  • 優先度の高い要素:アプローチ、駐車場、目隠しなど生活に直結する要素を優先
  • 長期的な視点:メンテナンスコストも含めた長期的な費用対効果を考慮
  • 段階的な整備:すべてを一度に行うのではなく、計画的に段階的に整備する方法も

動画で紹介している施工事例では、日常生活の利便性に直結するシャッターゲートと目隠しフェンスに重点を置きつつ、住まいの価値を高めるウッドデッキや植栽にもバランスよく予算を配分しています。これにより、機能性と美しさを兼ね備えた外構を実現しています。

地域特性や法規制への配慮

外構計画では、地域の特性や法規制にも配慮する必要があります:

  • 建築基準法や地域の条例:フェンスの高さ制限や接道部分の規制など
  • 地域の気候条件:積雪地域、強風地域、塩害地域などの特性に合わせた素材選び
  • 周辺環境との調和:街並みや近隣住宅との調和を考慮したデザイン
  • 防災への配慮:豪雨時の排水計画や地震時の安全性など

特に、フェンスやブロック塀の高さには法的制限があることが多いため、計画前に必ず確認しておくことが重要です。

成功事例から学ぶポイント

動画で紹介している施工事例から学べる成功のポイントは以下の通りです:

  • 統一感のあるデザイン:住宅と外構の素材や色調を統一することで、一体感のある美しい住まいを実現
  • 機能性と美しさの両立:実用的な要素も、デザイン性を重視して選定することで全体の質を高める
  • 将来を見据えた計画:植栽の成長や家族のライフステージの変化を考慮した長期的な視点
  • メンテナンス性への配慮:美しさを長く保つための維持管理のしやすさを重視

これらのポイントを押さえることで、日々の生活を豊かにする、機能的で美しい外構を実現することができます。

6. まとめ:理想的な外構づくりのためのアドバイス

外構は住まいの第一印象を決める重要な要素であると同時に、日々の生活の快適さにも大きく影響します。YouTube動画で紹介した施工事例を参考に、理想的な外構づくりのためのポイントをまとめます。

外構計画で押さえるべき3つの基本

外構計画を成功させるための基本的な考え方は以下の3点です:

  • 機能性を最優先:日常生活での使いやすさを第一に考える
  • 住宅との調和:住宅本体のデザインや素材との一体感を意識する
  • 長期的な視点:経年変化や維持管理のしやすさを考慮する

これらの基本を押さえた上で、家族のライフスタイルや好みに合わせたアレンジを加えることで、オリジナリティのある外構が実現します。

専門家に相談するメリットと時期

外構計画は専門的な知識が必要な分野です。専門家に相談するメリットは以下の通りです:

  • プロの視点からの提案:気づかなかった選択肢や解決策を提示してもらえる
  • トータルコーディネート:個々の要素だけでなく、全体としての調和を考えた提案が受けられる
  • 予算の最適配分:限られた予算内で最大の効果を得るためのアドバイスが受けられる
  • 法規制や技術的課題への対応:専門知識に基づいた適切な対応が可能

相談の時期としては、住宅の設計段階から外構も一緒に考えることが理想的です。特に新築の場合は、建物の設計と並行して外構計画を進めることで、より調和のとれた住まいづくりが可能になります。

長く愛着を持って暮らせる外構のために

外構は一度作ったら終わりではなく、時間とともに成長し、変化していくものです。長く愛着を持って暮らすための考え方として:

  • 成長を楽しむ視点:特に植栽は時間とともに成長し、変化していく楽しみがあります
  • 適切なメンテナンス:定期的な手入れによって美しさを保ち、愛着も深まります
  • 柔軟な対応:家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、部分的な改修や追加も検討する
  • 季節の変化を楽しむ:四季の変化を感じられる要素を取り入れることで、長く飽きのこない外構に

動画でご紹介した施工事例も、これらの考え方に基づいて計画・実施されたものです。ぜひ参考にしていただき、ご自身の理想の外構づくりに活かしていただければと思います。

最後に

外構は住まいの価値を高める重要な投資です。初期費用だけでなく、長期的な視点で考えることが大切です。当社では、お客様一人ひとりのライフスタイルや敷地条件に合わせた、オーダーメイドの外構プランをご提案しています。

外構でお悩みの方、これから新築やリフォームを検討されている方は、ぜひ一度専門家に相談されることをおすすめします。私たち株式会社ノエルでは、愛知県一宮市、岐阜県を中心に、外構・エクステリアの設計施工を承っております。

今回ご紹介したYouTube動画のほかにも、様々な施工事例を公開していますので、ぜひチャンネル登録いただき、参考にしていただければ幸いです。